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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1042

MSI「Optix MAG342CQR」検証:曲率1500Rがもたらす圧倒的没入感の34型ゲーミング液晶

2021.08.23 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi/撮影:pepe

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MSI ゲーミング 液晶ディスプレイ

「Optix MAG342CQR」の実動テストを開始

MAG342CQR_1024x768_54

いよいよ「Optix MAG342CQR」を実際に動作させていく。UWQHD解像度で144FPS以上をコンスタントに維持するマシンには相応のスペックが要求される。そこで、検証用PCとしてMSIのゲーミングデスクトップPC「Trident X 10SD-1008JP」を借り受けた。基本構成はIntel Z490マザーボードに、第10世代のIntel Core i7-10700K、GeForce RTX 2070 SUPER、メインメモリは32GB(16GB×2)を搭載する。

MAG342CQR_1024x768_55 高フレームレート出力を実現するMSIゲーミングデスクトップPC「Trident X 10SD-1008JP」

まずは「Optix MAG342CQR」の映り具合を確認していこう。HDR対応のパネルはVA方式で駆動され、4,000:1の高コントラスト比によりメリハリの強いくっきりした画質を実現している。視野角はIPSパネルと同等の水平垂直共に178°と広く、視野角による画質変化は最低限に抑えられている印象だ。左右端での均一性はやや低く、中心部分と比較すると輝度が下がる印象だが、独自のHDRと合わせ、広色域で豊かな色彩表現は肉眼での見え方に近くリアルな映像を表現できている。

144Hzのリフレッシュレート比較

次にリフレッシュレートの違いを体感すべくレースゲーム「Assetto Corsa」のリプレイを使用したテストを実施。リフレッシュレート60Hz/100Hz/144Hzでそれぞれの違いを比較する。テストではディスプレイ同期を有効化するとともに、デジタルスチルカメラのスーパースローモーションにより画面を直接撮影している。

高速なゲーム用途で不向きとなってきた60Hzと比較すれば、その滑らかさは雲泥の差であることがわかる。実際の環境やゲームタイトル次第ではあるものの、FPSやRTSではリフレッシュレートの高低が勝敗を分けることも多い。ウルトラワイドサイズを活かした広い視野を確保する事もでき、よりゲームを有利に楽しむことができる。

OSDで設定可能な応答速度をチェック

続いてリフレッシュレートを144Hzに固定した状態で、本体OSDで設定可能な応答速度を比較する。さきほど同様にディスプレイ同期を有効化するとともに、デジタルスチルカメラのスーパースローモーションにより画面を直接撮影している。

デフォルトで「FAST」となる応答速度は、「NORMAL」と「FASTEST」が任意で選択可能だ。「NORMAL」、「FAST」、「FASTEST」を比較すると、「NORMAL」よりも「FAST」や「FASTEST」に設定したほうが残像感がわずかに抑えられている。また多くのゲーミング液晶では設定を上げるにつれて画像品質がトレードオフになりがちだが、今回のテストでは最速設定の「FASTEST」としても画質が保たれ良好な結果となっている。実際のプレイ環境で問題が無ければ、「FASTEST」に設定してアドバンテージを上積みするのも良いだろう。

1500Rの曲率と21:9のアスペクト比を実感してみる

テストセッションの最後は、実際のゲームやアプリケーションを動作させ「Optix MAG342CQR」のもつ没入感や迫力、さらに利便性を確認してみよう。「Apex Legends」や「Assetto Corsa」といったゲームから動画編集アプリケーション「Adobe Premiere Pro」、さらに専用ソフト「MSI Display Kit」を使用した分割ウィンドウ機能をテストしている。

ゲームシーンでは左右の表示領域が広がり視野が確保できるため、とてもプレイがしやすい環境になっている。FPSやRTSはもちろんMMORPGなどゆっくり楽しむゲームにも最適だ。

「Adobe Premiere Pro」を使った編集作業でも同様。横長のタイムラインがあるアプリケーションでは表示領域を最大限に広げることができ、そうでない場合はビューポートのウィンドウを分離するなど活用方法が多彩に考えられる。

ちなみに、「Optix MAG342CQR」の消費電力を計測したところ、アイドル時(Windows起動後10分何もしていない状態)で約50W、リフレッシュレート144Hz環境でゲームをプレイした時も約50Wと変わらなかった。一般的な24型クラス(動作時約40W程度)の液晶ディスプレイを2台使用するよりも低い消費電力で利用できる。

PCゲームからビジネスまでマルチにこなす大画面ウルトラワイド

「Optix MAG342CQR」最大の魅力は、34型の大画面ながらアスペクト比21:9で曲率1500RのVAパネルを採用した圧倒的な没入感にある。セットアップが完了した実機を目の前にした時の高揚感は、一般的なフラットタイプの液晶ディスプレイでは味わえない感覚だった。

MAG342CQR_1024x768_57 MAG342CQR_1024x768_58

曲率1800Rの製品も多い中、よりカーブが急な1500Rによる恩恵も大きく、34型の大画面とアスペクト比21:9が合わさり驚異的な没入感を生み出すことに成功している。曲面液晶ディスプレイはどのモデルでも没入感を得られことで人気を博しているが、やはり画面サイズが大型化するとその迫力はより高まり、まるで自分専用のシアターを手に入れたような気分になるほどだ。

デュアルディスプレイ環境からの移行もお勧めだ。広大な1画面にブラウザを複数表示したり、アプリケーションを多数展開できるのは想像していた以上に快適。デュアルディスプレイの際とやっていることは変わらないはずなのだが、仕切りのない1画面では明らかに作業効率が向上した。

MAG342CQR_1024x768_56

ゲームをしながら動画視聴、画像や動画編集をしながらWEBで調べ物など、クリエイターならずとも今や誰しもが“ながら作業”をする時代。おまけに24型クラスの液晶ディスプレイを2枚並べるよりも電力効率はよく、電源も1つですむ。曲面液晶ディスプレイは初めてという人、特に現在24型または27型クラスのデュアルディスプレイ環境という人は今すぐ導入を検討してもいい製品だ。

協力:エムエスアイコンピュータージャパン株式会社

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