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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.684

第2世代Ryzen Threadripper WXシリーズのための究極モデル、MSI「MEG X399 CREATION」

2018.09.13 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹

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AMD MSI Ryzen Threadripper マザーボード

圧倒的な冷却性能を誇る「M.2 Shield FROZR」

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大型のオリジナルヒートシンク「M.2 Shield FROZR」の冷却性能をチェックする

ハイエンドマザーボードではすでに標準装備になった感のあるオリジナルM.2ヒートシンク。「MEG X399 CREATION」でも、3スロットすべて(2スロット分は兼用)に大型のオリジナルヒートシンク「M.2 Shield FROZR」を搭載する。そこで、本項ではその気になる冷却性能を「CrystalDiskMark 6.0.1」を使いチェックしてみることにしよう。テストはデータサイズ1G、テスト回数5回のベンチマークを3回連続で実施。その時の温度推移と転送速度を「HWiNFO64」で計測した。なお検証用のSSDにはIntel「600p」シリーズの256GBモデル「SSDPEKKW256G7X1」を使用している。

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「M.2 Shield FROZR」未使用時の「CrystalDiskMark 6.0.1」スコア 「M.2 Shield FROZR」使用時の「CrystalDiskMark 6.0.1」スコア

ヒートシンクがない状態では、テストを開始すると一気に温度が上昇し、最高76℃を記録。サーマルスロットリングによってそれ以上温度が上がることはないが、シーケンシャル読込は1,200MB/sec弱まで低下する。しかし「M.2 Shield FROZR」を装着すると温度上昇が緩やかになり最高でも48℃で頭打ちになった。その差は実に28℃もあり効果は絶大、もちろんサーマルスロットリングも完全に抑えることに成功した。

megx399cre_304_640x480 megx399cre_305_640x480
「M.2 Shield FROZR」未使用時のサーモグラフィー結果(アイドル時) 「M.2 Shield FROZR」未使用時のサーモグラフィー結果(高負荷時)
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「M.2 Shield FROZR」使用時のサーモグラフィー結果(アイドル時) 「M.2 Shield FROZR」使用時のサーモグラフィー結果(高負荷時)

「M.2 XPANDER-AERO」によるRAID環境を試す

megx399cre_902_1024x768

続いて「M.2 XPANDER-AERO」を使ったRAID環境の構築を試してみることにしよう。4本のPCI-Express3.0(x16)スロットのうち、x4/x4/x4/x4のレーン分割に対応するのは最上段の「PCIe Slot1」と上から3段目の「PCIe Slot4」(PCI-Express2.0(x1)を含めると4段目)のみ。その他の2本はx8、x4/x4のみの構成になるため、使用できない点には注意が必要だ。

megx399cre_401_1024x768a megx399cre_402_1024x768a
「M.2 XPANDER-AERO」を使うにはPCI-Express3.0(x16)をx4/x4/x4/x4(画像左)に分割する必要があるため、x8、x4/x4(画像右)にしか対応しない「PCIe Slot3」と「PCIe Slot5」は使用できない
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今回は起動ドライブを別途用意し、「AMD RAIDXpert2」を使いRAIDを構築した
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シングルドライブの「CrystalDiskMark 6.0.1」スコア RAID 0(2台)の「CrystalDiskMark 6.0.1」スコア
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RAID 0(3台)の「CrystalDiskMark 6.0.1」スコア RAID 0(4台)の「CrystalDiskMark 6.0.1」スコア
megx399cre_408_602x548 RAID 10(4台)の「CrystalDiskMark 6.0.1」スコア

今回はIntel「600p」シリーズの256GBモデル「SSDPEKKW256G7X1」×3とSamsung「SM951-NVMe」シリーズの256GBモデル「MZVPV256HDGL-00000」×1の変則的な構成だが問題なくRAIDを構築することができた。転送速度もリニアに上昇し、4台のRAID 0では、読込は約3.6倍の5,639MB/sec、書込は約3.9倍の2,266MB/secを記録した。またSSDを4台まで増設できることから、RAID 0とRAID 1を組み合わせ冗長性と高速化を両立したRAID 10の構築にも対応する。

クアッドチャネルの高速メモリで広大な帯域幅を実現

megx399cre_904_1024x768
第2世代Ryzen Threadripperではメモリクロックが2,666MHzから2,933MHzに向上しており、さらに帯域幅が広がっている

第2世代Ryzen Threadripperの魅力の1つに、クアッドチャネルと高速メモリによる広大なメモリ帯域がある。そこで、今回は「Sandra 2018」の「メモリの帯域」を使い、実際にどの程度のメモリ帯域を実現できるのかチェックしてみることにしよう。なおメモリクロックは2,133MHz、2,933MHz、3,200MHzの3段階でテストを行った。

megx399cre_501_626x613 megx399cre_502_626x613
一般的なDDR4メモリでは最も低クロックな2,133MHz。Skylake世代のPCでは未だに現役だ Ryzen Threadripperの定格最高となる2,933MHz動作
megx399cre_503_626x613 こちらはオーバークロック動作となる3,200MHz
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2,133MHzと2,933MHzの差は約25%、2,933MHzと3,200MHzでも約4%の差がつきメモリクロックの帯域幅への影響はかなり大きいことがわかる。マルチスレッド処理ではメモリの帯域幅がボトルネックになりやすいことを考えれば、第2世代Ryzen Threadripperを使うならメモリクロックにもぜひこだわりたい。

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「Game Boost」による簡易チューニングを試す
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