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最終更新日 2022年5月20日 18:47

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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.894

最高8コア/16スレッドの「Zen 2」採用APU、AMD「Ryzen PRO 4000」シリーズ

2020.07.30 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹

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AMD CPU Ryzen
AMD(本社:アメリカ)から、約1年ぶりとなるデスクトップ向けAPUの新モデル「Ryzen PRO 4000」シリーズが登場した。CPUコアには、自作PC市場に旋風を巻き起こしている「Zen 2」アーキテクチャを採用。さらにGPUコアクロックを大幅に引き上げた、新生APUの実力を早速検証していこう。
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AMD「Ryzen 7 PRO 4750G」市場想定売価税抜39,980円(2020年8月8日11時発売)
製品情報(日本AMD株式会社)

「Zen 2」アーキテクチャを採用する「Ryzen PRO 4000」シリーズ

昨年7月に登場したメインストリーム向け第3世代Ryzenを皮切りに、8月にはサーバー向けEPYC 7002が、11月にHEDT向け第3世代Ryzen Threadripperを投入するなど、着々と「Zen 2」アーキテクチャのラインナップを拡充しているAMD。そのラストピースとなる、「Renoir」世代のデスクトップ向けAPUが遂に登場した。

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コンシューマ向け「Ryzen 4000」。グローバル市場向けの第1弾モデルは、LenovoおよびHPなどから2020年第3四半期中に販売が開始される予定

ラインナップはコンシューマ向け「Ryzen 4000」と、ビジネス向け「Ryzne PRO 4000」の2シリーズ展開。ただし前者は当面の間、大手OEMメーカーの完成モデルとしてのみ提供される予定。国内のBTOメーカーが販売するPCや、8月8日に販売が解禁されるトレイモデルはいずれも後者になる。

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国内で当初販売されるビジネス向けAPU「Ryzen PRO 4000」シリーズ。なおコンシューマ向けとの違いはセキュリティ関連の機能のみ

これまでAMDのAPUと言えば、グラフィックス機能こそ優秀だが、CPUコアは最大でも4コア/8スレッドに制限され、カバーできるのはエントリークラスまで。一方、Intelのメインストリーム向けCPUには、すべて内蔵GPUモデルが用意されており、ミドルレンジからハイエンド帯で大きく溝を開けられていた。

しかし、今回発表された「Ryzen PRO 4000」では、コア数が最大8コア/16スレッドへと2倍に拡張。さらにIPCが大幅に改善した「Zen 2」アーキテクチャの採用や、プロセス微細化による高クロック化によって、10コア/20スレッドのフラッグシップを除けば、十分に渡り合うことができる性能を実現しているという。

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CPUコアが8コア/16スレッドに拡張されたことで、ハイエンド帯でも十分に対抗できるようになった

またGPUコアにはこれまでと同じ、「Vega」アーキテクチャを採用するRadeon Graphicsを内蔵。GPUコア数は最高11コアから、最高8コアに削減されているが、動作クロックはディスクリートGPUも含めて現行最高クラスとなる最高2,100MHzへと大幅に引き上げられた。これにより、コア数のデメリットを解消しているということだが、実際のパフォーマンスについては後半のテストセッションで明らかにしていこう。

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今回検証するのはTDP 65Wの「G」モデルだが、35Wの「GE」モデルも用意されている

今回トレイ版の発売が開始される、最上位モデル「Ryzen 7 PRO 4750G」は、デスクトップ版APUでは初となるRyzen 7シリーズに属するモデル。コア数は8コア/16スレッド、動作クロックはベースクロック3.60GHz、ブーストクロック最高4.40GHz、L2キャッシュは4MB、L3キャッシュは8MB。グラフィックスコアは8基、GPUクロックは2,100MHzで、TDPは65Wに設定されている。

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AMD「Ryzen 5 PRO 4650G」市場想定売価税抜26,980円(2020年8月8日11時発売)
製品情報(日本AMD株式会社)

ミドルレンジモデル「Ryzen 5 PRO 4650G」のスペックは、コア数が6コア/12スレッド、動作クロックはベースクロック3.70GHz、ブーストクロック最高4.20GHz、L2キャッシュは3MB、L3キャッシュは8MB。グラフィックスコアは7基、GPUクロックは1,900MHzで、TDPは65Wに設定されている。

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AMD「Ryzen 3 PRO 4350G」市場想定売価税抜19,980円(2020年8月8日11時発売)
製品情報(日本AMD株式会社)

エントリーモデル「Ryzen 3 PRO 4350G」のスペックは、コア数が4コア/8スレッド、動作クロックはベースクロック3.80GHz、ブーストクロック最高4.00GHz、L2キャッシュは2MB、L3キャッシュは4MB。グラフィックスコアは6基、GPUクロックは1,700MHzで、TDPは65Wに設定されている。

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今回検証に使用したのは、ASRock「X570 Taichi」。BIOSバージョン3.20では、特に問題なく認識することができた

ソケットは従来通りSocket AM4で、チップセットはAMD 500シリーズ以上に対応。ただし残念ながら、第3世代Ryzen以降のモデルで導入されたPCI-Express4.0への対応は見送られている。またビジネス向け「PRO」シリーズらしく、システムメモリをリアルタイムで暗号化する「AMDメモリー・ガード」をはじめとしたセキュリティ機能を搭載しているのも特徴だ。

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もともとビジネス向けプロセッサということで、セキュリティ機能が充実。なお日本以外では、搭載PCのみの扱いで、CPU単体での販売が行われない国もあるとのこと
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「Ryzen PRO 4000」シリーズのパフォーマンスをチェック
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