|
今年1月末から国内発売が開始された期待のミドルタワーPCケース、Antec「P100」が絶好調ときく。ファーストロットはあっという間に姿を消し、セカンドロットが入荷するまでの間、一時売り切れになるほどの人気振りらしい。
Antecと言えば誰もが想像する静音指向の密閉型PCケースだが、今回リリースされた「P100」は期待を裏切らない、実にAntecらしいモデルに仕上げられている。これまで「Performance One」シリーズがコツコツと積み上げてきた信頼と実績がここに凝縮。さっそく新作「P100」をじっくり検証していこう。
元祖静音PCケースの底力。「P100」堂々デビュー
自作市場を牽引した「静音PCブーム」。その立役者といえば、Antecを一躍一流ブランドに押し上げた「P180」(2005年デビュー)だ。現在のようにCPUやGPUの製造プロセスや冷却技術が成熟していなかった当時、斬新とも言える密閉型静音PCケースを投入。自作史に残る名機は、現在もその血統が脈々と受け継がれ、ここに「P100」が誕生した。
今回取り上げる「P100」は、元祖「P180」を源流とする静音コンセプトの象徴として、前面からの音漏れを防ぐ密閉型フロントドアを採用。静音志向をアピールするには十分な説得力となる二層構造パネルも健在で、実にAntecらしいミドルタワーPCケースと言えるだろう。
なおエルミタでは、前作のカラーバリエーションモデル「P280 White」(型番:P280-MW)を2012年10月に検証しているが、「P100」デビュー直前まで人気ミドルタワーPCケースとしてAntecブランドを支えた「P280」シリーズとの違いにも注目したい。

「P100」の位置付け
「P100」はAntec「Performance One」シリーズの中では、”最も数字が若い”モデルだ。数字の法則は不明だが、ここでは既存モデル「P280」を引き合いに、新作「P100」の立ち位置を把握しておきたい。
 |
|
新作「P100」と「P280」との外形寸法比較
|
対応フォームファクタを比較すると、「P280」は最大XL-ATXに対し「P100」はATXまで。外形寸法では幅5mm、奥行き45mm、高さ40mmそれぞれ小振りに設計されている。なおドライブベイは、5.25インチオープンベイが1段、さらに2.5インチ専用シャドウベイ2段分がそれぞれ省略されているものの、2.5/3.5インチ共用シャドウベイは1段増えている。とは言え、単純な数値比較だけでは製品の善し悪しは分からない。ここからは「P280」を忘れ、新作「P100」を徹底的にいじり倒していこう。
|