2026.09.28 08:00 更新
2026.09.27 配信
Thermal Grizzly Holding GmbH(本社:ドイツ・ブランデンブルク州)とNoctua(本社:オーストリア)は2026年9月27日(現地時間)、12V-2×6電源コネクタ対応のGPU電源監視デバイス「WireView Pro II Noctua Edition」を発表した。即日Thermal Grizzly直販および販売パートナーで取り扱いを開始しており、希望小売価格は189.90ユーロまたは189.90ドル。
高性能グラフィックスカード向けの「WireView Pro II」をベースに、Noctuaと共同開発した静音冷却システムを組み合わせたコラボレーションモデル。GPUと電源ケーブルの間に装着し、12V-2×6コネクタを流れる電流をピンごとに測定することで、負荷の偏りや接触不良の兆候を早期に検知できる。なおこの製品はCOMPUTEX 2026のNoctuaブースでは、プロトタイプが展示されていた。
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| COMPUTEX 2026で紹介した「WireView Pro II Noctua Edition」のプロトタイプ | |
設定したしきい値を超えると、内蔵のTFT IPSカラーディスプレイによる警告表示とアラーム音で通知。付属の分岐ケーブルを利用すれば、異常発生時にシステムを自動でシャットダウンするよう設定することもできる。さらに、USB Type-C経由のファームウェア更新や、専用ソフトウェアを使用した各種設定に対応する。
Noctua Editionでは、CNC加工された大型アルミニウム製ヒートシンクと、フレームレス仕様の40mmファン「NF-A4x10n」を搭載。専用ファングリルや冷却プレート、サーマルパッドも組み合わせたセミファンレス設計で、温度と負荷に応じてファンが作動する。
Noctuaの検証によると、ケースファンをすべて停止し、ケース内部温度が40℃を超える厳しい条件でも、GPU負荷300Wまではファンを停止した状態を維持。400Wおよび480W動作時も、標準モデルと比較してファンが回転を開始するまでの時間を2倍以上に延ばし、GPU電源コネクタ温度を約3℃低減したという。
冷却ファン動作時の回転数は2,000rpm未満で、10cm地点における騒音値は21.5dBA。標準モデルの約5,000rpm、39.4dBAと比較して大幅な静音化を実現している。
コネクタの向きに応じて選べるNormal(N)とReversed(R)の2仕様をラインナップ。ディスプレイ表示は180°回転でき、90°アダプタとして電源ケーブルを下方向へ取り回すことも可能だ。購入前には、使用するグラフィックスカードやPCケース、CPUクーラーとの干渉を互換性リストおよび技術図面で確認する必要がある。
なお、所定の条件を満たした場合、グラフィックスカードの12VHPWRまたは12V-2×6コネクタに生じた損傷を対象とする2年間の延長保証が付帯する。
文: 編集部 松枝 清顕
Noctua: https://www.noctua.at/
Thermal Grizzly Holding GmbH: Thermal Grizzly Holding GmbH

