エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.724

2台のハイエンドPCを詰め込んだ2システムPC、ストーム「PUNI-W1」をチェック

2019.03.08 更新

文:テクニカルライター・藤田 忠

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撮って出しレビューで大いに注目を集めた、Phanteksのデュアルシステム筐体「ENTHOO EVOLV X GLASS」を使った2システムPC「PUNI-W1」が、老舗BTOベンダーのストームシステムテクノロジーから登場した。ミドルタワーサイズのPCケースにハイエンドPCを2台詰め込んだ意欲作、早速検証していこう。

自作PCの醍醐味のひとつ「2システムPC」

1台のPCケースにデュアルシステムを詰め込んだ2システムPCは、自作PCならではの醍醐味のひとつと言えるだろう。しかしいざ実践しようとすると、対応パーツの選定や安定動作を可能にする冷却システム、実質2倍になる配線の処理など、そのハードルはかなり高い。そんな2システムPCを完成モデルとして仕上げたのが、今回の主役であるストームシステムテクノロジー(以下:ストーム)の「PUNI-W1」だ。

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ストームシステムテクノロジー「PUNI-W1」 基本構成売価税込628,000円(2019年2月8日発売)
製品情報(ストームシステムテクノロジー

また2システムPCというと、いわゆる高性能なメインPCと、処理速度を抑えたサブPCという構成が一般的だが、「PUNI-W1」はひと味違う。マザーボードこそ、ATXとMini-ITXで拡張性に違いはあるものの、いずれもCPUには8コア/16スレッドのIntel Core i9-9900Kを、グラフィックスカードにはNVIDIA GeForce RTX 2080を搭載するハイスペック仕様。そのようなシーンが実際にあるかは別にして、2台のPCで同時に高解像度・高画質設定で最新ゲームをプレイすることさえできるワケだ。

細部までハイエンドに仕上げられた2システムPC「PUNI-W1」

2システムPC「PUNI-W1」のベースとなるのが、ATXとMini-ITXの2枚のマザーボードを搭載できるPhanteksのデュアルシステム筐体「ENTHOO EVOLV X GLASS」と、専用電源ユニット「REVOLT X PSU」だ。特に「REVOLT X PSU」は、それぞれのシステムに独立した電力を供給できるため、これまでのように2台の電源ユニットを搭載する必要がなく、筐体の小型化に大いに貢献している。

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2システムPCを可能にするPhanteks「ENTHOO EVOLV X GLASS」。両サイドパネルは強化ガラスでLEDライティング機能も搭載する

そして「PUNI-W1」では、CPUやグラフィックスカード以外のパーツも基本的には全く同じ。マザーボードのチップセットはいずれも最上位のIntel Z390で、発熱の多いCore i9-9900Kのポテンシャルを最大限に引き出すため、CPUクーラーにはデュアルファンのオールインワン水冷ユニットを採用している。

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80PLUS PLATINUM認証の専用1,200W電源ユニット「REVOLT X PSU」を使うことで、ミドルタワークラスの筐体ながら、デュアルシステムの動作を可能にしている

さらにストレージは256GB NVMe M.2 SSDと500GB SATA3.0(6Gbsp)SSDのデュアルストレージ構成で、メモリにはCrucial製DDR4 32GB(16GB×2/デュアルチャネル対応)を搭載。また各々のシステムには、ビジネス向けのWindows 10 Pro 64bit版がプリインストールされ、購入してすぐにデュアルシステムを堪能することができる。

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国内BTOでは初の2システムPCとなる「PUNI-W1」。これだけ豪華な装備のPCを2台詰め込んでいることから、税込628,000円という基本構成売価も納得だ

なお、今回編集部に届けられた評価機のメモリスピードはDDR4-2400だが、実際の製品ではDDR4-2666が採用されているとのこと。後半のベンチマークセッションのスコアは製品版では若干高くなる可能性がある。

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