エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.776
2019.09.21 更新
文:松野 将太
続いて、ストレージのベンチマーク結果を見てみよう。テストには「CrystalDiskMark 6.0.2」を使い、SSDとHDDの速度を確認している。なお、データサイズは1/4/8/16/32GiBの5種類を選択した。
【1GiB】 | 【4GiB】 |
【8GiB】 | 【16GiB】 |
【32GiB】 |
【1GiB】 | 【4GiB】 |
【8GiB】 | 【16GiB】 |
【32GiB】 |
SSDとHDDの性能差については今さら多くを語るまでもないと思うが、データ転送の性能ではSSDが圧倒的な優位性を誇る。筆者はこの検証で久しぶりにHDD搭載のノートPCを触ったが、どんな作業をするにも若干のタイムラグが発生する上、読み書きの作業に伴うシーク音がかなり耳につき、大いにストレスを感じた。もしもHDD搭載ノートPCを利用しているのであれば、SSD搭載機に移行するだけでも、快適さは驚くほど上がるはずだ。
一通り性能を見てきたところで、それぞれのPCの冷却性能をチェックしてみよう。計測には「HWiNFO 64」を使用し、起動後10分間なにもせず安定した値を「アイドル時」、「3DMark」の「Night Raid Stress test」を実行中の最高値を「高負荷時」として採用している。
アイドル時と高負荷時、ともに高性能な「IdeaPad 330」のほうが温度が低い結果となった。これだけの性能を発揮しつつ、高負荷時でもGPU温度を70℃以下で抑えられているのは優秀だ。PCの冷却性能に関しては各メーカーの設計や設定も影響してくるが、長い期間使用したノートPCはゴミやホコリによるファンの目詰まりなどにより高温化しやすい。比較機は高負荷時に大きく温度が上昇しており、そうした影響を多少受けている可能性がある。