エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.377

これで全てが分かる。Thermaltake「Core V31」徹底解説

2014.12.05 更新

文:GDM編集部 松枝 清顕

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 売価税抜4,000円台で購入できるCube型PCケース「Core V1」から4ヶ月。Thermaltakeの自信作「Core V31」(型番:CA-1C8-00M1WN-00)が編集部にやってきた。「Core V1」同様、通気性が考慮されたフロントメッシュパネルを採用するミドルタワーPCケースで、メーカー資料によると冷却系パーツの拡張性に特化した設計が特徴とされている。
 今や市場を見渡すと、イマドキ仕様なPCケースは、そのほとんどが拡張性に優れ、言い換えれば「横並び」の機能性を備える。さて「Core V31」は多くの先行モデル達と肩を並べる「だけ」の素質があるのだろうか。あるいは後発の強みを生かした類の無い「個性」をアピールをしてくるのだろうか。早速検証をはじめよう。

ミドルレンジ「Core」シリーズ新作「V31」の誕生

どんなに著名なPCパーツメーカーでも、浮き沈みというものがある。新製品が立て続けにヒットを飛ばす事もあれば、思惑とは大きく外れ、年単位で深刻な低迷に陥る事も珍しくない。とかく自作PC業界に限っては明るい話題が少なかった2014年だが、例外として近頃のThermaltakeは元気だ。

Core V31は「冷える」シリーズに属する新作だ

 お家芸でもある冷却機器は、ナロー型サイドフロー「Nic L31」「Nic L32」がヒットし、電源ユニットの「Toughpower」シリーズも悪くない。そして今回取り上げるPCケースカテゴリにいたっては、フラットパネルデザインが特徴の「Urban」シリーズ、そして前面通気孔仕様で高冷却をアピールする「Core」シリーズの出来が非常に良い。記憶に新しいCube型Mini-ITX「Core V1」は、今年8月に詳細レビューをお届けし、国内市場のみならず、世界的なヒット作となった。さらに先日発表された、「Core V21」は、スタックもできる高冷却MicroATX Cubeとして注目度は非常に高い。その「Core」シリーズから、新作「Core V31」が編集部に届けられた。

Thermaltake「Core V31」(型番:CA-1C8-00M1WN-00) 市場想定売価税抜8,480円
製品情報(Thermaltake

「Core V31」は、国内市場で12月より発売されるミドルタワーPCケース。事前に入手した資料によると、一風変わった内部設計と、ひと味違う拡張性がポイントらしい。特に注目すべきは、Thermaltakeが提唱する「Tt LCS 水冷システム認証ケース」であること。“LIQUID COOLING SUPPORTED”と記された認定ロゴマークを冠した、水冷システム構築をベースに設計したPCケースというワケだ。

Thermaltakeが提唱する「Tt LCS 水冷システム認証ケース」(LIQUID COOLING SUPPORTED)。オールインワン水冷ユニットに留まらず、DIY水冷パーツ導入に最適化されたPCケースを示す。間もなく国内でのDIY水冷製品の展開が予定されるなか、PCケース選びの目安にもなるだろう

DIY水冷パーツの利用を想定した「Tt LCS 水冷システム認証ケース」

Thermaltakeといえば、そもそも冷却機器が主力のPCパーツメーカーだった。これまで数々の製品を世に送り出してきたワケだが、中でも、近頃は一般層への普及により「オールインワン水冷ユニット」にも注力。そのラインナップを拡充しつつ、国内市場でもいわゆる「DIY水冷パーツ」の取扱いを近々スタートさせる。「Tt LCS 水冷システム認証ケース」はこれを見越したものであり、新作「Core V31」もフロント、リア、トップの計3箇所にラジエターが搭載できるように設計されている。

トップとリアに加え、フロント部分にも大型ラジエターが搭載できる”優先スペース”を確保

上の図説で分かるように、フロントには360mmまたは280mmサイズ、トップには360mmまたは240mmサイズ、リアには120mmサイズのラジエターがそれぞれ搭載可能。冷却重視派には有力な選択肢となるだろう。このDIY水冷を意識した拡張性に優れるミドルタワー、期待の「Core V31」をじっくり検証していこう。

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