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最終更新日 2021年1月18日 0:00

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エルミタ的業界インタビュー「オピニオン」 Vol.16

10周年を迎えた国内PCパーツメーカーの老舗サイズ、そのモノづくりへのこだわりに迫る

2013.10.22 更新

文:GDM編集部 Tawashi / 池西 樹

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ヒートパイプダイレクトタッチに対するサイズの考え

  • 編集部:
    サイズオリジナルCPUクーラーでは採用されていない、ヒートパイプダイレクトタッチについての見解を聞かせてください。
  • 渡辺氏:
    そうですね。サイズ製品としては今のところ出る予定はありません。
  • 編集部:
    理由はなんでしょう。
  • 杉田氏:
    これは私自身がラボで検証した結果ですが、Aというヒートパイプダイレクトタッチ式のCPUクーラー(某大手メーカーのヒットモデル)をテストしたところ、Sandy Bridgeを4.4GHzにオーバークロックした場合の温度は約70℃。まぁこんなものだろうと次に4.6GHzまで上げる。すると約90℃まで一気に温度が上昇しました。オーバーヒート寸前ですね。
     経験上、私のテスト環境では、冷えるとされるCPUクーラーは4.4GHzから4.6GHzまで上げた場合に、おおよそどのモデルでも約10℃の温度上昇に抑えられています。それがヒートパイプダイレクトタッチ式のCPUクーラーでは、Aに限らず“ヘロヘロ”になってしまう。つまり、中級から上級のオーバークロックにはまったく向いていない方式と言えます。そのため、弊社の主力製品では選択肢としてまずありません。
「虎徹」の受熱ベース部分。ヒートパイプダイレクトタッチ式ではなく、肉厚の受熱ベースプレートを採用する。この部分の工作精度が悪ければ、冷却性能を十分に発揮することはできない
  • 編集部:
    サイズとしての見解では、ヒートパイプダイレクトタッチは冷えないという結論でいいでしょうか。
  • 渡辺氏:
    結論から言えばそうなります。正確には、ある一定以上の冷却性能が出ないということでしょうか。ハッキリとした理由は社内でも見解が分かれるところです。杉田は「ヒートパイプを平坦に加工するのが良くない」という意見。私は他にもベースとの接着方法やヒートパイプそのものの選択等、さまざまな要因があるのではないかと考えています。不思議ですよね。初めて目にした時は「なんて革新的な方法なんだ」と思いましたから。でも冷えない。奥が深いです。
  • 杉田氏:
    もうひとつ分かりやすいお話をしましょう。各社が力を入れているハイエンド製品ですが、実際にヒートパイプダイレクトタッチを採用しているモデルはないですよね。
  • 編集部:
    言われてみればそうですね。各社ともヒートパイプダイレクトタッチの限界を分かっているのでしょうか。
こちらは「ASHURA SHADOW」の受熱ベース部分。こちらも肉厚の受熱ベースプレートを採用。CPUクーラーの善し悪しを決める、要となる部分だ
  • 杉田氏:
    それは分かりませんが、市場のターゲットによって使い分けはしていると思います。なにより、ヒートパイプダイレクトタッチの製品は受熱ベースも薄くて済みますから、コストも安くなります。
     あとは使い手の判断だと思います。常用レベルであればヒートパイプダイレクトタッチ式のCPUクーラーでも問題はありませんから。オーバークロックもしないというのであれば、安い製品が多いので選択するのもアリでしょう。
  • 渡辺氏:
    私もまったく否定はしません。弊社も代理店としてヒートパイプダイレクトタッチ式のCPUクーラーを取り扱う場合もありますから。好みの問題ですね。
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