エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.404
2015.03.28 更新
文:GDM編集部 Tawashi
オーディオ回路はASRockではおなじみの「Purity Sound™ 2」を採用。SN比115dBのRealtek製DAC「ALC1150」や、Texas Instruments製オペアンプ「NE5532」、そしてリーク電流10μAのニチコン「Fine Gold」シリーズコンデンサを組み合わせた7.1ch HDオーディオを搭載し、ノイズレベルが非常に低く抑えられている。
分離基板で構成される「Purity Sound™ 2」。Realtek製DAC「ALC1150」には、EMIシールドが装備されている | リーク電流10μAのニチコン「Fine Gold」シリーズ。横にはTexas Instruments製オペアンプ「NE5532」が2基搭載されている |
バックパネルインターフェイスはUSB3.0×4、USB2.0×4、eSATA×1、音声入出力×5、光オーディオ端子×1、10ギガビットLAN×2、ギガビットLAN×2。またオーバークロック設定時に便利な、「CMOS Clear」ボタンも用意されている。
バックパネルインターフェイス。右寄りに並んで配置されるRJ-45×2が10ギガビットLAN、左寄りのUSB3.0を挟んで配置されるRJ-45×2がギガビットLAN |
10ギガビットLANコントローラ、Intel「X540」。2ポートの10ギガビットLANを提供する |
「X99 WS-E/10G」最大の特徴は、何と言ってもIntel「X540」によりデュアル実装された10ギガビットLANポートの存在だ。対応機器が高価なこともあり、まだまだ一般的ではないが、データの大容量化が進む中、少しでもネットワークを高速化したいという人にとっては魅力的な存在だろう。そんなニーズに応えるべく、秋葉原のパーツショップでも「X99 WS-E/10G」と併せて運用できる10ギガビット対応機器は販売されている。
また下位互換性が維持されているため、10ギガビットLANを当面導入する予定のないユーザーは、標準的なギガビットLANポートとして利用できるのも嬉しい仕様。さらに「X99 WS-E/10G」のネットワークポートは、いずれもIntel製コントローラで増設されているため、4ポートをまとめて運用するチーミング構成にも対応する。
ギガビットLANコントローラはIntel「I210AT」がサポートする | |
10ギガビットLANはIntel「X540」、ギガビットLANはIntel「I210AT」でサポートされており、4ポートを1つに束ねるチーミング構成にも対応する |