エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.612

これで全てが分かる。Antec「P110 Silent」徹底解説

2017.11.11 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕

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Antec(本社:アメリカ カリフォルニア州)より、待望の新作ミドルタワーPCケース「P110 Silent」がリリースされた。単なる新作にあらず、型番から「P100」の派生モデルである事は明らか。否が応でも期待が膨らむ注目の筐体を徹底検証する。

6月にベールを脱いだ期待のミドルタワーAntec「P110 Silent」

Antec待望の新作「P110 Silent」が編集部に届けられた。実はエルミタ初登場ではなく、「COMPUTEX TAIPEI 2017」開催に合わせて台湾で行われたプライベート展示会にて披露され、その容姿はすでに公にされている。ちなみに製品版と外観を見比べてみると、名目上プロトタイプだった展示品と大きな違いは見当たらない。

2017comp_antecp110_01_1024x768 今年6月、グランド ハイアット台北のプライベートルームに持ち込まれた「P110 Silent」のプロトタイプ。この時点でほぼ量産モデルの状態だった

Antec「Performance」シリーズの100番台にして、以前検証を行った「P100」の発売は2014年1月25日。そこから約3年10ヶ月を経て、型番の2桁目が更新された事になる。ちなみに「P100」のセールスは好調で、静音ATXミドルタワーの定番PCケースになった。新作「P110」はそれを引き継ぐべく投入されたモデルに違いない。設定された市場想定売価税抜12,000円台は、ライバルモデルひしめく激戦区。だが、Antecのネームバリューも手伝って、発売前からの注目度は高い。今回は国内正規代理店の株式会社リンクスインターナショナル(本社:東京都千代田区)の協力により、静音志向の「P110 Silent」を借り受け、すみずみまで検証を行う。

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Antec「P110 Silent」 市場想定売価税抜12,480円(2017年11月11日発売)
製品情報(Antec)(株式会社リンクスインターナショナル

なお「P110」シリーズには兄弟モデルとして「P110 luce」(ルチェ)が存在する。こちらは遅れること12月中旬の発売を予定。強化ガラス製サイドパネルを採用し、トップパネルは通気性を重視したメッシュカバー仕様。フロントロゴはRGB LEDのイルミネーションギミックで装飾されている。

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Antec「P110 luce」(ルチェ) 市場想定売価税抜14,480円(2017年12月中旬発売予定)
製品情報(Antec)(株式会社リンクスインターナショナル)

スペック表に見るAntec「P110 silent」

編集部に届けられた評価サンプルに触れる前に、スペック表から「P110 Silent」の性格を把握しておこう。外形寸法は幅230mm、奥行き489mm、高さは518mmで、「P100」に比べ幅+10mm(220mm)、奥行き-36mm(525mm)、高さ+38mm(480mm)と少しずつ異なり、僅かに幅と高さが広がり、奥行きが短くなっている。

対応フォームファクタはATX、MicroATX、Mini-ITXで、素材には0.8mm厚アルミニウム、0.8~1.0mm厚スチール、副素材にABS樹脂が使われている。

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ちなみに重量は12.8kgとされ、あくまで数字上ながら「P100」の約7.3kgに比べると、かなり重厚な造りである事が想像できる。なおパッケージサイズは幅330×奥行き565×高さ595mmで、梱包材および付属品を含む重量は約14.7kg。店頭持ち帰りを目論むなら、キャリーカートの用意が無難だろう。

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