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最終更新日 2026年5月27日 21:00

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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.828

Ryzen 7とRadeon RX 5500Mを搭載した“7nmゲーミングノート”「Alpha 15」の実力とは

2020.02.10 更新

文:松野 将太/撮影:松枝 清顕

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AMD MSI ノートPC
7nmプロセス製造のAMD製GPUを採用した初のノートPCとして、“First 7nm Technology Gaming Laptop”のキャッチコピーを与えられたMSI「Alpha 15」。ディスプレイは15.6型フルHDで、CPUに第2世代のRyzen Mobile上位モデル「Ryzen 7 3750H」、GPUに「Radeon RX 5500M」を採用。この組み合わせのノートPCはそれほど多くないため、実際にどの程度のパフォーマンスを発揮できるか気になるユーザーも多いだろう。そこでエムエスアイコンピュータージャパン株式会社(本社:東京都台東区)より評価サンプルを借り受け、外観や実際のパフォーマンスを見ていこう。
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MSI「Alpha-15-A3DDK-006JP」 実勢価格140,000円前後(2020年2月現在)
製品情報(Micro-Star International)

FreeSyncにも対応の“純AMD”ノートPC

製品名から推察できるユーザーもいると思うが、「Alpha 15」は、これまでのMSIの製品シリーズに属さない完全新規のゲーミングノートPCだ。先に述べた通り、本製品のキャッチコピーは“First 7nm Technology Gaming Laptop”。7nmプロセスで製造された「Radeon RX 5500M」の搭載が初めてなのはもちろん、そもそもCPUとGPUにAMDの製品を搭載したノートPCは過去に例がない。そういった特徴を最大限にアピールする目的もあり、新たなシリーズが生み出されたことは想像に難くない。

alpha15_002_503x502 「CPU-Z」で取得した「Ryzen 7 3750H」のスペック。なお、この世代のRyzen Mobileは12nmプロセスで製造されている

同社製のノートPCはシリーズごとにスペック違いの複数モデルが展開されることも多いが、「Alpha 15」の場合、販売中の製品は「Alpha-15-A3DDK-006JP」の1モデルのみとなっている。CPUは「Zen+」アーキテクチャで製造された第2世代のRyzen Mobileプロセッサであり、ハイエンドノートPC向けに提供されるTDP35Wの「Ryzen 7 3750H」。4コア/8スレッドで定格クロックは2.3GHz、ブーストクロックは4.0GHzと、飛びぬけて性能が高いわけではないが、多くのPCゲームでパフォーマンスに影響が出やすいブーストクロックは比較的高めに設定されている。ちなみに内蔵GPUとして「Radeon RX Vega 10」を搭載している。

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「GPU-Z」で取得した「Radeon RX 5500M」のスペック。一部情報が正しく表示されていないが、ブーストクロックは最大1,645MHzであることが確認できる

そしてディスクリートGPUである「Radeon RX 5500M」のスペックは、演算ユニット数は22基、ストリーミングプロセッサー数は1,408基で、ブースト時の最大クロックは1,645MHz、ピーク時の単精度浮動小数点演算性能は4.63TFLOPs。同じシリーズのデスクトップPC向けGPU「Radeon RX 5500 XT」の単精度浮動小数点演算性能が5.2TFLOPsであり、ターゲットとなるゲーム解像度がフルHDであることを考慮に入れれば、若干パワーダウンしたRadeon RX 5500Mは、フルHD解像度のPCゲームで、画質調整をしつつフレームレートを確保していくような運用がメインになる。すべてのゲームでリッチなグラフィックスを体験するのは難しいが、比較的安価なゲーミングPCの選択肢が欲しい、というユーザーに刺さるGPUと言えるだろう。

ディスプレイは15.6型フルHD液晶で、リフレッシュレートは最大120Hz対応。GPUスペックを考えれば十分なフレームレートに対応でき、ディスプレイ同期技術「FreeSync」もサポートするため、比較的負荷の軽いゲームタイトルでは快適動作が見込める。なお、パネルはゲーミング製品らしく反射の少ないノングレア仕様で、上辺と左右辺のベゼルを狭めた狭額縁デザインにより没入感を高めている。

メモリ容量は16GB(DDR4-2666、8GB×2)、ストレージ容量は512GB M.2 SSD。映像出力はMini DisplayPort、HDMIの2系統を備え、「Killer Ethernet E2600」ギガビット有線LANおよび「Killer Control Center」によるゲーム帯域の最適化などにも対応する。本体サイズは幅357.7mm、奥行き248mm、高さ27.5mm、重量は2.3kgとそれなりに存在感があり、バッテリー駆動時間は最大5時間(JEITA2.0)と長くないため、基本的には自宅などに据え置くノートPCとして運用することになりそうだ。

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MSIの独自ユーティリティ「Dragon Center 2.0」。特定のゲームプレイ時の動作を最適化する「Gaming Mode」や、クリエイティブ系アプリの最適化を行う「Cretor Mode」の有効/無効化が可能。加えて、ハードウェアの簡易モニタリング機能やパフォーマンスモードの切り替えに対応する

MSIのノートPCではおなじみとも言える、アプリの最適化ユーティリティ「Dragon Center 2.0」ももちろん利用可能。対応ゲームソフトは「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」「CS:GO」「Dota 2」など競技系タイトルを中心に数タイトルが用意されており、これらをプレイする際は有効化しておきたい。加えてクリエイター向けアプリの最適化に対応する「Creator Mode」や、簡易モニタリング、電源プランの変更など、幅広い設定を利用できる。工場出荷状態でタスクバーにアイコンが用意されているため、手軽にアクセスできるのも魅力だ。

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