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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.948

最新GPUをプレミアムに乗りこなす、SAPPHIRE「NITRO+ Radeon RX6800」シリーズ検証

2020.12.29 更新

文:松野 将太/撮影:松枝 清顕

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AMD Radeon RX 6800 SAPPHIRE グラフィックスカード
2020年11月20にリリースされた、「RDNA 2」アーキテクチャを採用するAMD(本社:アメリカ)の最新GPU「Radeon RX 6800」シリーズ。すでに各社から搭載製品が発売されているが、AMD製グラフィックスカードのベンダーと言えばまず名前が挙がってくるのが、SAPPHIRE TECHNOLOGY LIMITED(本社:香港)だろう。ラインナップの中でも注目度が高いのは、オーバークロック仕様のプレミアムモデル「NITRO+ Radeon RX 6800」シリーズ。今回は、上位モデルである「NITRO+ Radeon RX 6800 XT OC 16G GDDR6」にフォーカスし、実力を検証していこう。
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SAPPHIRE TECHNOLOGY LIMITED「NITRO+ Radeon RX 6800 XT OC 16G GDDR6 SPECIAL EDITION」
市場想定価格113,080円前後(2020年12月現在)
製品情報(SAPPHIRE TECHNOLOGY LIMITED)

ラインナップは3モデル、ARGBファン採用のスペシャルエディションも

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Radeon RX 6800 XT搭載モデルが2つ、Radeon RX 6800搭載モデルが1つで、計3モデルをラインナップする最新世代の「NITRO+」シリーズ

「NITRO+」シリーズは、オリジナルファン搭載クーラーを採用した同社のプレミアムモデルとして位置づけられる製品群だ。Radeon RX 6800シリーズのラインナップは、Radeon RX 6800 XT搭載モデルが「NITRO+ Radeon RX 6800 XT OC 16G GDDR6 SPECIAL EDITION」および「NITRO+ Radeon RX 6800 XT OC 16G GDDR6」の2製品、Radeon RX 6800搭載モデルが「NITRO+ Radeon RX 6800 OC 16G GDDR6」で、計3製品を用意している。

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「NITRO+ Radeon RX 6800 XT OC 16G GDDR6 SPECIAL EDITION」の構成。プレミアムモデル「NITRO+」だけあって、冷却機構にも力が入っている フィンの形状を複数利用し、効果的な冷却や静音化を実現している

「NITRO+ Radeon RX 6800 XT OC 16G GDDR6 SPECIAL EDITION」および「NITRO+ Radeon RX 6800 XT OC 16G GDDR6」は、いずれも動作クロックを引き上げたファクトリーOC仕様。セミファンレス駆動のオリジナルGPUクーラーには、従来型の静音ファンとブロワーファンを組み合わせた新型のハイブリッドファンブレード「Tri-X」を採用している。さらにヒートシンクの冷却フィンには、風切り音を抑えるウェーブフィンデザイン、GPU上部には空気の流れを加速・集中させて効率的に熱を放散するV字型フィンを採用するなど、部位によって効果的な形状を使い分ける構成とした。こうした仕様により、高い冷却性と静音性の両立を実現している。

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SAPPHIRE TECHNOLOGY LIMITED「NITRO+ Radeon RX 6800 XT OC 16G GDDR6」
市場想定売価税込109,780円前後(2020年12月現在)
製品情報(SAPPHIRE TECHNOLOGY LIMITED)

そのほか、ファンの回転数を徐々に減速してアイドル時に停止させることで低負荷時の騒音を低減する「Intelligent Fan Control」、着脱可能な冷却ファンを採用することでメンテナンス性を向上させた「Quick Connect」など、前世代でも搭載されていた機能にも引き続き対応している。

基板の設計に関しては、最新GPUの搭載にあたり、高負荷時にも安定した電力供給が可能となるよう電源回路を強化。回路自体は13+1+2フェーズで、電源コネクタ用回路にヒューズプロテクションを内蔵するなど、オーバークロックモデルながら高い安定性や品質を謳う。

なお、ゲームクロックは2,110MHz、ブーストクロックは2,360MHz。元より動作クロックが高めに設定されているRadeon RX 6800 XTだが、オーバークロックによりさらなる高クロック動作を実現している。また、パフォーマンスを簡単に切り替えできるデュアルBIOSに対応しており、ビデオBIOSを切り替えることで通常のPerformance Mode、より静音性の高いチューニングであるSilent Modeを切り替えられる。PCI-Express4.0に対応し、容量16GBのGDDR6メモリを搭載する点などは通常のRadeon RX 6800 XTに準ずるが、消費電力は2製品とも350Wと、リファレンス仕様よりも50W上昇している。

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Radeon RX 6800 XT搭載の2モデルはファンのアドレサブルRGB LEDの有無、USB Type-C出力端子の有無で、性能には変わりがない

ちなみに、いずれもRadeon RX 6800 XTを搭載する「NITRO+ Radeon RX 6800 XT OC 16G GDDR6 SPECIAL EDITION」と「NITRO+ Radeon RX 6800 XT OC 16G GDDR6」の違いは、ファンにアドレサブルRGB LEDを採用する点と、出力端子にUSB Type-C端子を備える点(通常モデルはHDMI×1、DisplayPort×3基の構成だが、SPECIAL EDITIONはDisplayPortが1基少ないかわりにUSB Type-C端子を用意する)のみ。性能的には変わらないため、派手に光らせたい場合はSPECIAL EDITION、そうでない場合は通常モデルを選ぶといいだろう。なお、通常モデルはファン部分が光らないものの、ファンカバーとバックプレートにはアドレサブルRGB LEDを内蔵している。

sarx6800xt_006_1024x858 「TriXX」。上部のタブから機能の切り替えが可能で、モニタリングやビデオBIOS設定の変更などに利用できる

専用ユーティリティとしては、従来通り「TriXX」を用意。リアルタイムのハードウェアモニタリングやパフォーマンスを向上させる「TriXXブースト」機能、ファンヘルスチェック、LEDカラー・パターン変更などのほか、先述したビデオBIOSのソフトウェア切り替えにも対応する。

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SAPPHIRE TECHNOLOGY LIMITED「NITRO+ Radeon RX 6800 OC 16G GDDR6」
市場想定売価税込95,700円前後(2020年12月下旬発売)
製品情報(SAPPHIRE TECHNOLOGY LIMITED)

Radeon RX 6800を搭載した「NITRO+ Radeon RX 6800 OC 16G GDDR6」も、オリジナルクーラーなどの基本的な設計や仕様は同じだ。ゲームクロックは最大1,980MHz、ブーストクロックは最大2,190MHzのオーバークロック仕様で、「Tri-X」クーリングシステムを採用。OC仕様の都合もあり、消費電力は290Wとリファレンス仕様より40W上昇している。

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