エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.448
2015.10.22 更新
文:GDM編集部 池西 樹
「AS SSD Benchmark 1.8.5636.37293:Compression-Benchmark」では、やや気になる挙動を示した「Canvas SC300」シリーズ。続いて「CrystalDiskMark 5.0.2」でも、圧縮率の影響を確認していこう。なお計測ではデータサイズを1GiBに固定。データ形式は圧縮率の低い「デフォルト (ランダム)」と圧縮率の高い「All 0×00 (0Fill)」を選択している。
【デフォルト (ランダム)】 | 【All 0×00 (0Fill)】 |
「CrystalDiskMark 5.0.2」では、シーケンシャル・ランダムともスコアに有意な違いは見られず、「AS SSD Benchmark 1.8.5636.37293:Compression-Benchmark」のスコアは特有のものと考えて良さそうだ。なお圧縮率の影響が見られないことから、以後のベンチマークは、テストデータ「デフォルト(ランダム)」のみに絞って行うことにした。
ここからは、データサイズによるパフォーマンスの違いと、ランダムアクセスの最高値を中心に「CrystalDiskMark 5.0.2」のスコアをチェックしていこう。データサイズは50MiB~32GiBまで、用意されている9つすべてのプリセットで測定を行っている。
【50MiB】 | 【100MiB】 |
【500MiB】 | 【1GiB】 |
【2GiB】 | 【4GiB】 |
【8GiB】 | 【16GiB】 |
【32GiB】 | |
4Kランダムアクセススコアの最大値(IOPS) | |
4K QD32T1ランダムアクセススコアの最大値(IOPS) |
シーケンシャルアクセスは読込最高563MB/secで、公称値を約30MB/sec上回る上々の結果。書込も214MB/secで、一般的な運用であれば何ら問題ないスコア。またランダムアクセスを確認すると、4Kは読込最高34MB/sec、書込最高121MB/sec、4K QD32T1は読込最高360MB/sec、書込最高214MB/secを計測。IOPSに換算すると4K QD32T1はそれぞれ約87,800 IOPSと約52,000 IOPSで、シーケンシャル・ランダムともすべてのベンチマークで公称値を超えている点は評価できるポイントだ。