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最終更新日 2026年7月15日 21:16

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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.615

約200mm角のキューブ筐体にRyzen&GTX 1070を詰め込んだ「ZBOX MAGNUS ER5」

2017.11.25 更新

文:テクニカルライター・藤田 忠

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ZOTAC ベアボーン

ベンチマークテスト:ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク

3Dベンチマークの2つ目は、「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」だ。描画品質は“最高品質”、解像度は3,840×2,160ドット、2,560×1,440ドット、1,920×1,080ドットで計測し、スコアと平均フレームレートをまとめた。

91_ffxiv_score_620x350
92_ffxiv_fps_620x350

2,560×1,440ドットまでは「非常に快適」指標となる7,000スコア以上を獲得しており、平均フレームレートも60fpsオーバー。さすがに3,840×2,160ドットは「とても快適」となる5,229スコアだったが、平均フレームレートは34.87fpsになっている。30fpsを超えているので、ギャザラー・クラフターで素材集めなどを行なう分には問題なくプレイできるだろう。

ゲーミングテスト:PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS

最後は“ドン勝”でおなじみの大人気ゲーム「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」(PUBG)を使って、パフォーマンスを見ていこう。
 ただ、PUBGはベンチマークモードを備えていないため、実際にプレイした際のフレームレートを「FRAPS」を使って計測。解像度は1,920×1,080ドットで、描画品質をウルトラ、高、中に変更した際の60秒間のフレームレートを記録して、min、avg、maxを求めている。なお、実プレイ中での計測になるため、まったく同じ条件でのテストにはならない点に留意してほしい。

93_pubg_fps_620x510

計測結果だけを見ると、最小でも30fpsオーバーと十分ゲームを遊べると判断できるのだが、8GBのメモリ容量が足を引っ張っており、全体的にフレームレートは伸びていない。PUBGは最適化が進み徐々にパフォーマンスが向上しているが、システムメモリが8GBだと仮想メモリへのアクセスが必要になってしまう。そのため、プレイ中に極端にフレームレートが低下することもある。

「PUBG」に限らないが、「ZBOX MAGNUS ER51070 Windows 10 Home」でゲームを快適にプレイするなら、8GBメモリを増設して計16GBにするのを強く、おすすめしたい。

CPUとGPUの温度をチェック

高負荷時パフォーマンスに影響するCPUとGPUの温度。小型のジャンルに含まれるキューブ筐体を採用する「ZBOX MAGNUS ER5」シリーズでは、とくに重要になってくる。ここでは、「3DMark」の「Fire Strike Ultra」を30分ほど連続実行した際のCPUとGPUの温度をチェック。さらに連続実行中のCPUクロックとGPUコアクロックを確認した。

94_temp_620x360

連続実行時の最高温度はCPUが73.5℃、GPUが83℃に達していた。ちょっと高めに感じる温度だが、CPUはRyzen 5 1400の定格クロックとなる3.2GHzですべてのコアが動作。そのうちの1~2コアのクロックはしっかり3.45GHz程度までアップしていた。

GPUは、ほぼ80℃台に張り付いており、GPUコアクロックは1519MHz~1670MHzで上下していた。内部スペースが限られるキューブ型筐体では、やむを得ないところだろう。

騒音値をチェック

「ZBOX MAGNUS ER5」シリーズには、CPUとVGAクーラーを含めて、計4基のファンが搭載されている。テストの最後に、CPUとGPUの温度計測時の騒音値をチェックしてみた。計測はフロント、トップ、排気ファンが備わる左側の3カ所。騒音計は各パネルから20cmほど離して行なっている。

ER5_95_騒音値_620x360

高負荷時は、さすがにファンの風切り音が耳につき、トップは48.8dBAを記録していた。また、筐体向かって左側にある排気ファンも大きく、47.2dBAになっていた。音が気にならないように、設置場所の工夫したいところだ。

ZOTACは”そんなニーズ”を読み取った

小型PCの需要はどこにあるのか。ことZBOXシリーズをチョイスするPCの玄人達は、「スペースを選ばない」というキーワードだけで食指は動かない。きっとコンパクトなサイズの中に凝縮された「密度」に反応するのだろう。それはハイスペックであればあるほど、所有感や満足度は増すはずだ。

ER5_5_1024x768

「ZBOX MAGNUS ER51070 Windows 10 Home」は、”PCは自作のみ”という「頑な」なユーザーをも振り向かせる存在。誰もが想定外だったAMDの躍進により、CPUには遂にRyzenが採用された。デスクトップPCはIntelでも、小型PCならRyzenを使ってみたい。そんなニーズをZOTACは読み取ったに違いない。ライバルの少ないタイミングでの投入は、これまで培ったZBOXの実績があってこそ。選択肢をまたひとつ拡げ、シリーズに厚みが増した。

パフォーマンスは検証により実証済み。エンターテイメントやゲーム、さらに仕事用として机上に据え置くのもいいだろう。なによりGeForce GTX 1070のチョイスと4画面出力サポートから、メーカーの想定用途が見えてくる。「スペースを選ばない」単なる小型PCでは無い事は明らかだ。

協力:ZOTAC International (MCO) Ltd.
株式会社アスク

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