「Smart DPSApp Software」で実現。リアルタイムの監視・記録・アップロード

「Toughpower DPS」最大の特色といえるリアルタイムモニタリング、その要となるのが専用ソフトウェアの「Smart DPSApp Software」だ。USBケーブルで接続された電源ユニットのセンサーデータをリアルタイムで受信、稼働状況を詳細に表示してくれる。表示される情報は電圧やファン回転数、消費電力などに加え、概算コストまでと幅広い。また、取得したデータは6時間ごとに自動的に記録されるため、遡って確認することもできる。
　さらに面白いのは、アプリに搭載されているSNSとの連携機能だ。具体的にはFacebook、Twitter、Weibo（ウェイボー/中国版Twitter）、Eメールに対応しており、それぞれのメディアにアプリ上から画像付きで稼働状況（もしくは記録データ）をアップロードできる。「Toughpower DPS」は、従来のモデルとはまるで異なる“開かれた電源ユニット”なのだ。

「Smart DPSApp Software」のホーム画面。アイコンや矢印などのオブジェクトを選択するだけのシンプルレイアウトで、説明がなくとも直感的に操作できる
12V/5V/3.3Vのリアルタイム電圧は、それぞれ矢印で選択することで表示できる
先ほど選択した電圧は「電圧」項目でリアルタイムの挙動をチェックできる。1時間単位のグラフ表記に切り替えることも可能だ
ワットチェッカーがなくともOK。システムの消費電力はもちろん、電力の変換効率もひと目で把握できる
	ファン回転数はモニタリングだけでなく、モード切り替えにも対応。「サイレント」モードでは350rpm前後、「フル回転」モードでは600rpm前後に設定できる。温度データをもとに最適なモードを選択しよう
なんと概算コストの計算までやってくれるから驚き。事前に1KW・hの電気料金を設定しておくことで、消費電力をもとに弾きだしてくれる
SNSとの連携はアプリの目玉機能のひとつ。「シェア」ボタンをクリックすることで、現在表示している画面の画像データを添付してそのままアップロードできる
メイン画面のほか、過去の記録データもアップロード可能。6時間ごとに記録される仕組みで、いつでも遡って確認できるのは嬉しい