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最終更新日 2026年6月13日 0:08

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エルミタ的業界インタビュー「オピニオン」 Vol.23

新製品の投入は最優先。Thermaltake担当者にアレコレ聞いた日本市場への取り組み

2015.05.07 更新

文:GDM編集部 Tawashi

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Thermaltake
  • Ian氏:
    来日のもうひとつの目的は、各ショップバイヤーやスタッフとの意見交換です。製品を販売しているのはショップのスタッフですから、彼らの意見は商品開発にたいへん役立ちます。自分は営業とマーケティングが担当ですが、商品開発にも携わるプロダクトマネージャーのような業務もやっています。それらの意見を本社へフィードバックします。
  • 編集部:
    実際に反映された製品はありますか。
  • Ian氏:
    昨年の「COMPUTEX TAIPEI」で公開した、Socket AM1対応のCPUクーラー「MeOrb II」(型番:CL-P004-AL08BL)は、完全に日本市場からの要望で製品化したモデルです。また、小型のCube型PCケース「Core V1」(型番:CA-1B8-00S1WN-00)や、最近ではメタルキーキャップ「METALCAPS」シリーズも日本市場を意識した製品ですね。
日本市場のリクエストにより製品化が実現したSocket AM1対応を謳うロープロファイルCPUクーラー「MeOrb II」 2014年の夏に登場した税抜4,000円台のCube型Mini-ITXケース「Core V1」の大ヒットは、未だ記憶に新しい
  • 遠藤氏:
    メタルキーキャップについて補足すると、そもそものきっかけは、昨年の「COMPUTEX TAIPEI」でサンプルを見せてもらったのが始まりです。「これは売れるだろう」という話になり、カラーを限定して販売したところ大当たりした。その後はご存知の通り、さまざまなバリエーションモデルが出たほか、他社さんも一斉に参入してきましたね。
ゲーミングブランド「Tt eSPORTS」から発売された、メタルキーキャップ「METALCAPS」シリーズ。発売時は、入荷と完売を繰り返すなど、キーキャップブームの立役者的存在になった。アキバスタッフにも愛用者が多い
  • Ian氏:
    Thermaltakeは、台湾本社だけで約200人が在籍している会社ですが、日本市場を自分以上に知っている人間はいません。自分がアピールすることで、会社も以前に比べてずっと日本市場の事を理解できるようになってきました。
  • 編集部:
    Thermaltakeは世界中で製品を販売していますが、好調な国はどこでしょうか。
  • Ian氏:
    昔から一番売れているのがアメリカ。次がロシアという状況が続いていましたが、この1年は経済状況の悪化で売り上げが落ちています。あとはドイツ、オーストラリアが続くといった感じでしょうか。アジアでは、本社のある台湾が好調、特にゲーミングブランド「Tt eSPORTS」関連製品の人気が高いですね。
  • 編集部:
    各国で売れ筋のモデルに違いはありますか。例えばPCケースではどうでしょう。
  • Ian氏:
    これは顕著です。アメリカでは「Core」シリーズの中でも、一番人気は大型Cube型PCケース「Core X9」(型番:CA‐1D8‐00F1WN‐00)です。一時は在庫切れで、入手できないとクレームが来るほどの人気でしたね。担当者に聞いたところによると、アメリカの人にとっては「Core X9」も特に大きいとは感じないそうです(笑)。
「Core X9」を大きくないと言い切るとは、さすがアメリカ。ちなみに、燃えるように赤く光る120mm口径ファン22個から生まれる大風量は、冬場の作業だけに撮影担当者泣かせのレビューとなった
  • 編集部:
    日本市場でヒットしたケースは?
  • Ian氏:
    「Core」シリーズでいえば、これはもう小型のCube型PCケース「Core V1」(型番:CA-1B8-00S1WN-00)でしょう。また「Core X」シリーズでは、MicroATX対応Cube型ケース「Core V21」(型番:CA-1D5-00S1WN-00)です。ただ世界的にヒットしたモデルとなると、E-ATX対応のミドルタワーPCケース「Core V51」(型番:CA-1C6-00M1WN-00)になりますね。
スタック出来る点が話題となったMicroATX対応Cube型ケース「Core V21」。単体のケースとしても拡張性は十分で人気のモデルだ
  • 編集部:
    日本をよく知るIanさんから見ても、やはり日本市場は特別なイメージでしょうか。
  • Ian氏:
    日本の自作ユーザーは、製品の事を本当によく知っていると思います。「製品」と「情報」が集まるアキバという特殊な環境がある事が大きい。実に豊富で多彩な製品をじっくり比較検討する事ができますよね。ショップスタッフのスキルも高いので、他の国のユーザーなら気にしないような、ちょっとした仕様の違いが売り上げを左右する事もあると考えています。
  • 編集部:
    普段は台湾にいて、日本の自作市場のトレンドはどのように掴んでいるのでしょうか。
  • Ian氏:
    まずはメディアが掲載する記事は、全て目を通すようにしています。メディアが面白いと記事で取り上げた製品は、当然ユーザーも反応しているはずです。その後、日本へ来た際にショップスタッフに話を聞く。もちろん、面白いから売れるというわけではありません。でも「面白い」製品であれば、バイヤーは扱ってくれます。日本では「大きすぎる」と言われた「Core X9」も、面白いから扱ってくれる。その結果、大ヒットとは行きませんが、予想以上の販売実績を残しています。
ショップによっては「Core X」シリーズ全てを展示する場合も。最上位モデル「Core X9」を、発売直後に購入していくユーザーの姿も確認できた
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製品の開発には社長自らが参加
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