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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.251

フル装備のゲーマー向けマザーボード、GIGABYTE「G1.Sniper 5」の実力検証

2013.07.27 更新

文:GDM編集部 池西 樹

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「EasyTune」によるプリセットオーバークロックを試す

GIGABYTE 8シリーズでは、統合ユーティリティ「APP Center」に組み込まれた「EasyTune」を使うことで、Windows上から簡単にオーバークロックを行うことができる。そこで、今回はあらかじめ用意された「Light」「Medium」「Extreme」の3種類のプリセットを使い、その効果を確認してみることにした。

G1.Sniper 5
Core i7-4770Kを搭載した場合の「EasyTune」設定画面。詳細設定の他にも、「Light」「Medium」「Extreme」「Energy Saving」の4種類のプリセットが用意されている
G1.Sniper 5 G1.Sniper 5
定格動作時のCPU-Z1.65の結果。マルチコア処理では、3.70GHzまで動作クロックが上昇した 「Light」選択時の結果。動作クロックは4.10GHz、コア電圧は1.056V
G1.Sniper 5 G1.Sniper 5
「Medium」選択時の結果。動作クロックは4.30GHz、コア電圧は1.252V 「High」選択時の結果。動作クロックは4.50GHz、コア電圧は1.252V

簡易テストながら、すべてプリセットでOSの起動とベンチマークをクリア。「Medium」と「Extreme」の電圧設定がやや高い点は気になるが、安定性を重視した結果ということだろう。

「CINEBENCH R11.5」でオーバークロックの効果を確認

続いて、「CINEBENCH R11.5」を使いオーバークロックの効果を確認していくことにしよう。

G1.Sniper 5
CINEBENCH R11.5(pts)

シングルコアテストでは、定格動作でもTurboBoost機能で3.90GHzまでクロックが向上するため、スコアの伸びはやや低調。しかし、マルチコアテストでは4.50GHz動作のExtremeプリセットで、約21%と大きくスコアを伸ばしている。動画エンコードや3Dレンダリングなど、マルチスレッド対応アプリケーションで、もうひと伸び欲しい場合には、プリセットオーバークロックは強力な武器となるだろう。

オーバークロックによる消費電力への影響は?

次にプリセットによるオーバークロックで、消費電力がどの程度増加しているのか確認していこう。アイドル時は10分間放置した中で最も低い値、高負荷時は「CINEBENCH R11.5」実行中で最も高い値とした。

G1.Sniper 5
消費電力(W)

アイドル時は省電力機能により、クロック・電圧とも同レベルまで下げられるため、ほとんど差がついていない。一方、高負荷時は、「Medium」で約70W、「Extreme」では約85Wと、電圧が高めに設定されている2つのプリセットで大幅に消費電力が上昇している。今回のテストでは、サイズ「峰2」(型番:SCMN-2000)を使用しているため、熱暴走などの不具合は発生しなかったが、リファレンスクーラーでは冷却性能が不足するのは明らか。常用を考えるならCPUクーラーの交換は必須となりそうだ。

PCI-Express2.0(x2)接続のMarvell「88SE9230」のパフォーマンスをチェック

コンシューマ向けSATA3.0(6Gbps)コントローラの多くは、PCI-Express2.0(x1)接続のため、帯域幅がボトルネックとなり、最新SSDでは転送速度が頭打ちになってしまう。そこで「G1.Sniper 5」では、PCI-Express2.0(x2)に対応したMarvell「88SE9230」を採用することで、ボトルネックを解消している。理論値は、SATA3.0(6Gbps)の限界速度をクリアしているMarvell「88SE9230」だが、実際のパフォーマンスが気になるところ。そこで今回は、PLEXTOR「M5 Pro Xtreme」の256GBモデル「PX-256M5Pro」を使い、転送速度を測定してみることにした。なお比較対象には、チップセット内蔵のSATA3.0(6Gbps)ポートに加え、Marvell「88SE9120」と「88SE9128」のSATA拡張カードを用意した。

G1.Sniper 5 G1.Sniper 5
チップセット接続 88SE9230
G1.Sniper 5 G1.Sniper 5
88SE9120 88SE9128

結果は一目瞭然。チップセット内蔵ポートにはやや及ばないが、PCI-Express2.0(x1)接続のチップと比較すると、シーケンシャル・ランダムともパフォーマンスは大幅に向上している。これまで、外部コントローラのSATA3.0(6Gbps)ポートはおまけ的な印象が強かったが、「G1.Sniper 5」では最新SSDの運用にも十分耐えられる性能を備えていることがわかる。

GIGABYTEのこだわりが詰まったハイエンドマザーボード「G1.Sniper 5」

G1.Sniper 5
 Intel 8シリーズでは、マザーボードメーカーの多くがオンボードサウンドの高音質化に着目しており、ハイインピーダンスなヘッドフォンアンプやサウンド回路の別回路化だけで、差別化を図るのは正直困難だ。そんな中、GIGABYTEでは他社に先駆け“交換可能なオペアンプ”を搭載し、サウンド回路にDIY要素を組み入れる手法を採用した。こと音質については、主観によるところが大きく、すべての人が満足するものを、単一構成で実現するのは難しいことから、とても有効な手段と言える。
 またHaswellでは、電圧レギュレータがCPUに内蔵されたため、以前に比べると電源周りを抑えた製品が多いが、「G1.Sniper 5」では安定性を重視し、Ivy Bridge世代を超える高品質コンポーネントを採用しているのも評価ポイントだ。製品ラインナップも今回検証したフラグシップ「G1.Sniper 5」を筆頭に、MicroATXでミドルレンジも手がける「G1.Sniper M5」、エントリー向け「G1.Sniper B5」とバランスよく用意。Haswellでゲームデビューを考えている人にとって「G1.Sniper 5」シリーズは、オススメできる製品といえる。最後に個人的な要望を言わせてもらうなら、Mini-ITXのオペアンプ交換モデルもぜひ用意して頂きたい。


協力:日本ギガバイト株式会社
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