エルミタ的業界インタビュー Vol.30

SAPPHIREに聞く。「Ryzen」そして「Vega」に続く期待

2017.02.16 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi

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 デスクトップPC向けCPU「Ryzen」、そして次世代GPU「Vega」のカウントダウンが始まった。待望の新製品登場は、ユーザーのみならずベンダーや代理店の期待も大きい。
 そこで今回はRadeon製品の筆頭格であるSAPPHIRE TECHNOLOGY LIMITED(本社:香港)と、国内正規代理店である株式会社アスク(本社:東京都千代田区)に、Radeonの今そして"近い将来”についてショートインタビューを実施。併せて現在の主力「NITRO+ RADEON RX 480 8G OC」の検証も行っている。

国内市場では、圧倒的にメモリ8GB版が人気

インタビューに応じてくれたのは、SAPPHIRE本社でMarketing Manager-APACを務めるSteve Choy氏。そして、国内正規代理店アスクからチャネル営業部の深江 祐介氏。話題は、昨年ヒットしたRadeon RX 400シリーズ、そして後半では今年登場が予定されている次世代GPUの「Vega」についても語ってくれた。

Steve Choy氏。長年にわたりSAPPHIRE本社でAPAC地域のMarketing Managerを担当。業界歴も長い
  • 編集部
    昨年(2016年)は「Radeon RX 400」シリーズが発売されました。SAPPHIREにとってはどんな1年でしたか。
  • Steve氏
    新型GPUのおかげで、非常に好調な1年でした。売り上げは前年(2015年)を上回っています。
  • 編集部
    最も売れたモデルはなんでしょうか。
  • Steve氏
    「Radeon RX 480」搭載グラフィックスカードです。
  • 編集部
    「Radeon RX 480」にはGDDR5 4GB版とGDDR5 8GB版があります。どちらが人気ですか。
  • Steve氏
    どちらも人気ですが、VR環境も楽しめるGDDR5 4GB版の価格設定を199ドルとしたAMDの戦略は、市場にインパクトを与えたと言えます。SAPPHIREもアジア市場では、4GB版の出荷数が多い。もちろん、より多くのメモリを求めるユーザーには8GB版がお勧めです。
  • 深江氏
    日本ではダントツで8GB版が売れています。これまでの傾向から、アスクでは8GB版を多く仕入れました。GeForce GTX 1060のGDDR5 3GB版もそうですが、メモリ容量が少ないモデルは、あまり人気が出ません。
アスクのRadeon担当といえばこの人、深江 祐介氏。AMDとも太いパイプを持つ情報通で、イベントの顔としてもおなじみ
  • 編集部
    日本市場の一番人気も「Radeon RX 480」ですか。
  • Steve氏
    出荷数ベースでは「Radeon RX 460」です。NVIDIAの弱いところであるミドルレンジ以下の価格帯ではRadeonが強いですね。GeForceの人気は、やはりGeForce GTX 1060以上ですから。
  • 編集部
    「Radeon RX 460」といえば、SAPPHIREの中国語サイトでのみ確認できる製品があります。StreamProcessorを1024に増やしたモデルのようですが、日本で発売予定はありますか。
  • Steve氏
    こればかりはAMDの決定なので、SAPPHIREでコントロールはできません。おそらく中国限定モデルになると思います。
SAPPHIREの中国語サイトで掲載されている1024SP版のRadeon RX 460。残念ながら日本市場への投入予定はないという
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