エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1461
2024.10.01 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
オーディオ回路にはハイエンドゲーミングマザーボードで採用例が多いALC4080チップに、Savitech製アンプSV3H712を組み合わせた「ROG SupremeFX 7.1」を搭載する。デジタルノイズの混入を抑えるためメイン基板からは独立した設計で、オーディオチップには「SupremeFXシールド」を実装。さらにコンデンサには、ELNA製のオーディオグレード品を採用する。
ELNA製のオーディオグレードコンデンサは5個実装。また基板の左下端にはSavitech製アンプSV3H712が確認できる |
I/Oシールドは装着済みの「プレマウンテッドI/Oシールド」で、アンテナのコネクタには「Q-Antenna」を採用 |
リアインターフェイスのUSBポートは帯域幅40GbpsのUSB4×2の他、USB 3.2 Gen 2 Type-C×1、USB 3.2 Gen 2 Type-A×5、USB 3.2 Gen 1 Type-A×4の計12ポート用意されている。さらにUSB 3.2 Gen 2 Type-Cは最大30WまでのUSB PDに対応するため、スマートフォンやタブレットの急速充電が可能だ。
USB4機能はチップセットに内蔵されているわけではなく、ASMedia「ASM4242」で実現している |
ASMedia「ASM4242」は高速な分、発熱も多いようで専用のヒートシンクが実装されていた |
リアインターフェイス付近にはUSB4以外にも、ネットワークコントローラやUSB 3.2 Gen 2コントローラが実装されている |
またネットワークは2.5ギガビット有線LANに加えて、最高約6.5Gbps(理論値)のWi-Fi 7機能を搭載する。Windows 11ではWi-Fi 7の正式対応は間もなく登場予定の24H2からになるが、「Windows 11 24H2 Insider Preview」を使って動作を確認したところ6GHz帯では5,764Mbps、2.4GHz+6GHzでは6,453Mbpsで接続でき、実行速度でも2.5ギガビットLANに匹敵するパフォーマンスを発揮した。
製品にはツールレスで簡単に取り外しができる専用アンテナ「ASUS WiFi Q-Antenna」が付属 |
「Windows 11 24H2 Insider Preview」をインストールしたところWi-Fi 7の機能をフルに使用することができた |
2.5ギガビットLAN(左)とWi-Fi 7(右)で10ギガビットLAN対応の共有フォルダにアクセスしたところ。シーケンシャル読込はほぼ同等のパフォーマンスを発揮する |
「Armoury Create」を使えば、周囲のWi-Fi電波状況を確認したり、アンテナの調整を簡単に行うことができる |