最終更新日 2021年1月22日 0:00
最終更新日 2021年1月22日 0:00
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.783
2019.10.09 更新
文：エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
|
|
| 「Hydro GE 850W」の気になる内部設計を確認すべく、いざ分解。ちょうどコの字型のフレーム二つが噛み合うような構造で閉じられていた | |
続いては「Hydro GE 850W」のフレームを開封し、その内部構造をチェックしていく。覗き見た内部はまさに「ギッシリ詰まっている」という印象、ただし大容量の日本製105℃コンデンサをはじめ、部材はいずれも高品質なコンポーネントで構成されている。効率と出力の安定性を高めるDC-DC変換回路を採用するほか、OPP（過負荷保護回路）、OCP（過電流保護回路）、OVP（過電圧保護回路）、UVP（低電圧保護回路）、SCP（短絡回路保護）、OTP（過温度保護回路）の各種保護回路を搭載。冷却機構には、静音・高耐久な135mm FDBファンを備えている。
|
| まずは内部構造を真上から観察。ケーブルが目立つややクラシカルな設計で、かなりギッシリとコンポーネントが詰め込まれている |
|
|
| AC電力を取り込む入力回路。突入電流や高周波ノイズを除くフィルターを備えている | 交流を直流に変換する一次側の整流回路。発熱するためヒートシンクを備えている |
|
力率を改善するアクティブPFC回路 |
|
| 一次側の平滑回路には、日本ケミコン製の大容量105℃コンデンサが採用されていた |
|
|
| 直流電流を高周波に変換するスイッチング回路付近。MOSFETの発熱が大きいため、ヒートシンクに直接貼り付けられている | 入力電圧を変圧するメイントランス。中央に実装されている |
|
|
| メイントランス脇に実装されている、スタンバイ用のサブトランス | 直流出力に整流する二次側の整流回路も発熱が大きな部分。付近に他のヒートシンクが見当たらないため、スイッチング回路と隣接して実装されていると思われる |
|
|
| 二次側の平滑回路付近。特に耐熱性能が求められる部分とあって、固体コンデンサも採用されている | 高効率と安定した出力を実現しているDC-DC変換回路 |
|
|
| 外周部分には縦実装された複数の基板を備え、限られた内部面積を有効に活用している | |
|
冷却ファンのケーブルが接続されていた基板。「インテリジェント速度制御回路」用と思われる |
|
| 冷却ファンは、台湾Power Logic製の135mmファン「PLA13525S12M」。スマートなセミファンレス動作により、負荷に応じた最適な回転数で可動する |
