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最終更新日 2026年6月3日 19:08

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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1614

独自水冷化のRTX 5090搭載!極まった100万円のデュアル水冷マシン、サイコム「G-Master Hydro Extreme Z890i」

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2025.12.09 更新

文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe

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BTO Intel ゲーミング サイコム
今回取り上げるのは、株式会社サイコム(本社:埼玉県八潮市)が販売する超プレミアムなデュアル水冷マシンの「G-Master Hydro Extreme Z890i」だ。独自水冷化に成功した特別なGeForce RTX 5090グラフィックスカードを搭載するゲーミングPCで、売価はなんと約100万円から。実際に買うかどうかはさて置いて、その値札が示す通りの実力と魅力を兼ね備えているのかどうか、早速検証といこう。
G-Master Hydro Extreme Z890i
サイコム「G-Master Hydro Extreme Z890i」 基本構成売価税込1,014,400円(2025年11月28日発売)
製品情報(サイコム)

ドイツの冷却メーカーと協業、GeForce RTX 5090の独自水冷化を実現

サイコムはBTOラインナップの柱として、デュアル水冷仕様の「G-Master Hydro」シリーズ(ワークステーション向けは「Lepton Hydro」シリーズ)を展開しており、それが一種の名物となっている。冷却性能と静音性を高い次元で両立させる水冷をシステム全体に導入するのは、まさに憧れの構成。しかしオールインワン型水冷ユニットが広く普及したCPUはともかく、グラフィックスカードの水冷化は格段にハードルが高く、常時主要ラインナップに抱えるのはかなり稀有なことだ。

そもそも水冷仕様のグラフィックスカードは選択肢が限られる中で、なぜサイコムは安定した調達が可能なのか。それはサイコムが独自に水冷化を施したグラフィックスカードを採用しているためだ。

G-Master Hydro Extreme Z890i
サイコムによるグラフィックスカード水冷化の歩み。12年間におよぶ実績の末、その到達点と言える最新モデルが登場した

サイコムがオリジナルの水冷グラフィックスカードを初めて手がけたのは10年以上前のことで、2013年にリリースされたGeForce GTX 680搭載モデルにまで遡る。それ以来、何世代にも渡って独自カスタムの水冷グラフィックスカードをリリースし続け、業界屈指の豊富なノウハウを積み上げてきた。

GeForce RTX 50シリーズの水冷化こそ、物理的なカード設計の変更やVBIOSの仕様変更といった理由から難航したものの、今年の7月にはGeForce RTX 5080/5070 Ti搭載のデュアル水冷モデルを発売。さらにこのほど、以前から熱烈な問い合わせが多く舞い込んでいたという、最強GPUであるGeForce RTX 5090の水冷化にもついに成功するに至った。

【関連記事】(アキバ取材班) 半年越しで完成、サイコム渾身のオリジナル水冷GeForce RTX 5090をチェック(2025.10.12 18:00 更新)

「Hydro LC Graphics Plus RTX 5090」サンプル
正式リリースに先駆け、10月にサイコム本社にて披露された水冷GeForce RTX 5090カードを搭載する試作モデル

それが今回の主役「G-Master Hydro Extreme Z890i」にも標準採用される「Hydro LC Graphics Plus GeForce RTX5090 32GB」だ。ドイツの冷却メーカーであるLYNK+社と共同開発した水冷グラフィックスカードで、COMPUTEX 2025の会場にて詰めの交渉を行い協業が実現、製品化に至ったという経緯がある。

従来のオリジナル水冷カードは、GPUを水冷で冷却しつつビデオメモリや電源周りに空冷を採用するというハイブリッド機構だったところ、すべてを水冷で冷却するフルカバータイプに刷新。ラジエーターも360mmサイズに大型化(従来は240mm)するなど、TGP575Wに達するGeForce RTX 5090を冷やし切るために、冷却性能が大幅に強化されている。

「Hydro LC Graphics Plus RTX 5090」サンプル
ドイツの新興冷却メーカーLYNK+社との協業により、従来以上の冷却性能をもつ特別な水冷グラフィックスカードが完成した

実際にサイコムによる開発時の検証では、FurMark実行時のGPU温度および動作音はフルロード時でも62.6℃/40.8dBAという、極めて優秀な結果をマーク。比較対象とした某A社製の水冷GeForce RTX 5090カード(79.8℃/43.7dBA)を上回る冷却性能が確認できたという。このあたりは、後ほどテストセッションにて実際に検証してみたい。

「G-Master Hydro Extreme Z890i」の基本構成

ここで一旦、「G-Master Hydro Extreme Z890i」の基本構成を確認しておこう。グラフィックスカードには、GeForce RTX 5090を独自水冷化した「Hydro LC Graphics Plus GeForce RTX5090 32GB」を標準採用している点については、先ほど触れた通り。LYNK+社と共同開発したフルカバータイプの水冷ユニットを搭載、360mmサイズのラジエーターにはNoctua最新世代の高性能ファン「NF-A12x25 G2 PWM」が採用されている。

CPUはIntel Core Ultra 200Sシリーズの最上位モデルであるCore Ultra 9 285Kで、クーラーには360mmラジエーターを備えたAsetek製オールインワン型水冷ユニット「636S-M2 RGB」を採用。こちらも冷却ファンはNoctua製だ。

G-Master Hydro Extreme Z890i

そしてマザーボードは、ASRockのIntel Z890搭載モデルの「Z890 Steel Legend WiFi」を採用。メモリはDDR5-5600 64GBで、ストレージはPCI Express 5.0に対応するCrucial「T700」シリーズの2TBモデル「CT2000T700SSD3」を実装する。

また、PCケースにはFractal Designの静音ミドルタワーモデル「Define 7 TG White Clear Tint」を採用。電源ユニットは、80PLUS GOLD認証を取得した容量1200WのASRock「SL-1200G」が組み込まれる。

こうした豪勢な構成を採用する「G-Master Hydro Extreme Z890i」の基本構成売価は、なんと税込1,014,400円(現在はキャンペーン価格も適用され税込969,400円)。まさにデュアル水冷マシンの最高峰に相応しいプレミアムな価格だ。

G-Master Hydro Extreme Z890i
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デュアル360mmラジエーターに対応した静音ミドルタワー「Define 7」
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