2026.09.24 08:00 更新
2026.09.23 配信
Thermal Grizzly Holding GmbH(本社:ドイツ・ブランデンブルク州)は2026年9月23日(現地時間)、カスタム水冷向けCPUウォーターブロック「Mycro Pro Stainless Steel」シリーズを発表した。AMD AM4/AM5対応モデルと、Intel LGA1700/1851/1954対応モデルの2製品をラインナップし、いずれも価格は116.88ドル。すでに同社オンラインショップおよび販売パートナーを通じて販売が開始されている。
未メッキの銅製コールドプレート、S304ステンレス製ハウジング、アルマイト処理を施したアルミニウム製マウンティングフレームで構成するCPUウォーターブロック。ステンレス製ハウジングには、カスタム水冷環境で一般的なG1/4インチ規格のインレットおよびアウトレットを備え、シールにはEPDM製Oリングを採用する。
トピックはコールドプレートのニッケルメッキを省いたこと。IHS上への装着では一般的に液体金属を使用しないことから、銅表面を保護するニッケル層を必須とせず、プロセッサから冷却液への直接的な熱伝達を狙った。メーカーによれば、ニッケルメッキ仕様と比較してわずかな性能向上が期待できるほか、製造工程を減らすことでコストも抑えられ、価格性能比の向上につながるとしている。なお、未メッキのため銅表面は酸化によって変色する場合がある。
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コールドプレートには同社の「Ultra-High-Performance」設計を採用し、流路のスロット幅とフィン幅はいずれも0.2mm。AMDモデルには68枚、Intelモデルには70枚のマイクロフィンを形成することで表面積を確保し、冷却液への効率的な熱伝達を図っている。
またThermal Grizzlyによる社内テストでは、AMDモデルに約230W動作のRyzen 9 9900Xを組み合わせ、流量2.4L/minの条件でフルロード時平均73.2℃を記録。Intelモデルでは約260W動作のCore Ultra 9 285Kを使用し、流量2.35L/minで平均61.6℃を記録したとしている。※いずれも固定した動作条件を用いた同社テスト環境での測定値
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AMDモデルはSocket AM4 / AM5に対応し、製品重量は400g。IntelモデルはLGA1700 / 1851 / 1954対応で420g。なおIntelモデルについては、標準ヒートスプレッダを装着したLGA1851向けにインレットを最適化しつつ、LGA1700でも使用可能。またAMDモデルは「AM5 High Performance Heatspreader」、IntelモデルはLGA1700用「Intel High Performance Heatspreader V1」に対応する。いずれもDirect Dieでの使用には対応しない。
なお、未メッキの銅製コールドプレートは皮脂の付着によって酸化や変色が進む可能性があるため、メーカーでは取り扱い時にアルミニウム製フレーム部分を持つようアナウンスしている。
文: 編集部 松枝 清顕
Thermal Grizzly Holding GmbH: Thermal Grizzly Holding GmbH

