ショップ公認 hermitage akihabara since1997 ショップ公認 hermitage akihabara since1997

最終更新日 2023年3月30日 15:59

  • レビュー
  • エルミタ取材班
  • 自作PCパーツ
  • PC・ノート・BTO
  • モバイル
  • 告知・キャンペーン
  • 特価品情報
  • アキバ価格表
  • データベース
  • SHOPリスト
  • AMD
  • MSI
  • Thermaltake
  • サイコム
  • CFD
  • ASUS
  • GIGABYTE
  • ツクモ
  • アーク
  • Crucial
  • CORSAIR
  • Fractal Design
  • Cooler Master
  • 街ネタ

トップ > レビュー > 撮って出し

エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.373

これで全てが分かる。NZXT「H440 Designed by Razer Edition」徹底解説

2014.11.21 更新

文:GDM編集部 松枝 清顕

  • rss
  • Twitter
  • Facebook
  • hatena
  • pocket
PCケース
グラフィックスカード搭載スペース

拡張カードの有効スペースは294mmが公称値。さらに2.5/3.5インチシャドウベイのトレイを外す事で、最大406.2mmまでスペースは拡大する。搭載テストには奥行き270mmのグラフィックスカードを用意したが、残り約20mmを残し、スッポリ収める事ができた。

奥行き270mmのグラフィックスカードを搭載。拡張スロットの固定ネジは「脱落する」ハンドスクリューが採用されてはいるものの、場所が狭いだけにドライバーは必須。
電源ユニットを搭載してみる

次に電源ユニットを搭載してみよう。搭載サンプルにはCORSAIR「RM850」を用意。奥行き180mmと大型サイズながら、フルモジュラー式を採用する事で扱い易い。
 ハンドスクリューで固定された枠を取り外し、電源ユニットをインチネジで固定。背面から本体をインストールさせれば装着は完了する。なお電源ユニットの搭載スペースだが、ボトム面にベタ置きする2.5/3.5インチ共用シャドウベイを使わなければ、フロントパネルまでの一直線全てを使う事が可能。どんなに長い電源ユニットでも難なく搭載できてしまう。ちなみにシャドウベイを使用しても、実測で約250mmまでの空きスペースがあり、居住性は良好だ。

ハンドスクリューで固定された枠に、電源ユニットをネジ留め。枠を元の位置に戻せばマウントは完了。”縦インストール式”は、主に搭載スペース左右からアクセスできない構造のPCケースで採用されている
電源ユニットの搭載スペースは広い。ボトム面ベタ置きの2.5/3.5インチシャドウベイの使用を想定すると、実測約250mmの搭載スペースが確保できる。余ったケーブルのスペースとしても利用できるだろう

ワンランク上のクオリティが「出せるか否か」が課題

既存モデルをベースに、ゲーミングデバイスメーカー「Razer」の手により監修された「H440 Razer Edition」。グリーンLEDの発光ギミックは鮮やかで、PCゲームとは無縁の自作派にも、ちょっと気になる存在ではないだろうか。そもそもブラックとグリーンの相性は良く、ボディ底から設置面を照らす”間接照明”も悪くないし、うるさければ消灯すればいい。サイドパネルのアクリル窓から覗く「Razer」のロゴは、さりげなく内部構成パーツを引き立て、あたかもショーウインドウのようだ。シンプルに振った外観デザインも十分に日本市場で受け入れられる仕上がりと言えるだろう。

しかし改善点も多い。お世辞にも組み立て精度が高いとは言えず、サイドパネルの取り付けもどこかギスギスしている。またスチール製の2.5/3.5インチシャドウベイトレイの固定方法もいまひとつで、金属同士がこすれた傷が目立つ。さらにいただけないのが、至る所で採用されている「脱落しない」ハンドスクリューだ。ネジの軸の一部に溝を刻まない事で、その場に留まる一般的な「脱落防止ネジ」だが、どのネジも固く、結局ツールフリーでは作業できなかった。
 いずれも細かい事だが、日本市場で評価されるには、これらはとうてい黙認できるものではない。スマートな外観スタイルやそつのない内部設計、自慢の発光ギミックには注文がないだけに、マイナス部分が際立つ結果となった。

今やNZXTは人気PCケースメーカーのひとつに数えていいだろう。ただ、もうひと皮むけて欲しい。海外メーカーのセールスマネージャーが口を揃えるように、特に厳しい目を持つとされる日本市場。そこで更に存在感を増していけるのか、一段上のクオリティを出せるか否かに掛かっている。


協力:NZXT
  • << 前のページ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 次のページ >>
  • 前の記事
  • 記事一覧
  • 次の記事

RELATED ARTICLE 関連記事

  • # シームレス強化ガラスパネルの魅せるフルタワーPCケース、Phanteks「NV7…
  • # RAIJINTEK、360mm水冷や最大365mmカードを搭載できるミドルタワー…
  • # 持ち運び用のハンドルを備えた4面メッシュミニタワー、JONSBO「C6 Hand…
  • # 高い拡張性を誇るゲーミングフルタワー、ASUS「ROG Hyperion GR7…
  • # 460mmのVGAを搭載できるE-ATX対応フルタワー、ASUS「ROG Hyp…
  • # サイズ、ドイツ「be quiet!」製品の新規取り扱い開始を発表

CLOSE UP

  • 2023年3月30日
    プラモデルさながらの組み立て式キーボードスタンドが上海問屋から
  • 2023年3月30日
    ストーム、白いPCケースとオリジナルAIO水冷を搭載するデスクトップPC計2機種発売
  • 2023年3月30日
    サイコム、「G-Master Velox II」購入で最大5,000円分のQUOカードが貰えるキャンペーン
  • 2023年3月30日
    リサイクル素材を90%使用する21.5型フルHD液晶ディスプレイがAcerから
  • 2023年3月30日
    JONSBO、16:10の8型サブ液晶ディスプレイ「DS8」シリーズ
WHAT'S NEWを見る

CLOSE UP

  • 2023年3月29日
    これで全てが分かる。CORSAIR「iCUE 4000D RGB AIRFLOW」徹底解説
  • 2023年3月25日
    組み込みスタイルを変える革新のサイドプラグイン電源、CORSAIR「RM1200x Shift」検証
  • 2023年3月22日
    最新パーツでパフォーマンスが劇的向上。新生ゲーミングノブ搭載PC、MSI「Aegis Ti5 13NUG-257JP」検証
  • 2023年3月20日
    高機能かつ堅牢なASRock「X670E Steel Legend」がRyzen 7000X3Dにオススメの理由
  • 2023年3月17日
    ストリーマーの“欲しい”を詰め込んだクリエイターPC「arkhive CREATOR Limited CL-A7G37R」検証

LANGUAGE

RANKING

  • 1

    秋葉原PCパーツ系STAFFに聞きました。「リフレッシュレートはいくつですか?」

  • 2

    日本AMD、Ryzen 7 5700Xなど新CPU計5モデルの国内発売日と市場想定売価をアナウンス

  • 3

    最高5.50GHz駆動の”SPECIAL EDITION”、Intel「Core i9-12900KS」の実力検証

  • 4

    パソコン工房「超 新生活スタートセール」が本日よりスタート

  • 5

    RAPID IPSと37.5型曲面の豪華仕様ゲーミング液晶、MSI「Optix MEG381CQR Plus」を試す

BACK NUMBER

  • 2023年3月
  • 2023年2月
  • 2023年1月
  • 2022年12月
  • 2022年11月
  • 2022年10月
  • 2022年9月
  • 2022年8月
  • 2022年7月
  • 2022年6月
  • 2022年5月
  • 2022年4月
  • 2022年3月
  • 2022年2月
  • 2022年1月
  • 2021年12月
  • 2021年11月
  • 2021年10月
  • 2021年9月
  • 2021年8月
  • 2021年7月
  • 2021年6月
  • 2021年5月
  • 2021年4月
  • 2021年3月
  • 2021年2月
  • 2021年1月
  • 2020年12月
  • 2020年11月
  • 2020年10月
  • 2020年9月
  • 2020年8月
  • 2020年7月
  • 2020年6月
  • 2020年5月
  • 2020年4月
  • 2020年3月
  • 2020年2月
  • 2020年1月
  • 2019年12月
  • 2019年11月
  • 2019年10月
  • 2019年9月
  • 2019年8月
  • 2019年7月
  • 2019年6月
  • 2019年5月
  • 2019年4月
  • 2019年3月
  • 2019年2月
  • 2019年1月
  • 2018年12月
  • 2018年11月
  • 2018年10月
  • 2018年9月
  • 2018年8月
  • 2018年7月
  • 2018年6月
  • 2018年5月
  • 2018年4月
  • 2018年3月
  • 2018年2月
  • 2018年1月
  • 2017年12月
  • 2017年11月
  • 2017年10月
  • 2017年9月
  • 2017年8月
  • 2017年7月
  • 2017年6月
  • 2017年5月
  • 2017年4月
  • 2017年3月
  • 2017年2月
  • 2017年1月
  • 2016年12月
  • 2016年11月
  • 2016年10月
  • 2016年9月
  • 2016年8月
  • 2016年7月
  • 2016年6月
  • 2016年5月
  • 2016年4月
  • 2016年3月
  • 2016年2月
  • 2016年1月
  • 2015年12月
  • 2015年11月
  • 2015年10月
  • 2015年9月
  • 2015年8月
  • 2015年7月
  • 2015年6月
  • 2015年5月
  • 2015年4月
  • 2015年3月
  • 2015年2月
  • 2015年1月
  • 2014年12月
  • 2014年11月
  • 2014年10月
  • 2014年9月
  • 2014年8月
  • 2014年7月
  • 2014年6月
  • 2014年5月
  • 2014年4月
  • 2014年3月
  • 2014年2月
  • 2014年1月
  • 2013年12月
  • 2013年11月
  • 2013年10月
  • 2013年9月
  • 2013年8月
  • 2013年7月
  • 2013年6月
  • 2013年5月
  • 2013年4月
  • 2013年3月
  • 2013年2月
  • 2013年1月
  • 2012年12月
  • 2012年11月
  • 2012年10月
  • 2012年9月
  • 2012年8月
  • 2012年7月
  • 2012年6月
  • 2012年5月
  • 2012年4月
  • 2012年3月
  • 2012年2月
  • 2012年1月
  • 2011年12月
  • 2011年11月
  • 2011年10月
  • 2011年9月
  • 2011年8月
  • 2011年7月
  • 2011年6月
  • 2011年5月
  • 2011年4月
  • 2011年3月
  • 2011年2月
  • 2011年1月
  • 2010年12月
  • 2010年11月
  • 2010年10月
  • 2010年9月
  • 2010年8月
  • 2010年7月
  • 2010年6月
  • 2010年5月
  • 2010年4月
  • 2010年3月
  • 2010年2月
  • 2010年1月
  • 2009年12月
  • 2009年11月
  • 2009年10月
  • 2009年9月
  • 2009年8月
  • 2009年7月
  • 2009年6月
  • 2009年5月
  • 2009年4月
  • 2009年3月
totop

hermitage akihabara

https://www.gdm.or.jp

  • twitter
  • facebook
  • RSS
GdM
  • レビュー
    • インタビュー
    • 一点突破
    • 使ってみた
    • 撮って出し
    • 特別企画
  • ニュース
    • リリース 国内
    • リリース 海外
    • BTO
    • モバイル
    • 募集
    • イベント
    • 業界動向
    • 価格改定
    • 見出し斜め読み
    • キャンペーン
    • 障害情報
    • BTO
    • オーディオ
    • ガジェット
    • ディスプレイ
    • デスクトップPC
    • ノートPC
    • 入力デバイス
    • 携帯端末
    • その他
  • エルミタ取材班
    • その他
    • イベント 取材
    • コレオシ
    • ボイス
    • 取材ネタ
    • 展示会
  • 特価品情報
  • アキバ価格表
  • データベース
  • ショップリスト
  • エルミタージュ秋葉原とは
  • 情報・リリース窓口
  • 広告掲載希望のお客様へ
  • お問い合わせ
  • 制作物一覧
Copyright © 1997-2023 GDM All rights reserved.