ショップ公認 hermitage akihabara since1997 ショップ公認 hermitage akihabara since1997

最終更新日 2025年5月19日 19:04

  • レビュー
  • エルミタ取材班
  • 自作PCパーツ
  • PC・ノート・BTO
  • モバイル
  • 告知・キャンペーン
  • 特価品情報
  • アキバ価格表
  • データベース
  • SHOPリスト
  • AMD
  • MSI
  • Thermaltake
  • サイコム
  • CFD
  • ASUS
  • GIGABYTE
  • ツクモ
  • アーク
  • Crucial
  • CORSAIR
  • Fractal Design
  • Cooler Master
  • DeepCool
  • Team
  • ASRock
  • Antec
  • アキバの食
  • 街ネタ
  • コレオシ
  • 中島さん
  • PCケース
  • 新着記事

トップ > レビュー > 一点突破

絵踏一のKeyboard一点突破 Vol.2

良いメカキーは音も楽しむ。“BigFoot”DELL「MODEL 101」で堪能するALPS軸の調べ

2013.01.01 更新

文:GDM編集部 絵踏 一

  • rss
  • Twitter
  • Facebook
  • hatena
  • pocket
 2回目となる「絵踏一のKeyboard一点突破」の主役は、ズバリメカニカルキーボード。その中でもヴィンテージマニアの大好物にして巨大な外観から“BigFoot”の愛称で親しまれているシリーズより、DELL「MODEL 101」をチョイスした。搭載するアルプススイッチの打鍵感と生み出される打鍵音がとにかく美味、ぜひ一度は試してほしい秀逸な“鍵盤”だ。
MODEL 101
DELL「MODEL 101」 発売時期:1980年代後半

一時代を築いた世界最高峰の国産メカニカルスイッチALPS軸

MODEL 101 「ALPS」の刻印が刻まれたメカニカルスイッチ“ALPS軸”。最盛期は世界のメカニカルスイッチ市場のほとんどを支配していた

まずはこのDELL「MODEL 101」にも採用されている、アルプススイッチについて軽く触れておきたい。そもそもアルプススイッチとは、その名の通りアルプス電気株式会社(本社:東京都大田区)製のキーボードスイッチのこと。キャリアの長い人なら必ず一度は触れたことがあるはずのメカニカルスイッチで、“ALPS軸”と通称されることもある。生産当時の国内外における評価や、キーボードのOEM生産におけるシェアは極めて高く、従来メカニカルスイッチの権威といえばアルプススイッチを指していた。
 スイッチのラインナップが豊富なことも特徴で、ガチャガチャという打鍵音が懐かしい白軸を始め、黒軸、青軸、オレンジ軸、クリーム軸、ピンク軸といったタクタイルスイッチや、緑軸や黄軸などのリニアスイッチと、とにかく種類の多さにも驚かされる。

MODEL 101 キーボードスイッチの生産を1966年から開始し、多数の特許技術を保有していたアルプス電気。しかし2000年代に近付くにつれフェードアウトし、現在は生産を行なっていない

残念なことに現在同社はキーボードスイッチの生産を行なっていないものの、フルコピーした互換軸や内部機構を簡素化した簡易軸など、今でも世界中で流通する類似のスイッチは枚挙に暇がない。もちろん、こうした模倣品の流通やコストの問題なども同社のスイッチやキーボードが姿を消した理由の一つに違いない。しかし今ではCherryスイッチが席巻しているメカニカルキーボードの世界に、ほんの少し前まで国産のスイッチが君臨していたというのは誇らしいことだ。

“旧ロゴ”が飾られたBigFoot族の初期モデル「MODEL 101」

MODEL 101
筋目正しい101キー英語配列のDELL「MODEL 101」。“BigFoot”と通称される大型のメカニカルキーボードだ

かなり大振りな筐体をもつDELL「MODEL 101」は、好事家たちの間で“BigFoot”というニックネームで呼ばれているシリーズ。アルプスでOEM生産されたキーボードで、DELL以外にもSilicon Graphics International(SGI)や東芝、シャープなど国内外を問わず多数のメーカーに採用されている。なるほどBigFootとは言い得て妙だが、どうもこの呼称は日本限定のものらしいので注意が必要。

そして左上のロゴマークにお気付きだろうか。現在のDELL社のものとは異なる旧タイプのデザインで、俗にこのロゴを戴くモデルはDELLの“旧ロゴ”などと呼ばれて区別されている。時代的にも最初期に生産されたモデルにあたり、成型精度や材質もコスト削減の影響を受けた後期モデルに比べて格段に贅沢。スイッチにも底打ち感絶妙のALPSピンク軸が採用され、キーボードとしての完成度は極めて高い。

MODEL 101 製造時期がしのばれる旧タイプのDELL社ロゴマーク。大柄な筐体と好対照な線の細さだが、これが意外にしっくりくるのだ

なお、FCC IDを確認したところ、登録は90年12月。初期モデルの中でも比較的後に生産された個体のようだ。コネクタ形状はPS/2のため、現行のマザーボードでそのまま使用できるのは嬉しい。ちなみにこの個体のモデル名は「MODEL 101」なのだが、DELL社向けに生産されたシリーズは「AT101」というモデル名の方が一般的。実際所有する他2台の“旧ロゴ”も「AT101」だったものの、今回は一番状態がよかったこの「MODEL 101」をチョイスするに至った次第だ。

次のページ
余裕あふれる筐体が自己主張する、BigFootの迫力
  • << 前のページ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 次のページ >>
  • 前の記事
  • 記事一覧
  • 次の記事

RELATED ARTICLE 関連記事

  • # 誰でもすぐに使える簡単接続のモニタリングカメラ、SpotCamを試す
  • # 「INNO3D GeForce RTX 5060 Ti 16GB TWIN X2…
  • # これで全てが分かる。MSI「MPG VELOX 300R AIRFLOW PZ」…
  • # 影が薄いアッパーミドル、GIGABYTE「Radeon RX 9070 GAMI…
  • # 検証でわかったMSI「GAMING PLUS」シリーズが人気の理由
  • # 全高67mmのロープロCPUクーラー、ID-COOLING「IS-67-XT B…

CLOSE UP

  • 2025年5月19日
    獅白ぼたん主催の格ゲーイベントとコラボした限定アケコン「iO 獅白杯3rd Edition」が発売
  • 2025年5月19日
    パソコン工房、最大8,000円分相当を還元する「超お得アップグレード還元フェア」
  • 2025年5月19日
    ほぼA4サイズのカラー電子ペーパーを採用する13インチAndroidタブ「BOOX Tab X C」発売
  • 2025年5月19日
    COMPUTEX:約150mm角で1000AITOPSの小型AIコンピューター、MSI「EdgeXpert MS-C931」
  • 2025年5月19日
    COMPUTEX:MSI、初のデュアルモードMini-LEDディスプレイや低価格なQD-OLEDディスプレイを準備中
WHAT'S NEWを見る

CLOSE UP

  • 2025年5月19日
    誰でもすぐに使える簡単接続のモニタリングカメラ、SpotCamを試す
  • 2025年5月18日
    COMPUTEX:AIの未来を示す「COMPUTEX 2025」まもなく開幕。プレスイベントはすでにスタート
  • 2025年5月17日
    「INNO3D GeForce RTX 5060 Ti 16GB TWIN X2」で検証、旧世代ミドルから乗り換えてここまで速くなる
  • 2025年5月14日
    これで全てが分かる。MSI「MPG VELOX 300R AIRFLOW PZ」徹底解説
  • 2025年5月13日
    Zen 5採用のSocket AM5対応エントリーサーバー向けCPU、AMD「EPYC 4005」シリーズ

LANGUAGE

RANKING

  • 1

    秋葉原PCパーツ系STAFFに聞きました。「リフレッシュレートはいくつですか?」

  • 2

    日本AMD、Ryzen 7 5700Xなど新CPU計5モデルの国内発売日と市場想定売価をアナウンス

  • 3

    最高5.50GHz駆動の”SPECIAL EDITION”、Intel「Core i9-12900KS」の実力検証

  • 4

    パソコン工房「超 新生活スタートセール」が本日よりスタート

  • 5

    RAPID IPSと37.5型曲面の豪華仕様ゲーミング液晶、MSI「Optix MEG381CQR Plus」を試す

BACK NUMBER

  • 2025年5月
  • 2025年4月
  • 2025年3月
  • 2025年2月
  • 2025年1月
  • 2024年12月
  • 2024年11月
  • 2024年10月
  • 2024年9月
  • 2024年8月
  • 2024年7月
  • 2024年6月
  • 2024年5月
  • 2024年4月
  • 2024年3月
  • 2024年2月
  • 2024年1月
  • 2023年12月
  • 2023年11月
  • 2023年10月
  • 2023年9月
  • 2023年8月
  • 2023年7月
  • 2023年6月
  • 2023年5月
  • 2023年4月
  • 2023年3月
  • 2023年2月
  • 2023年1月
  • 2022年12月
  • 2022年11月
  • 2022年10月
  • 2022年9月
  • 2022年8月
  • 2022年7月
  • 2022年6月
  • 2022年5月
  • 2022年4月
  • 2022年3月
  • 2022年2月
  • 2022年1月
  • 2021年12月
  • 2021年11月
  • 2021年10月
  • 2021年9月
  • 2021年8月
  • 2021年7月
  • 2021年6月
  • 2021年5月
  • 2021年4月
  • 2021年3月
  • 2021年2月
  • 2021年1月
  • 2020年12月
  • 2020年11月
  • 2020年10月
  • 2020年9月
  • 2020年8月
  • 2020年7月
  • 2020年6月
  • 2020年5月
  • 2020年4月
  • 2020年3月
  • 2020年2月
  • 2020年1月
  • 2019年12月
  • 2019年11月
  • 2019年10月
  • 2019年9月
  • 2019年8月
  • 2019年7月
  • 2019年6月
  • 2019年5月
  • 2019年4月
  • 2019年3月
  • 2019年2月
  • 2019年1月
  • 2018年12月
  • 2018年11月
  • 2018年10月
  • 2018年9月
  • 2018年8月
  • 2018年7月
  • 2018年6月
  • 2018年5月
  • 2018年4月
  • 2018年3月
  • 2018年2月
  • 2018年1月
  • 2017年12月
  • 2017年11月
  • 2017年10月
  • 2017年9月
  • 2017年8月
  • 2017年7月
  • 2017年6月
  • 2017年5月
  • 2017年4月
  • 2017年3月
  • 2017年2月
  • 2017年1月
  • 2016年12月
  • 2016年11月
  • 2016年10月
  • 2016年9月
  • 2016年8月
  • 2016年7月
  • 2016年6月
  • 2016年5月
  • 2016年4月
  • 2016年3月
  • 2016年2月
  • 2016年1月
  • 2015年12月
  • 2015年11月
  • 2015年10月
  • 2015年9月
  • 2015年8月
  • 2015年7月
  • 2015年6月
  • 2015年5月
  • 2015年4月
  • 2015年3月
  • 2015年2月
  • 2015年1月
  • 2014年12月
  • 2014年11月
  • 2014年10月
  • 2014年9月
  • 2014年8月
  • 2014年7月
  • 2014年6月
  • 2014年5月
  • 2014年4月
  • 2014年3月
  • 2014年2月
  • 2014年1月
  • 2013年12月
  • 2013年11月
  • 2013年10月
  • 2013年9月
  • 2013年8月
  • 2013年7月
  • 2013年6月
  • 2013年5月
  • 2013年4月
  • 2013年3月
  • 2013年2月
  • 2013年1月
  • 2012年12月
  • 2012年11月
  • 2012年10月
  • 2012年9月
  • 2012年8月
  • 2012年7月
  • 2012年6月
  • 2012年5月
  • 2012年4月
  • 2012年3月
  • 2012年2月
  • 2012年1月
  • 2011年12月
  • 2011年11月
  • 2011年10月
  • 2011年9月
  • 2011年8月
  • 2011年7月
  • 2011年6月
  • 2011年5月
  • 2011年4月
  • 2011年3月
  • 2011年2月
  • 2011年1月
  • 2010年12月
  • 2010年11月
  • 2010年10月
  • 2010年9月
  • 2010年8月
  • 2010年7月
  • 2010年6月
  • 2010年5月
  • 2010年4月
  • 2010年3月
  • 2010年2月
  • 2010年1月
  • 2009年12月
  • 2009年11月
  • 2009年10月
  • 2009年9月
  • 2009年8月
  • 2009年7月
  • 2009年6月
  • 2009年5月
  • 2009年4月
  • 2009年3月
totop

hermitage akihabara

https://www.gdm.or.jp

  • twitter
  • facebook
  • RSS
GdM
  • レビュー
    • インタビュー
    • 一点突破
    • 使ってみた
    • 撮って出し
    • 特別企画
  • ニュース
    • リリース 国内
    • リリース 海外
    • BTO
    • モバイル
    • 募集
    • イベント
    • 業界動向
    • 価格改定
    • 見出し斜め読み
    • キャンペーン
    • 障害情報
    • BTO
    • オーディオ
    • ガジェット
    • ディスプレイ
    • デスクトップPC
    • ノートPC
    • 入力デバイス
    • 携帯端末
    • その他
  • エルミタ取材班
    • その他
    • イベント 取材
    • コレオシ
    • ボイス
    • 取材ネタ
    • 展示会
  • 特価品情報
  • アキバ価格表
  • データベース
  • ショップリスト
  • エルミタージュ秋葉原とは
  • 情報・リリース窓口
  • 広告掲載希望のお客様へ
  • お問い合わせ
  • 制作物一覧
Copyright © 1997-2025 GDM All rights reserved.