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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.708

小型ケースに収まる冷却自慢のハイエンド、MSI「GeForce RTX 2080 VENTUS 8G OC」

2018.12.30 更新

文:テクニカルライター・藤⽥ 忠/編集・池西 樹

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GeForce RTX 2080 MSI グラフィックスカード ゲーミング

ベンチマークテスト:「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」

続いて実ゲームによる検証を進めていこう。まずは「Tensorコア」による深層学習を利用し、4K解像度では、ノイズを削減して描画をアップスケールする「DLSS」(Deep Learning Super Sampling)に対応した「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」のスコアからチェックしていく。

DLSSの効果を確認できる「Final Fantasy XV with DLSS Beta Support」

ドライバは「DLSS」にβ対応した「GeForce 417.35 Driver」、画質設定は“NVIDIA HairWorks”と“NVIDIA TurfEffects”などの項目をオフにした“最高画質”で、解像度は1,920×1,080ドットと3,840×2,160ドットの2種類を選択している。なお測定は、車で移動する「はじめての車旅」のフレームレート(60秒間)を「Fraps」で記録し、最小(Min)、平均(Avg)、最大(Max)を抽出している。

2080VENTUS_104_ffxv-1920_620x315
2080VENTUS_105_ffxv-4K_620x435a

フルHD解像度では最低で80fps、平均では100fpsを上回るスコア。また4K解像度では、「DLSS」を有効にするとNVIDIAの発表通りフレームレートが向上。定格では平均60fpsをわずかに下回るが、オーバークロック時は約62.5fpsを記録した。画質に関しては好みが分かれるところだが、マルチGPUを構築しなくても「DLSS」を使うことで、4K解像度でも快適なゲームプレイが可能になるのは「GeForce RTX 2080 VENTUS 8G OC」の大きな魅力だ。

ベンチマークテスト:PLAYERUNKNOWN`S BATTLEGROUNDS

次は大人気FPSゲーム「PLAYERUNKNOWN`S BATTLEGROUNDS」(PUBG)を試していこう。FPSゲームは高リフレッシュレートに対応したゲーミング液晶を組み合わせたいため、100fpsを超えるフレームレートを維持したい。テスト解像度はこれまでと同じで、描画設定も最高品質の“ウルトラ”を選択している。なお、計測はマップ“Erangel”のリプレイデータ再生時のフレームレート(180秒)を採用している。

2080VENTUS_106_PUBG-1920_620x315a
2080VENTUS_107_PUBG-4K_620x315

さすがに“ウルトラ”画質では、フルHDでも平均フレームレートは90fps台に留まるが、画質設定を調節すれば、十分にリフレッシュレートが100Hzを超えるゲーミング液晶でのプレイが可能だ。またオーバークロックの効果は、GPU負荷が高くなる4K解像度で顕著にあらわれており、最小フレームレートは34.5fpsから36.6fps、平均フレームレートは46.4fpsから50.1fpsに伸びている。また4K解像度も描画設定を調整することで、60fps前後のフレームレートが狙えるだろう。

ベンチマークテスト:シャドウ オブ ザ トゥームレイダー

続いてAPIにDirectX 12を選択できる、「トゥームレイダー」シリーズ最新作「シャドウ オブ ザ トゥームレイダー」を試していこう。解像度と描画設定はこれまでと同じだが、テストはゲーム内のベンチマークを利用。リザルトにはCPUレンダリングや、GPUのみのフレームレートなども計測されるが、今回は通常画面に表示されるフレームレートの平均値を抜き出している。

2080VENTUS_108_SOTR_620x265

4K解像度時の平均フレームレートは40fps台だが、ステルス行動が多いゲームなのでプレイに大きな支障はないだろう。また、フルHD解像度では100fpsを軽く超える余裕のフレームレートで、滑らかに動くララを堪能できる。

ベンチマークテスト:Battlefield V

実ゲームによるテストの最後を飾るのは、リアルタイムレイトレーシング機能「DirectX Raytracing」(DXR)に対応する「Battlefield」シリーズ最新作「Battlefield V」だ。

ちなみにドライババージョン「GeForce 417.22」では、「DXR」の最適化が行われており、GeForce RTX 2080では、“DXRレイトレース・リフレクションのクオリティー”を”中“に設定した場合、解像度2,560×1,440ドットで、60fps以上のフレームレートが得られるとNVIDIAは主張している。

2080VENTUS_066_3840x2180bfv_DXR-off 2080VENTUS_067_3840x2180bfv_DXR-on
「DXR」の効果が非常に分かりやすい「大戦の書」の「北極光」のワンシーン。氷結した湖に、湖岸の船や家が映り込んでおり、リアルな描画を楽しめる

テスト設定は、描画品質が“最高”、解像度は1,920×1,080ドットと3,840×2,160ドットの2種類で、「DXR」は有効と無効を選択。“DXRレイトレース・リフレクションのクオリティー”の設定は“最高”を選択している。

また測定は、シングルプレイヤーモード「大戦の書」の「ティライユール」をプレイし、90秒間のフレームレートを「Afterburner」のベンチマーク機能を使って記録している。ただし、「Afterburner」はタイマー機能を持たないため、計測時間には多少の誤差がある。

2080VENTUS_109_BF5-1920_620x435a
2080VENTUS_110_BF5-4K_620x435a

ドライバの最適化が行われたと言いつつ、「DXR」の負荷はまだまだ非常に高い。“DXRレイトレース・リフレクションのクオリティー”を“最高”にした場合は、40%以上もフレームレートが落ち込んでいる。ただし、フルHD解像度では、平均フレームレートが60fpsを超えており、美麗かつリアルな描画でシングルプレイを楽しむことができる。また、4K解像度でも「DXR」を無効にしておけば、60fpsに限りなく近いフレームレートなのも注目したい。

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