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最終更新日 2026年7月12日 8:00

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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.164

グラフィックスカードを操る“魔法の板” GALAXY「OC PANEL」ってどう使う?

2012.08.14 更新

文:GDM編集部 絵踏 一

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グラフィックスカード

まずは「GTX560TI WHITE3」の叩き台から。越えるべきハードルを設置する

オーバークロック前、出荷時設定のベンチマークスコアはこちら。この時のコアクロックは950MHz、メモリクロックは4,400MHzだ

同時に「HWiNFO64 v4.02」でGPU Vcoreの値を確認。0.992Vから1.014Vの間で可変していることが分かる

「GTX560TI WHITE3」の出荷時コアクロックは950MHz(リファレンス:820MHz)でメモリクロックは4,400MHz(リファレンス:4,008MHz)、シェーダクロックは 1,900MHz(リファレンス:1,644MHz)だ。まずはここから「XtremeTuner Plus 1.04」を使ったオーバークロックを試し、文字通りの叩き台となるラインを調べてみよう。ただし今回はあくまで「OC PANEL」の挙動を見るのが目的のため、シェーダクロックなど一部の設定には手を触れずにテストを行った。

GPUコア電圧を最大の1.150Vまで昇圧した結果、コアクロックは150MHzアップとなる1,100MHz、メモリクロックは200MHzアップの4,600MHz(実クロック:2,300MHz)を達成。まずまずの性能向上を果たすことができた。これ以上はファン回転数を上げてもベンチマークソフトが停止したりブロックノイズが走ったりと安定しなかったため、この先は「OC PANEL」の働きに期待ということだろう。

「XtremeTuner Plus 1.04」を使用して「GTX560TI WHITE3」をオーバークロック。コアクロックが1,100MHz、メモリクロックは4,600MHzまで上昇している

出荷時クロックに比べ両スコアともに5%ほどの性能向上を達成している。この壁を「OC PANEL」で越えられるかどうかが今回のテーマだ

「OC PANEL」実働チェック。出力操作で限界突破を狙う

さて、「OC PANEL」の検証という意味ではここからが真のスタートライン。勇んで基板上の特殊コネクタに接続、トグルスイッチをパチパチやって遊んでみることにした。なお、電圧制御の効果把握に集中するため、今回は特定の電圧を瞬時に上昇させるオフセット設定は無効のままテストしている。

 まず「OC PANEL」を操作して最初に気付くのは、用意された電圧設定の数字の大きさだ。最小設定の1.0750Vでも出荷時の1.014Vを上回っているため、繋いだだけでも出力が増していることになる。最大設定の1.2125Vとの違いはさらに明確で、グラフィックスカードに与える影響も相応に大きくなるはず。そこで出荷時クロックのまま一段階ずつ挙動を確認してみた結果、最も安定してスコアが出ていた1.1750Vをベースラインに設定。ベンチマークが通らなかったコアクロック1,150MHz、メモリクロック2,350MHzの壁に挑んでみることにした。

ベンチマークが止まる場面はだいたい決まっていて、まずはここが最初の難関。「OC PANEL」昇圧で切り抜けるも、放っておけば高温で停止してしまう。なかなかに難しい・・・

とりあえず1.1750Vのまま何もせずベンチマークを回してみたところ、負荷が高くなるにつれブロックノイズが出始め、すぐにあっけなく停止してしまう。そこで徐々に「OC PANEL」で昇圧してみると挙動が安定、懸案のポイントも難なく通過できた。
 それでは最初から電圧を高めに設定すればいいのでは?という話になるところ、そこは問屋が卸さない。最大の1.2125Vまで昇圧すれば今度は基板の温度が無視できないレベルに達してしまうため、これまたベンチマークが停止してしまうのだ。つまるところ、負荷が高くなる場面では出力を上げて乗り切り、軽めの場面では逆に電圧を落として温度を下げてやる必要があるということ。ベンチマークが落ちるような高負荷のポイントはほぼ決まっているため、それを目掛けて電圧をうまく調整すればいいというわけだ。

ここまで来ればもうすぐ完走。ただし設定が際どすぎると最後のスコア表示で固まってしまうこともあった

最初はおっかなびっくりだったものの、なんとなく使い方が分かってくるとこれがDJや機体操縦(何の?)のようでなかなか面白い。結局試行錯誤することしばらく、なんとか通常時では越えられなかったラインを突破。コアクロック1,150MHz、メモリクロック2,350MHzでのベンチマーク完走を達成した。もちろん上がったスペックが微々たるもののため、スコアの伸びも大したことはない。しかし限られた環境でもブレイクスルーを実現する「OC PANEL」の有用性は十分確認できたといえそうだ。

通常時には越えられない壁も「OC PANEL」ならなんとかなる。目標に設定したコアクロック1,150MHz、メモリクロック2,350MHzでのベンチマークも無事に完走できた

50MHzずつのスペックアップのためスコア変動は小さいものの、今回の目的は達成。やはり出来なかったことが出来るようになるというのは面白い

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温度上昇に苦労した「GTX680-SOC WHITE」の出力操作
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