トップ面に似た通気口付きのボトム面

ボトム面はトップ面とほぼ同デザイン。中央部にはメッシュ状の通気口を設け、外周部にはスイッチ類に変わり、4つのゴム足が装備されていた。

	スイッチ類の代わりに、4つのゴム足を装備したボトム面。なお滑り止め効果のあるゴム足は直径約15mmで、高さは約10mmだった

バックパネルインターフェイス固定部

次にボディ外周部に注目してみよう。長方形にカットされた開口部は、マザーボードのバックパネルインターフェイス位置にあたる。外寸からおおよそ見当はつくが、縦長の開口部からマザーボードは設置面に対し垂直にマウントされる事が分かる。

縦長にカットされたバックパネルインターフェイス固定部。外に露出する枠部分の素材はプラスチックが使われている

特徴的な円形を作り出す外装パネル

一般的なタワー型PCケースであれば「サイドパネル」に該当するのが、円形に曲げられた外装パネルだ。素材は1.0mm厚のSPCC（冷間圧延鋼板）で、表面は手垢や指紋が付きにくいノングレア塗装が施されている。
　固定には上下2箇所に黒く塗装されたタッピングスクリューを使用。外装パネルはバックパネルインターフェイスの開口部から左右に解放。開ききったところで蝶番に当たる溝から、外装パネルを個別に取り外す事ができるようになっている。組み込み作業やメンテナンスは、このパネルを取り外すところからスタートする。

上下各1本のタッピングスクリューで固定された、左右の外装パネル。半円状に曲げ加工された1.0mm厚のSPCC素材。なお左右は微妙に違う形状にカットされており、重量は画像右側が実測で501g、左側が547gだった