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最終更新日 2026年7月29日 20:37

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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.851

シリーズ最高傑作。極まった左右分離メカニカル、MISTEL「Barocco MD770」を試す

2020.04.10 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕

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MISTEL キーボード

75%サイズに拡張されたレイアウト。自在のマクロ登録機能も魅力

md770_06_1024x768
一般的なキーボードとの比較で、いわゆる“75%サイズ”と呼ばれる配列を採用。シリーズで最も多くのキーを搭載している

段階的に搭載キーを増やしてきた「Barocco」シリーズだが、最新作の「Barocco MD770」は85キー英語配列を採用。矢印キーや一部の機能キーに加え、ファンクションキーも独立実装されるに至った。いわゆる75%タイプキーボードと呼ばれるレイアウトだ。Fnキーとの同時押しを要求される機会が減ったことで、少々のサイズアップと引き換えに、より使い勝手は向上している。

なお、キーピッチは一般的なフルキーボードと同じ19mmであり、コンパクトモデルにありがちな入力の窮屈さとは無縁だ。

md770_23_1024x768
左右ユニットの“分割ルール”は、直近のモデルである「Barocco MD650L」を踏襲。左ユニットは、「F6」および「6」~「B」のラインで分割されている
md770_14_1024x768 md770_22_1024x768
レイアウト上で最大のトピックは、最上段に追加されたファンクションキー(Fキー)。半角/全角切り替えに使用する「`」キーも独立実装された Windowsキーは任意で無効化することもできる
md770_18_1024x768
「F7」および「7」~「N」のラインで分割された右ユニット。マクロ登録などカスタマイズ用のキーやインジケータが集中している関係で、こちらが“親機”扱いになる
md770_15_1024x768 md770_16_1024x768
独立実装されている矢印キー。普段使いには、やはり矢印キーがあった方が便利だろう 特定キーとの同時押しによる機能拡張が可能な「Fn」キー
md770_17_1024x768
右端には、「Derete」や「Page Up/Down」キーなど主要な機能キーを固めて搭載。矢印キーの近くには、マクロ登録などに使用する「Pn」キーを備えている

コンパクトキーボードの例にもれず、「Barocco MD770」も「Fn」キーと特定キーを組み合わせた機能拡張に対応。マルチメディアキーや機能キー(「PrintScreen」や「Scroll Lock」など)の入力、さらに基礎配列の切り替え(QWERTY/Dvorak/Colemak配列)が可能だ。

さらにこれら“初期レイヤー”に加えて、マクロ登録用に3層のレイヤー「レイヤー1/レイヤー2/レイヤー3」設定を搭載している。「Pn」キーと指定のレイヤーキーを組み合わせ、ハードウェアの「マクロプログラミングエディットモード」を起動。ほぼすべてのキーを対象に任意のキーやマクロ機能を割り当てられる。

具体的な設定方法は「Barocco MD600」や「Barocco MD650L」における解説と同様だが、文字と文字の間にレイテンシ(15ms/0.1s/0.5s)を挿入することもできるなど、かなり高度なカスタマイズをハードウェアレベルで設定できる。

md770_13_1024x768 オンザフライのマクロ登録機能「マクロプログラミングエディットモード」を使用する際は、右上のインジケータの表示を見ながら設定を行う

鉄板のCHERRY MXスイッチ搭載。キーキャップは肉厚の2色成形

md770_25_1024x768
キースイッチはCHERRY MXを採用。編集部に届けられた評価機には、押下圧55cN(1cN=0.98g重)のタクタイルスイッチMX茶軸が搭載されていた

「Barocco MD770」が搭載するのは、メカニカルスイッチのベンチマーク的存在でもあるCHERRY MXスイッチだ。タクタイルタイプの茶軸(55cN)とクリア軸(65cN)、いわゆるClickyタイプの青軸(60cN)、リニアタイプの赤軸(45cN)と静音赤軸(45cN)をラインナップしている。

また、新たに設計されたという、2色成形のキーキャップも秀逸。耐摩耗性・電気特性に優れたPBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂を採用、キャップと文字部分で2色の樹脂を組み合わせている。物理的に摩耗で消えることがない上に、非常に肉厚で良質な打鍵感に一役買っている。

Barocco_MD770_04_1024x768 キャップと文字で2つの樹脂を使う、2色成形のキーキャップ。削っても“金太郎飴”のように文字が現れる仕様のため、長期間使用しても文字が消えることがない。コストのかかったプレミアムなキーキャップだ
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キーボード側コネクタはType-Cに統一。左右それぞれの単体接続も可能<
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