エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.428

ターゲットはエンスージアスト!空冷×水冷のハイブリッド、ZOTAC「GTX 980 Ti ArcticStorm」の潜在能力

2015.07.25 更新

文:GDM編集部 絵踏 一

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 いまグラフィックス市場で旬な話題と言えば、NVIDIA GTX TITAN Xに迫るパフォーマンスでハイエンドゲーマーの注目をさらっている「GeForce GTX 980 Ti」だろう。オリジナル仕様の佳作も続々と出揃っているところ、今回編集部にやってきたのは、およそ定番モデルとは呼べない尖った1枚だった。
 ZOTAC International (MCO) Ltd.(本社:香港)から先月より市場に投入された「ZOTAC GeForce GTX 980 Ti ArcticStorm」(型番:ZT-90502-10P)、その最大の特長は“空冷×水冷”仕様のハイブリッドクーラーだ。エンスー好みのプラスアルファをトッピングした、魅惑のハイエンドモデルをいざ検分といこう。
「ZOTAC GeForce GTX 980 Ti ArcticStorm」(型番:ZT-90502-10P)
実勢価格税込149,800円前後
製品情報(ZOTAC International

空冷×水冷ハイブリッド仕様のGTX 980 Tiグラフィックス

「GeForce GTX 980 Ti」は、「GeForce GTX 980」とフラッグシップ「GeForce GTX TITAN X」とのパフォーマンスギャップを埋めるべく登場した、NVIDIAのハイエンドGPUだ。GTX TITAN XをベースにGTX 980/970の弱点だったメモリ周りを改善、4Kゲーミングシーンにおける新定番として注目を集めている。

ちなみに先月に解禁第1号として搭載モデルを送り込んできたのは、他ならぬZOTAC。さらに直後に開催された「COMPUTEX TAIPEI 2015」では早くもカスタマイズ仕様のオリジナルモデルを複数披露、今回の主役である「ZOTAC GeForce GTX 980 Ti ArcticStorm」(以下「GTX 980 Ti ArcticStorm」)もその1つだった。

6月の「COMPUTEX」で披露された、ハイブリッドクーラー搭載の「GTX 980 Ti ArcticStorm」。ZOTACブースでは、本製品を合わせ4種類のオリジナルモデルが一挙に発表された

最大の特長となるのは、ひと目で「ただ者ではない」と分かる空冷×水冷ハイブリッド仕様のオリジナルクーラー「ArcticStorm」だ。もちろん空冷のみの動作でも問題はないのだが、水冷システムに組み込むことで、さらなる冷却パフォーマンスを付与できるという強力な装備。一般に普及しているとは言いがたいカスタム水冷向けの機構を採用するあたり、この製品がいかにエンスーなユーザーを意識したモデルであるかが分かるだろう。

ちなみに水冷用のコールドプレートが一体化した「ArcticStorm」は、それ単体でもかなりの重量がある。カード全体では1.8kgオーバーとヘビー級で、本来なら重さによるマザーボードへの負担が心配されるところ。その問題点をZOTACは理解しており、ユーザーへの手当として「Card Supporter」なるポールが標準で同梱されている。単にスロットに装着して終わりではなく、あまりの重量から支柱を必要とする特殊なモデルというワケだ。

水冷での追加冷却に対応するだけはあり、どこか涼しげな製品パッケージ。コールドプレートと一体化した重量級クーラーを採用することから、付属品には支柱となるポールも同梱される
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