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最終更新日 2026年6月9日 13:10

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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1250

105A Dr.MOSによる超強力電源をミドルレンジ並の価格で実現。BIOSTARの最新フラッグシップ「Z790 VALKYRIE」

2023.02.02 更新

文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕

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ATX BIOSTAR Intel LGA1700 Z790 マザーボード 第13世代Intel Coreプロセッサ

「VALKYRIE AURORA Utility」のエコモードを試す

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「VALKYRIE AURORA Utility」の「GTタッチ」では、動作モードをリアルタイムに変更できる

BIOSTAR「VALKYRIE」シリーズ専用ユーティリティ「VALKYRIE AURORA Utility」には、「ノーマル/エコ/スポーツ」の3種類の動作モードをリアルタイムに変更することができる「GTタッチ」と呼ばれる機能が実装されている。「Z790 VALKYRIE」とCore i9-13900Kの組み合わせでは、もともとPower Limitが無制限に設定されているため、「ノーマル」と「スポーツ」では動作に違いはなかったが、「エコ」では、Pコアのクロックを制限することで消費電力を大幅に下げることができる。そこで「ノーマル」と「エコ」で、パフォーマンスにどのような影響があるのか確認してみることにした。

Z790 VALKYRIE Z790 VALKYRIE
「ノーマル」のシングルスレッド処理時のPコアは最高5.8GHz、Eコアは最高4.3GHzまでクロックが上昇 「ノーマル」のマルチスレッド処理時のPコアは5.2GHz前後、Eコアは4.2GHz前後で動作する
Z790 VALKYRIE Z790 VALKYRIE
「エコ」では、シングルスレッド(左)、マルチスレッド(右)ともPコアは2.2GHzから変化なし。一方、Eコアはいずれも4.3GHzまで上昇する

「HWiNFO64」で、「ノーマル」と「エコ」の挙動を確認したところ、Eコアの挙動にはほとんど変化なし。一方、Pコアは「ノーマル」ではシングルスレッド処理時は最高5.8GHz、マルチスレッド処理時でも5.2GHz前後まで上昇するのに対して、「エコ」ではベースクロックから変動することがなかった。このことから、「エコ」ではPコアをベースクロック動作に保つことで消費電力を抑えているようだ。

Z790 VALKYRIE
Z790 VALKYRIE
Z790 VALKYRIE

「CINEBENCH」系のベンチマークスコアを確認すると、マルチコアテストについてはEコアがかなり有効に働くこともあり、いずれのベンチマークでも7割前後で踏みとどまる。しかし、シングルコアテストについてはPコアのクロックが上がらない影響が大きく約3分の1までスコアが低下する。

Z790 VALKYRIE
Z790 VALKYRIE
Z790 VALKYRIE

続いてゲーム系のベンチマークを確認すると、GPUの負荷が大きい「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」では約7割前後と健闘しているが、「Rainbow Six Siege」では約6割、「ファイナルファンタジーXIV︓暁月のフィナーレ」では半分以下までスコアが低下し、やはりPコアのクロックが上がらない影響は大きい事がわかる。

Z790 VALKYRIE

Pコアクロックが上がらないため、シングルスレッド性能が重要になる処理ではパフォーマンスへの影響が大きい「エコ」だが、その分消費電力も「CINEBENCH R23」のマルチコアテストでは100W以上、「ファイナルファンタジーXIV︓暁月のフィナーレ」でも80W以上と大幅に低下している。モードの切替は再起動不要でシームレスに行うことができるため、利用シーンに合わせて使い分けるといいだろう。

「Z790 VALKYRIE」自慢の電源回路をチェック

Z790 VALKYRIE

テストセッションのラストは、「Z790 VALKYRIE」自慢の電源回路の能力を確認するため、「CINEBENCH R23:10 minutes(Test Throttling)」の負荷テストを試してみることにした。

Z790 VALKYRIE
Z790 VALKYRIE

テスト開始直後のPackage Powerは最高で270Wを超え。その後はCPUのPackage温度が100℃に達してしまうため、サーマルスロットリングが発生するものの、それでも240W~250Wを常に維持することができる。動作クロックもPコアが5.0~5.2GHz、Eコアが4.0~4.2GHzで、マルチコアスコアも単体ベンチマークとほぼ同等のレベルを維持することができていた。

Z790 VALKYRIE Z790 VALKYRIE
アイドル時のサーモグラフィ 高負荷時のサーモグラフィ

またMOSFETの温度を確認すると、ソケット周辺のエアフローが期待できないオールインワン型水冷ユニットを使用しているにも関わらず最高67℃で頭打ち。サーモグラフィでもヒートシンク全体の温度が上昇しており、うまく放熱されている様子が確認できる。

他社製品を圧倒するコストパフォーマンスが魅力の「Z790 VALKYRIE」

ハイエンドモデルでは10万円を超える製品もあるIntel Z790チップセットマザーボードにあって、フラッグシップながら6万円前後で購入できる「Z790 VALKYRIE」のコストパフォーマンスは群を抜いている。確かにThunderbolt 4やWi-Fiに非対応だったり、付属品が最低限だったりと、一部ではコスト削減の影響もある。

しかし、電源回路は他社のフラッグシップモデルと同様105A Dr.MOSを採用するほか、ヒートパイプで連結した大型のヒートシンクや、高品質な8層PCB、メタル製バックプレートなどを組み合わせることで、第13世代Intel Coreプロセッサの性能を存分に引き出すことができるよう設計されている。

Z790 VALKYRIE

もちろんPCI-Express 5.0に対応する拡張スロットやM.2スロット、最高7,200+MHzの高クロック動作をサポートするDDR5メモリスロットなど、最新インターフェイスへの対応も抜かりなし。さらに最長で5年間の長期保証も提供され、コストパフォーマンスに優れる製品ながら耐久性や信頼性を重視するユーザーも安心して使える製品だ。

協力:BIOSTAR Microtech International
株式会社アユート

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