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最終更新日 2026年7月4日 22:17

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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.352

使いこなせ!ZOTACが完成させた無音の手のひらPC「ZBOX CI520 nano Windows 8.1 with Bing」

2014.08.31 更新

文:GDM編集部 絵踏 一

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 小型ベアボーンメーカーの雄として名を馳せるZOTAC International (MCO) Ltd.(本社:香港)から、注目のコンパクトPCが登場した。NUCさながらの手のひら大ボディを採用する完全ファンレスマシン、さらに“0円Windows”ことWindows 8.1 with Bing搭載による低価格パッケージと、トピックは多い。
 今回は「ZBOX C」シリーズと名付けられた新シリーズより、Core i3が搭載された「ZOTAC ZBOX CI520 nano Win8.1 with bing」(型番:ZBOX-CI520NANO-J-W2)を取り上げる。127mm角の超小型マシン、その実力やいかに。
「ZOTAC ZBOX CI520 nano Windows 8.1 with Bing」
(型番:ZBOX-CI520NANO-J-W2)

市場想定売価41,140円前後
製品情報(株式会社アスク)

低価格マシン向けの戦略的OS「Windows 8.1 with Bing」

今回の主役である「ZOTAC ZBOX CI520 nano Windows 8.1 with Bing」(以下:ZBOX CI520 Win 8.1 with Bing)をはじめ、最近にわかにローコストマシンで「Windows 8.1 with Bing」搭載機を目にするようになった。そもそもこの新しいエディションは、マイクロソフトがOEMベンダー向けに無償(あるいは低価格)で提供している、いわば戦略的OS。低価格市場におけるシェア拡大を狙ったもので、タブレットなどへの搭載から始まって最近ではローエンド向けPCへと採用の裾野が広がっている。

「ZBOX CI520 Win 8.1 with Bing」が搭載するOSは、ローコストデバイス向けに無償で提供されるWindows 8.1 with Bing。OS搭載によるコスト増が大きく緩和され、より低価格PCに手を伸ばしやすくなった

さて通常のエディションとはどのように違うのかといえば、実はベースとなったWindows 8.1 Updateとほとんど同等だったりする。Internet Explorer 11の検索エンジンが必ずBingにセットされているだけで、もちろんユーザーは初期設定からエンジンを変更する(例えばGoogleなど)ことも可能。ベンダー次第とはいえ、IE 11の初期検索エンジンはもともとBingに設定されていることがほとんどだったことから、ユーザーにとっての影響はほとんどないと言える。OSが実質無償になったことでベンダーはさらに安価な販売が可能になり、低価格PCというカテゴリも今まで以上に手を伸ばしやすい存在になってきたというワケだ。

ベースは待望のファンレスベア。Core i3搭載でOS付きの「ZBOX CI520 Win 8.1 with Bing」

小粒でもピリリと辛い、超小型PC「ZBOX CI520 Win 8.1 with Bing」。Core i3を搭載するファンレスモデルで、クラス最高レベルの充実したインターフェイスも魅力だ

そのWindows 8.1 with Bingがプリインストールされている「ZBOX CI520 Win 8.1 with Bing」は、同じく「ZBOX C」シリーズに属するベアボーン「ZBOX CI520 nano」がベースになっている。ZOTACがOS標準搭載モデルを手がけるのは初の試みだが、もともメモリとHDDを組み込んだ“Plus”モデルをラインナップしていたこともあり、スムーズに製品化できたようだ。このあたりの経緯は「エルミタ的業界インタビュー『オピニオン』 Vol.21 ZOTACセールス部門のキーマンに聞く、斬新なコンパクトベアを製品化できる理由」でも言及されているため、合わせて参照していただければ幸いだ。

この中に完成型PCを収めているパッケージは、実測で外形寸法約W262×D100×H212mm。ローエンドグラフィックスカードほどの大きさで、店頭で購入しても小脇に抱えて持ち帰ることができる

閑話休題、まずは「ZBOX CI520 Win 8.1 with Bing」のスペックや基本構造から素性をチェックしていこう。プロセッサにはチップセット機能を内蔵した、主にUltrabookやタブレット向けとなる“Haswell-ULT”(ULT=Ultra Low TDP)ことIntel Core i3-4020Y(2コア/4スレッド/1.5GHz/キャッシュ3MB/TDP6W)を搭載。冷却はパッシブクーリングが採用され、騒音ゼロのファンレス設計を実現している。そのほか、メモリはDDR3L 2GB、ストレージに64GBのSSDを実装、もちろん電源はACアダプタ駆動だ。
 また、小さいながらに4ポートを備えるUSB3.0をはじめ、eSATAや有線ギガビットLAN、HDMIとDisplayPortのグラフィックス出力2系統など、インターフェイスはきわめて豪華。IEEE802.11acの無線LANとBluetooth 4.0をサポートし、ワイヤレス環境も完備している。昨今選択肢が増えつつある小型PCにあって、最高レベルといえる充実した構成だ。

ちなみに「ZBOX C」シリーズにおけるWindows 8.1 with Bing搭載モデルは、「ZBOX CI520 Win 8.1 with Bing」をはじめ計3モデルがラインナップされている。いずれも同一の筐体を採用する姉妹モデルで、本機以外の顔ぶれはCeleron N2930を搭載する「ZBOX CI320 nano Win8.1 with Bing」(型番:ZBOX-CI320NANO-J-W2)と、AMD A6-1450 APU(GPUはRadeon HD 8250)搭載の「ZBOX CA320 nano Win8.1 with Bing」(型番:ZBOX-CA320NANO-J-W2)。CPU以外の仕様はほぼ同じで、2GBメモリと64GB SSDという構成も共通だ。こちらは3万円台から購入可能なさらなるローコストモデルになっており、やはり小型PCの中でも有力な選択肢になるだろう。

「ZBOX C」シリーズ共通のファンレス筐体を採用。Celeron搭載モデルとAMD APU搭載モデルと違いはCPUで、いずれも市場想定売価は3万円台後半だ CPU以外の搭載スペックはほぼ同等。ただしAMD APU搭載の「CA320」のみ、若干インターフェイス構成が異なっている
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風通し良好。ハニカム構造デザインの超小型ボディ
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