エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1531
2025.04.25 更新
文:編集部 Tawashi/撮影:pepe
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MSI「MAG 255F E20」 実勢売価税込24,800円前後(2025年4月現在) 製品情報(MSI) |
ゲーミング液晶ディスプレイに求める要素は人それぞれながら、必要最低限のスペックとして譲れないのがサイズ、解像度、リフレッシュレート、応答速度といったところだろう。今回の主役「MAG 255F E20」は、24.5型のフルHD解像度、200Hzの高リフレッシュレート、応答速度0.5ms(GTG、最小値)と重要な要素をクリアしつつ魅力的な価格設定を実現した、コストパフォーマンスに優れた液晶ディスプレイだ。
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前身となるモデルはちょうど1年前の2024年4月に発売された「G255F」。型番の末尾に“E20”が付けられた最新モデルではリフレッシュレートが180Hz→200Hzに、応答速度が1ms(GTG)→0.5ms(GTG、最小値)へと進化したほか、明るさやコントラスト、彩度を自動調整する「AI Vision」に対応するなど新機能も追加されている。
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ちなみに、メーカー担当者のD氏によると、近年は一回りサイズや解像度が大きい27型&WQHD対応製品の人気は高まっているものの、未だ一番人気の製品は24.5型&フルHDのモデルとのこと。eスポーツの世界大会でも採用例が多いスペックで「同じ環境を求める多くのプロゲーマーやストリーマー達からも根強い支持がある」という。
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そのほかのスペックを確認しておくと、黒つぶれや明るいシーンで白飛びのない現実に近い描写ができるHDR(ハイダイナミックレンジ)をサポート。ティアリングやスタッタリングを抑える「Adaptive Sync」、画面のチラつきを抑え長時間の使用でも疲労を軽減する「アンチフリッカー機能」、露出を抑えながら暗部を持ち上げ視認性を高める「ナイトビジョン」、表示しているシーンに合わせて自動的に明るさ・コントラスト・彩度を調整する「AI Vision」、ブルーライトを低減する「ブルーライトカット機能」を備える。このうち、リフレッシュレートと「ナイトビジョン」「AI Vision」については動画検証も行っている。
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輝度は300cd/㎡で、最大表示色約10億7,300万色、色域はデジタルシネマ向けのDCI-P3を79%、一般的なデジタルデバイスで広く使用されるsRGBを96%カバー。インターフェイスはHDMI 2.0b×2、DisplayPort 1.2a×1、ヘッドホン出力×1を備えているため、 PC(DisplayPort 1.2aに接続)のほかPS5やNintendo Switch/Switch 2といったコンシューマゲーム機を2台同時に接続して利用可能だ。なお、本機は店頭販売されていないAmazon専売モデルで、購入の際はWEBでポチるだけで自宅に届く。
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