2026.06.01 14:16 更新
2026.06.01 配信
NVIDIA Corporation(本社:アメリカ カリフォルニア州)は5月31日(現地時間)、Microsoftと共同でWindows PC向けの新プラットフォーム「RTX Spark」を発表した。ArmベースCPUとBlackwell世代GPUを統合したSoCを採用し、ローカル環境でAIエージェントや大規模言語モデル(LLM)を実行する次世代AI PC市場をターゲットとする。
RTX Sparkは、NVIDIAのGrace Blackwellアーキテクチャをベースに設計されたWindows向けプラットフォームで、CPU、GPU、メモリを統合した構成を採用。クラウド依存を減らし、PC単体で高度なAI処理を実行できることを特徴としている。
発表では、Microsoftが推進するAIエージェント対応Windows環境との連携も強調された。AIアシスタントや推論処理、生成AIアプリケーションをローカル環境で実行することで、応答性やプライバシー保護の向上を図る。
また、Dell Technologies、HP、Lenovo、ASUS、Acer、MSIなど主要PCメーカーがRTX Spark搭載製品の投入を予定していることも明らかにされた。ノートPCから小型デスクトップまで幅広い製品展開が想定されている。
今回の発表は、Qualcommが先行してきたWindows on Arm市場へNVIDIAが本格参入する動きとしても注目される。MicrosoftとNVIDIAは、AIエージェントを活用する次世代PC体験の普及を目指し、対応ハードウェアおよびソフトウェアエコシステムの拡充を進めるとしている。
なお、RTX Spark搭載製品は2025年後半より順次投入される予定。COMPUTEX 2026開幕を前に、6月1日に行われた同社CEO ジェンスン・フアン氏の基調講演では搭載ノートPCを手に、RTX Sparkの優位性をアピールした。
文: 編集部 松枝 清顕
NVIDIA Corporation: https://www.nvidia.com/

