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最終更新日 2026年7月5日 21:00

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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.522

これで全てが分かる。NZXT「S340 Elite-VR」徹底解説

2016.10.28 更新

文:GDM編集部 松枝 清顕

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PCケース

ボトムカバー上部を利用した2.5インチ専用トレイ

ここからは「S340 Elite-VR」のドライブベイレイアウトを解説していこう。はじめにチェックするのは、ボトムカバーの天板部分に用意された、2.5インチSSD専用の搭載スペースだ。ハンドスクリュー1本で固定された専用トレイは、左側面から見て左右に配置。コネクタはボトムカバー内部にアクセスできるスルーホールに向けて設置する。近頃、ボトムカバーを備えた二層構造が流行だが、ほとんどのケースで、天板部分がストレージ搭載スペースとして有効活用されている。

トレイ着脱はハンドスクリュー1本を外し、スライドさせるだけ。トレイ奥にはSATAケーブルを通すスルーホールがある。開口部サイズは実測で幅約70mm、奥行き約33mmと十分

ボトムカバー側面にも2.5インチSSDが設置可能

ボトムカバー天板部分のスペース利用は珍しくないものの、左サイドパネルに面する側面利用は珍しい。「S340 Elite-VR」では、フロント寄りボトムカバー側面に2.5インチ専用トレイを設け、ストレージ収納力を稼いでいる。既にお気付きだとは思うが、このモデルには従来あるはずのフロントパネル裏に、シャドウベイが無い。それを補うため、空きスペースを有効活用しているというワケだ。このスタイルは増えつつあり、設計の工夫によるストレージスペースの確保が、PCケースの善し悪しを量る評価ポイントになっている。

ボトムカバー側面の2.5インチSSDは、コネクタをスルーホール側に向けて固定。SATAケーブルの露出を最小限にする事ができる。なおスルーホールの開口部サイズは実測で幅約25mm、高さ約55mm程度
2.5インチ専用トレイは、ボトムカバー天板部のそれと同一。なお左サイドに面する強化ガラスまでの距離は実測で約15mm程度は確保できている

3.5インチシャドウベイと「+(プラス)1」の存在

フロントパネルの裏手、ボトムカバー内部には、3.5インチ専用のシャドウベイがある。ここには3.5インチHDDを最大で2台搭載可能。一見、よくあるHDDケージかと思いきや、スライド着脱式の専用トレイの装備はなく、必要最低限のブラケットが固定されているのみ。このスタイルは非常に珍しく、簡素化されたマウントスペースは拍子抜けするほど素っ気ない。

3.5インチ2台が搭載できるシャドウベイには、折り返しによるガイドが設けられ、上下を分割。通常ならあるはずのトレイは無く、コストパフォーマンスを意識した”割り切り”とみていいだろう

さらにスペック表のシャドウベイ数を確認すると、2.5インチおよび3.5インチそれぞれに「+(プラス)1」という表記がある。近頃のストレージ搭載スペースは多様化しており、数字だけでは構造が想像しにくい。「S340 Elite-VR」はまさにそれで、「+(プラス)1」は、3.5インチシャドウベイとボトムパネル間の空間を利用。底面ベタ置きで、2.5インチSSDまたは3.5インチHDDが1台増設する事ができる。

どこか控え目で補助的な印象の「+(プラス)1」は、3.5インチシャドウベイ下部のスペースを利用。側面から2.5 / 3.5インチドライブを滑り込ませ、底面のネジ穴で固定する。”控え目なスペース”の利用だけに、”控え目な表記”は合点がいく

全7段仕様の拡張スロット

拡張スロットは全部で7段。ATXミドルタワーPCケースとしては標準的な仕様だ。グラフィックスカード等の拡張ブラケットは、シャーシ外部で固定するタイプを選択。一般的なシャーシ内部固定に比べ、拡張カード有効スペースを若干広くできるメリットがある。なおブラケットはパンチング処理が施され、通気孔の役割を兼ねている。

全7段の拡張スロット。シャーシ外部固定により、ハンドスクリューの着脱もし易い。なおスロット右側にあるロックする固定補助プレートは、2本のハンドスクリューで固定。グラフィックスカード搭載時には一旦取り外す必要がある

電源ユニット搭載スペース

電源ユニットは一般的なボトムマウントスタイル。冷却ファン搭載ポジションには通気孔を設け、スライド式防塵フィルタが装着されていた。なお電源ユニット本体は、ボトムカバーの存在により、背面にハンドスクリューで固定された枠を取り外してインストールする。後ほど実際に取り付け作業を行い、詳しく解説しよう。

冷却ファンに面するエリアには、通気孔とスライド着脱式防塵フィルタ(実測約W190×D100mm)を装備。付着したホコリはこまめに手入れしたい
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「S340 Elite-VR」の考え抜かれたケーブルマネジメント機構
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