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最終更新日 2026年6月6日 0:03

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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1369

これで全てが分かる。In Win「DUBILI」徹底解説

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2023.12.15 更新

文:撮影・編集部 松枝 清顕

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In Win PCケース フルタワー

オールインワン型水冷ユニットを搭載してみる

次にオールインワン型水冷ユニットを搭載してみよう。テストには先日販売がスタートしたばかりのIn Win「MR36」(型番:IW-LC-MR36)を用意した。360mmサイズラジエーターを備えた新製品は、市場想定売価税込19,980円とされ、コストパフォーマンスにも注目の新製品だ。またポンプをラジエーターに内蔵することで、駆動振動や騒音の軽減にも期待できる。

ラジエーターはCPUに最も近いトップパネルにマウント。チューブ長は公称450mmあるので、取り回しについても問題はない。

In Win DUBILI

有効スペース160mmに対し、ウォーターブロック高は39mmだから当然問題はない。360mmサイズラジエーターの実際は397mmだが、ご覧の通り窮屈には見えないだろう。ただしMR36採用の冷却ファン「Neptune AN120」はラジエーター用にコネクタが短く、ややごちゃついて見えるところもあるが、強化ガラス製サイドパネルを閉じてしまえば気にならないだろう。

In Win DUBILI
組み込み完成後、初起動時の様子。ウォーターブロック高39mmがずいぶんと低く感じる

長さ304mmのグラフィックスカードを搭載してみる

おさらいすると、DUBILIのグラフィックスカード有効スペースは公称430mmまで。そこで搭載テストには、NVIDIA「GeForce RTX 4090 Founders Edition」を用意した。カード長304mmで、幅137mm。カード厚は61mmの3スロット専有デザインは誰もが認めるハイエンドだが、数値上ではなんら問題にならない。

In Win DUBILI
12VHPWRケーブルの配線。比較的色の濃い強化ガラス製サイドパネルがチョイスされているのは、ケーブルが露出する事への配慮かもしれない

搭載後のクリアランスを計測してみると、GeForce RTX 4090 Founders Editionからフロントに搭載されるJupiter AJ140までの距離は約155mm。公称値から計算上での数字を上回る空きスペースが確保できている事が分かる。

In Win DUBILI In Win DUBILI

なお、グラフィックスカードの固定は外部背面から。(1)インチネジで固定されたカバーを外し、(2)必要分の拡張スロットを抜く。(3)グラフィックスカードを挿したのち、(4)インチネジで固定し、(5)カバーを元に戻す。外部からのネジ留めなら、幅約50mmのU字型アルミフレームが作業の邪魔をすることはない。

In Win DUBILI
重量級グラフィックスカードを支える「グラフィックカードホルダー」も忘れずに。背面から2本の「S1 六角ボルト」でしっかり固定すれば、スマートにグラフィックスカードをサポートできる

最後に1点触れておきたいのが、グラフィックスカードとモジュラー式ケーブルシールドとの折り合い。カード長304mmのGeForce RTX 4090 Founders Editionを搭載すると、マザーボードトレイ右に設置したモジュラー式ケーブルシールドと2.5インチSSDが上手く共存できている。ただしグラフィックスカードがこれ以上長くなると、2.5インチSSDにぶつかってしまう。回避方法は、下段のみモジュラー式ケーブルシールドを電源ユニット横に移設すればいい。

In Win DUBILI
両者共存できるのは、グラフィックスカードが長さ約300mm以下である事を覚えておこう

総評:「モジュラー部品版」と「組み立て済みケース版」どちらを買うべきか

「DUBILI」とは。「DU」は「DO」を表し、「BILI」は「BELIEVE」の略語。これを合わせ、何かを「Do(する)」こと、そして自らそれを実行する能力を「Believe(信じる)」こと、「Do Believe(信念)」の意が込められている。そして「iBuildiShare」シリーズに属し、In Winの理念と、DIY愛好家の精神から誕生した製品とされる。ちなみに同シリーズに属する製品は、折り曲げ・組み立てをユーザー自身が行うMini-ITXケース「POC」だ。

dubili_IW-CS-DUBILIASB-GLD_83

POCが同じ起源なら、ずいぶんとDUBILIは洗練かつ進化している。今回は組み立て済みケース版をベースに検証を行ったが、細部を触れる毎にモジュラー部品版の構造や展開図まで想像ができるようになり、非常によく考えられている事が分かる。どちらを購入すべきかは一概に言えないが、買い集めた構成パーツを組み込む前に、ベースとなる筐体から組み込むことになるモジュラー部品版は、これまでにない達成感が漏れなく味わえる。これは貴重な体験とも言い換えられるだろう。スマホアプリ「InWin DUBILI」も完成度が高い。

In Win DUBILI

最後に感じた事を2つ付け加えると、フルサイズのE-ATX規格マザーボードが搭載できるフルタワーPCケースでありながら、実際にそれを感じるほど内部容積が広大とは思えなかった。4mm厚で幅約50mmのU字型アルミフレームが前後縦列の筐体内部に掛かるため、よりそう思わせている。

In Win DUBILI

もう1つは強度だ。フレームをはじめ主たる構造部にはゴールドのスチール製「iBuild レーザー彫刻ネジ」が使用されている。一般的なリベットに変わる接合方法だが、リベットほど本数が使われていないためか、構成パーツを満載にした状態ではもう一段高い剛性が欲しくなる。ただし両サイドパネルをしっかり固定すれば、十分気にならないレベルになる事は付け加えておこう。とは言え、組み立て式PCケースがベースの設計である事を思えば、これは高い要求かもしれない。

提供:In Win Development
株式会社アユート

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