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最終更新日 2026年6月6日 0:03

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エルミタ的業界インタビュー「オピニオン」 Vol.20

CORSAIR製PCケース生みの親、本社PMが語る新モデル開発秘話と日本市場

2014.08.15 更新

文:GDM編集部 Tawashi

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  • 編集部:
    ズバリ「Carbide Air 240」のコンセプトとは?
  • George氏:
    MicroATX対応の小型モデルですが、パフォーマンスを犠牲にしない点です。グラフィックスカードを複数搭載したSLIも可能ですし、オールインワンタイプの水冷キットも装着できます。
  • 編集部:
    サイズやデザインは日本市場でもウケそうです。MicroATXケースとしては非常に小型ですね。
  • George氏:
    対応するフォームファクタは異なりますが、同じレイアウトの「Carbide Air 540」から、48%の小型化に成功しました。Mini-ITXサイズのマザーボードなら、グラフィックスカード用の「Hydro Series HG10」とCPUの水冷キットをダブルで搭載させることも可能です。
     また、ワールドワイド向けのモデルということで筺体素材はスチールやラバー、プラスチックを採用していますが、日本のような外観デザインを重視する市場向けに、アルミフェイスモデルの提供も真剣に考えています。
昨年発売のヒット作「Carbide Air 540」との比較。小型化に加え低価格化にも成功している
  • 編集部:
    ちょうど1年前の「COMPUTEX TAIPEI 2013」で公開されたのが「Carbide Air 540」でした。そして今年は「Carbide Air 240」です。その間1年ありますが、どのあたりで「Carbide Air 240」の開発がスタートしたのですか?
  • George氏:
    たしか2013年の9月でした。ちょうど「Carbide Air 540」をリリースして2~3カ月が経ち、ユーザーからの要望が各国のブランチからフィードバックされて来る時期です。一番のリクエストはもっと小さいモデルが欲しい。それから横に倒して使いたい、といったものでした。
  • 編集部:
    こうなると皆が期待していると思いますが、Mini-ITX対応モデルも・・・。
  • George氏:
    もちろん。無事「Carbide Air 240」を発売したあと、2~3カ月ほど市場の反応を見て考えますよ(笑)。
フロント中央のCORSAIRロゴは、ケースの置き方によって向きを変更することができる
  • 編集部:
    「Carbide Air 240」のように派生モデルが発売されるというのは、最初に出た「Carbide Air 540」がヒットしたからでしょうか。
  • George氏:
    はい、大変成功したモデルになりました。実のところ、特殊なデザインだったのでニッチマーケット向けかと思っていました。ところが、最終的には当初の予定生産台数の4倍を出荷することができました。
  • 編集部:
    「Carbide Air 540」も「Carbide Air 240」も、最大のポイントはマザーボードトレイを中心に左右に分かれた「デュアルチャンバー」構造です。今年のCOMPUTEXでは、他社メーカーのケースでも似たような構造がいくつか見られました。そもそも、あのような発想がどこから出るのかを教えてください。
  • George氏:
    「Carbide Air 540」をなぜ作ろうと思ったのか。それは、PCケースにとってベストなクーリングとは何なのか?と考えたからです。そこで、まずは当時冷却性能に定評があった、Cooler Masterの「HAF X」とSilverStoneの「Fortress SST-FT02B-W」を購入し、隅々まで研究をしました。その結果、いろいろ面白いことが分りました。ひとつの結論として、昨今のハイエンドPCでは、グラフィックスカードの冷却がやはりキーポイントだろうということです。
  • 編集部:
    どうしても、ハイエンドGPU搭載モデルは熱いですからね。
  • George氏:
    はい、こればかりは仕方がありません。ならば効率的に冷却すればいい。グラフィックスカードになるべく近い位置で、ファンからのエアーを当てる。それもHDDシャドウベイのような遮るものはなるべく無くしたいわけです。まずはそこがベースで、あとは熱源となるもの。マザーボードやCPUですね。これらのパーツと、電源ユニットやストレージ類を分けたらどうか、というのが「デュアルチャンバー」構造の始まりです。今考えると当たり前とも言えるのですが、非常に効率的な冷却ソリューションのひとつであるのは確かです。予想通り、その後のテスト結果も良好でしたので、そのまま一気に製品化が決まりました。
「Carbide Air 540」のエアフローイメージ。「Carbide Air 240」の基本コンセプトも同じだ
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PCケースのアイデアはどんな時に生まれるのか
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