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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.242

使い勝手で選ぶ新世代のグレートスタンダードマザー、ASRock「Z87 Extreme4」

2013.06.16 更新

文:GDM編集部 絵踏 一

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 6月2日の解禁から怒涛のCOMPUTEXを経て、いよいよHaswell時代が本格的に幕を開けた。ソケット形状の変更を伴う新たな変革期とあって、マザーボードメーカー各社も解禁に合わせ込んで多数の製品群をリリース。数々の新機能を携えた魅力的なモデルがひしめく中、よりどりみどりのマザーボード選びは新たな悩みの種になっている。
 そんな中にあって、新たな定番モデルとなりそうな製品がこの「Z87 Extreme4」だ。ASRockが展開する、最も売れ筋な「Extreme 4」型番を受け継いだメインストリームモデル。キーワードは、ユーザー志向の開発から生まれた新コンセプト「A-STYLE」だ。
Z87 Extreme4
ASRock「Z87 Extreme4」
製品情報(マスタードシード株式会社)(ASRock)

より快適にPCと付き合おう。新コンセプト「A-STYLE」

Haswell解禁と同時に数々のマザーボードがデビューを飾った中で、ASRockが新たな武器として掲げるのが新レーベル「A-STYLE」だ。解禁に先立って行われた新マザーボード発表会でのお披露目もまだ記憶に新しいが、ズバリそのコンセプトとは「PCライフをより快適に」というユーザー志向の目線。パフォーマンス至上主義から一歩抜け出し、日常でPCを使う上での利便性向上が図られている。

Z87 Extreme4
パフォーマンスのみを追い求めるのは他シリーズで。日々の快適な使い心地にフォーカスした、新レーベル「A-STYLE」がデビューした

その着想から得られた機能の一つに、モバイルデバイスとの連携がある。スマートフォンやタブレットといったデバイスが身近になっている現状に着目、「Home Cloud」や「HDMI-In」といった新機能が盛り込まれた。
 「Home Clould」は「A-STYLE」マザーが標準で搭載するIntel製ギガビットLANチップを利用し、ネットワーク経由でモバイル端末からの電源ON・OFF、遠隔操作を可能にする機能。これによりPCに保存しているデータやメディアファイルにどこからでも自由にアクセスできるようになり、気軽にPCをメディアサーバーとして利用できる。ただしWindows 7とIntelチップの組み合わせでは起動に対応しないため、フル活用を考えるならOSはWindows 8を選びたい。また、「Splashtop 2」など対応アプリによっては、サブスクリプション制の機能を開放することでさらに便利に活用できる場合もある。
 もう一方の「HDMI-In」は、スマートフォンやタブレット、ゲーム機などの画面をパススルー表示できるHDMI入力端子だ。PCをセレクターのように使うことも可能で、ディスプレイにHDMI端子が1系統しかない場合でもホットキー操作で出力映像を手軽に切替えられる。さらにこの機能は、PCを立ち上げていなくても利用できるのが嬉しい。

Z87 Extreme4
PCを手軽にメディアサーバーとして利用できる「Home Clould」。ネットワーク経由での電源ON/OFF、データ共有を可能にする

また、PC環境をリッチにしてくれるサウンド機能も抜かりなし。SN比115dBのRealtek製ローノイズDAC「ALC1150」とTexas Instruments製高精度オペアンプ「NE5532」で構成される、「Purity Sound」を新たに搭載した。既存のオーディオチップ+コンデンサの組み合わせよりロスが少なく、繊細で歪みのない、低音豊かな再生能力を実現する。加えてフロントオーディオ用には専用のヘッドセットアンプを実装することで、600Ωのハイインピーダンスヘッドフォンに対応した。

Z87 Extreme4
オーディオ環境のアップグレードも快適なPCライフのキーワード。低ノイズな高品質DAC&オペアンプに加え、ヘッドホン専用アンプを実装した「Purity Sound」も魅力のひとつだ

売れ筋モデルの看板を背負う新たな定番候補「Z87 Extreme4」

さて前置きが長くなってしまったが、「A-STYLE」レーベルに属する「Z87 Extreme4」は、ASRockが展開するIntel Z87 Express搭載マザーボードのメインストリームモデル。「Extreme4」のモデルナンバーを受け継ぐ、シリーズ中最も売れ筋になるであろう製品だ。

Z87 Extreme4
引き締まったブラックに金色の「Premium Gold Caps」が映える「Z87 Extreme4」。質実剛健にして、使い勝手の良さを追求した新たな定番候補のマザーボードだ
Z87 Extreme4 基板を裏返してみる。チップなどコンポーネント類は搭載されず、シンプルな外観だ

電源周りにデジタル制御の「Digi Power」を採用し、12フェーズデザインの電源回路により安定動作を実現。ミドルレンジを意識したモデルながら、オーバークロックにも柔軟に対応できる。長寿命な「Premium Gold Caps」をはじめ搭載コンポーネントにもしっかりコストがかけられ、安定動作の点では申し分ない。
 一方で拡張性にも優れ、SATA3.0(6Gbps)とUSB3.0ポートをそれぞれ8基実装。拡張スロットはPCI-Express3.0(x16)×3(x16、x8/x8、x8/x4/x4)、PCI-Express2.0(x1)×2、PCI×2を備え、マルチグラフィックスはNVIDIA SLIとAMD CrossFire Xに両対応する。メモリスロットは4基で、最大2,933MHzの高クロック動作もサポート。幅広いニーズを吸収できる、全方位にソツのない構成に仕上げられた。

また、Intel 8シリーズマザーの中で「Windows 8認証」を世界で初めて取得しただけに、Windows 8とのマッチングは完璧。コールドブートから1.5秒以下のログオンを謳う「Fast Boot」にも対応するなど、新世代のマザーボードに相応しい機能の数々が盛り込まれている。

Z87 Extreme4

Z87 Extreme4
「A-STYLE」のロゴが大きく描かれたパッケージ。外形寸法は実測値でW355×D300×H70mmだ
Z87 Extreme4 Z87 Extreme4
背面には、ユーザビリティに優れた「A-STYLE」をはじめとする機能の数々が解説されている。付属品はSATAケーブル、ドライバCD、SLIブリッジ、マニュアルなど
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ハイエンド並の安定供給を誇るデジタル制御の12フェーズ電源
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