ショップ公認 hermitage akihabara since1997 ショップ公認 hermitage akihabara since1997

最終更新日 2021年3月9日 0:02

  • レビュー
  • エルミタ取材班
  • 自作PCパーツ
  • PC・ノート・BTO
  • モバイル
  • 告知・キャペーン
  • 特価品情報
  • アキバ価格表
  • データベース
  • ショップリスト
  • AMD
  • MSI
  • Thermaltake
  • サイコム
  • CFD
  • ASUS
  • GIGABYTE
  • ツクモ
  • アーク
  • コレオシ
  • 街ネタ
  • 次に来るモノ
  • ノートPC
  • PCケース徹底検証

トップ > レビュー > 撮って出し

エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.271

これで全てが分かる
Cooler Master 「CM 690 III」徹底解説

2013.10.19 更新

文:GDM編集部 松枝 清顕

  • rss
  • Twitter
  • Facebook
  • hatena
  • pocket
Cooler Master PCケース 静音

多彩なドライブベイレイアウト

PCケース選定で重要視されるドライブベイレイアウトをじっくり解説していこう。「CM 690 III」は5.25インチオープンベイと上下に分割された3.5インチシャドウベイ、そして独立した2.5インチシャドウベイを用意。さらに新機構「SSD/HDDコンボトレイ」を採用したことで、実に多彩なストレージ構成でPCを組み上げることができる。ここではその全てをご覧に入れよう。

5.25インチオープンベイ

昨今存在感が薄れつつある5.25インチオープンベイ。クラウドコンピューティングがいくらもてはやされようとも、デスクトップPCユーザーにとって光学ドライブはやはり必要な構成パーツであるはずだ。
 「CM 690 III」では全3段の5.25インチオープンベイを備え、全段ツールフリーで光学ドライブをマウントする事ができる。なおドライブベゼルは防塵フィルタ付きのメッシュ仕様。このあたり、初代「CM 690」の意匠が受け継がれているといえるだろう。

CM 690 III CM 690 III
防塵フィルタ装着の5.25インチベゼル。固定は両サイドの爪によるもので、リリースはPCケース内部から行う事になる。着脱にフロントパネルを外す必要はない
CM 690 III
光学ドライブをガイドに沿ってスルスル滑り込ませると、ネジ穴部でロックが掛かるツールフリー機構を採用。プッシュブタンを押せばロックが解除され、引き出す事ができる仕組み

レイアウト変更可能な2.5/3.5インチシャドウベイ

インターフェイスをマザーボードトレイ背面方向に搭載させるストレージマウント設計は、初代「CM 690」がその原型を作ったともいえる。発売当時主流ではなかったこのスタイルを提唱し、ABS樹脂の柔軟な素材特性を生かしたツールフリー式トレイは、現在多くのPCケースが採用するようになっている。その先駆者は「CM 690 III」でさらに進化した新機構を用意してきた。

CM 690 III
上下2分割式のシャドウベイは、標準状態では上段4つが2.5インチ用、下段3つが3.5インチ用。このスタイルの元祖である「CM 690」シリーズは、最新作で新たな機構を用意してきた

標準状態で上段2.5インチ×4段、下段3.5インチ×3段のシャドウベイは、「SSD/HDDコンボトレイ」と呼ばれる専用トレイを新たに導入。さらにネジ留めされた上段左側面のステイを移動させる事で、2.5インチシャドウベイを3.5インチシャドウベイとして使用できるのだ。

CM 690 III
上段左側面のステイを移動させれば、フル3.5インチシャドウベイ×7段に様変わり。3.5インチHDDを複数搭載させたいニーズにも応える柔軟性がこのシャドウベイにはある
CM 690 III CM 690 III
「SSD/HDDコンボトレイ」は、2ピース構造。底面でロックされたツメをリリースすれば、2.5インチサイズまたは3.5インチサイズへ自在に伸縮。シャドウベイレイアウトにより、ツールフリーでスタイルを変える事ができる。なお3.5インチ状態でも2.5インチSSDを底面ネジで固定する事もできる

グラフィックスカード搭載スペースを生み出すシャドウベイ

レイアウト変更可能なシャドウベイは、ストレージの組み合わせを自在にするだけでなく、拡張カード有効スペース拡大も想定されていた。
 シャドウベイ上段は、拡張スロットの延長線上に位置する。2.5インチシャドウベイの状態で使用すれば、グラフィックスカードの搭載可能スペースは312mm、フル3.5インチ化で280mmに縮小、さらにシャドウベイ上段全てを取り払えば、423mmの広大なスペースが確保できてしまう。このように、新機軸「SSD/HDDコンボトレイ」の採用と、柔軟なシャドウベイ機構により、多様なユーザーからのリクエストに応える準備ができている、それこそが「CM 690 III」最大の見せ所といえるかもしれない。

CM 690 III CM 690 III
前面2本、背面1本のネジで固定されている左側面のステイ。上段シャドウベイを取り払うと、広大なスペースが現れる
CM 690 III
マウントするグラフィックスカードの長さと、マウントさせるストレージの数やサイズなど、多様なスタイルに変貌するシャドウベイ機構は、「CM 690 III」の軸となっている
CM 690 III CM 690 III
下段シャドウベイも底面と前面のネジを外す事で、着脱が可能。上下段のシャドウベイを取り除く事で、フロント部に240mmサイズラジエターの「Seidon 240M」などが搭載できるという。ただしサイズが限られている事から、張り出しの大きな汎用240mmサイズラジエターは搭載できない

2.5インチ専用シャドウベイ

2.5インチドライブ専用のシャドウベイも3カ所に用意。いずれも付属のゴムブッシュ「Anti-vibration pad」をネジで固定。これを専用シャドウベイ部にある4カ所の穴にはめ込み、スライドロックさせてマウントする。3.5インチシャドウベイが排他仕様であるため、すでに多くのSSDが搭載できるワケだが、それに飽き足らない、または3.5インチHDDも複数搭載させたいユーザーには重宝するだろう。

CM 690 III CM 690 III
2.5インチ専用シャドウベイその1は、マザーボードトレイ背面に装備。マザーボードの拡張スロット辺りにレイアウトされており、PCケース背面だけでケーブル配線する事ができる
CM 690 III CM 690 III
2.5インチ専用シャドウベイその2は、5.25インチオープンベイのボトムパネルを使用
CM 690 III CM 690 III
2.5インチ専用シャドウベイその3は、ボトム部120mm口径ファン搭載スペースとの排他仕様。どれを使うかはユーザー次第というワケだ
次のページ
エアフローレイアウトをチェックする
  • << 前のページ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 次のページ >>
  • 前の記事
  • 記事一覧
  • 次の記事

RELATED ARTICLE 関連記事

  • # 温度感知モードも搭載する小型ARGBコントローラがCooler Masterから
  • # 桜デザインの高冷却Mini-ITXケース、Cooler Master「NR200…
  • # Cooler Master、ホワイト筐体の高耐久GOLD認証電源「V850 Go…
  • # E-ATXと360mmラジエター対応のベンチマーク台、親和産業「2WAY ベンチ…
  • # XIGMATEK、シームレスな2面ガラスとピンクカラーのミドルタワー「Aquar…
  • # E-ATX対応ミドルタワーPCケース、ENERMAX「MAKASHI II MK…

CLOSE UP

  • 2021年3月9日
    AMD、Zen 3採用のサーバー向けプロセッサ「第3世代EPYC」3月15日正式発表
  • 2021年3月9日
    【コレオシ】ドコモSIMも使える、機能マシマシな軽量タフネスノートの再生品が安い
  • 2021年3月8日
    コンガテック、最大8コア16スレッドのRyzen Embedded V2000搭載モジュールPC「conga-TCV2」
  • 2021年3月8日
    超薄型グラフェンヒートシンク搭載のPCIe4.0 SSD、トランセンド「MTE240S」
  • 2021年3月8日
    LEVEL∞、GeForce GTX 1650 Ti搭載の15.6型フルHDゲーミングノートPC 2機種
WHAT'S NEWを見る

CLOSE UP

  • 2021年3月8日
    LED搭載で最安クラス。Deepcool最新水冷ユニット「GAMMAXX L360 A-RGB」の実力
  • 2021年3月6日
    これで全てが分かる。Fractal Design「Meshify 2 Compact」徹底解説
  • 2021年3月4日
    高精度の色再現性を実現した32型4KUHDカラーマネジメント液晶、MSI「Creator PS321URV」
  • 2021年3月2日
    堅牢電源搭載のコストパフォーマンスMicroATXマザー、BIOSTAR「B550M-SILVER」
  • 2021年2月28日
    MSI自慢の最新クーラーTWIN FROZR 8を搭載する「GeForce RTX 3060 GAMING X 12G」

LANGUAGE

RANKING

  • 1

    これで全てが分かる。Fractal Design「Meshify 2 Compact」徹底解説

  • 2

    堅牢電源搭載のコストパフォーマンスMicroATXマザー、BIOSTAR「B550M-SILVER」

  • 3

    高精度の色再現性を実現した32型4KUHDカラーマネジメント液晶、MSI「Creator PS321URV」

  • 4

    「さらに値上がりするだろう」(3/6)・・・某関係者談

  • 5

    AMD、RTX 3070を超える性能を謳う最新GPU「Radeon RX 6700 XT」発表

BACK NUMBER

  • 2021年3月
  • 2021年2月
  • 2021年1月
  • 2020年12月
  • 2020年11月
  • 2020年10月
  • 2020年9月
  • 2020年8月
  • 2020年7月
  • 2020年6月
  • 2020年5月
  • 2020年4月
  • 2020年3月
  • 2020年2月
  • 2020年1月
  • 2019年12月
  • 2019年11月
  • 2019年10月
  • 2019年9月
  • 2019年8月
  • 2019年7月
  • 2019年6月
  • 2019年5月
  • 2019年4月
  • 2019年3月
  • 2019年2月
  • 2019年1月
  • 2018年12月
  • 2018年11月
  • 2018年10月
  • 2018年9月
  • 2018年8月
  • 2018年7月
  • 2018年6月
  • 2018年5月
  • 2018年4月
  • 2018年3月
  • 2018年2月
  • 2018年1月
  • 2017年12月
  • 2017年11月
  • 2017年10月
  • 2017年9月
  • 2017年8月
  • 2017年7月
  • 2017年6月
  • 2017年5月
  • 2017年4月
  • 2017年3月
  • 2017年2月
  • 2017年1月
  • 2016年12月
  • 2016年11月
  • 2016年10月
  • 2016年9月
  • 2016年8月
  • 2016年7月
  • 2016年6月
  • 2016年5月
  • 2016年4月
  • 2016年3月
  • 2016年2月
  • 2016年1月
  • 2015年12月
  • 2015年11月
  • 2015年10月
  • 2015年9月
  • 2015年8月
  • 2015年7月
  • 2015年6月
  • 2015年5月
  • 2015年4月
  • 2015年3月
  • 2015年2月
  • 2015年1月
  • 2014年12月
  • 2014年11月
  • 2014年10月
  • 2014年9月
  • 2014年8月
  • 2014年7月
  • 2014年6月
  • 2014年5月
  • 2014年4月
  • 2014年3月
  • 2014年2月
  • 2014年1月
  • 2013年12月
  • 2013年11月
  • 2013年10月
  • 2013年9月
  • 2013年8月
  • 2013年7月
  • 2013年6月
  • 2013年5月
  • 2013年4月
  • 2013年3月
  • 2013年2月
  • 2013年1月
  • 2012年12月
  • 2012年11月
  • 2012年10月
  • 2012年9月
  • 2012年8月
  • 2012年7月
  • 2012年6月
  • 2012年5月
  • 2012年4月
  • 2012年3月
  • 2012年2月
  • 2012年1月
  • 2011年12月
  • 2011年11月
  • 2011年10月
  • 2011年9月
  • 2011年8月
  • 2011年7月
  • 2011年6月
  • 2011年5月
  • 2011年4月
  • 2011年3月
  • 2011年2月
  • 2011年1月
  • 2010年12月
  • 2010年11月
  • 2010年10月
  • 2010年9月
  • 2010年8月
  • 2010年7月
  • 2010年6月
  • 2010年5月
  • 2010年4月
  • 2010年3月
  • 2010年2月
  • 2010年1月
  • 2009年12月
  • 2009年11月
  • 2009年10月
  • 2009年9月
  • 2009年8月
  • 2009年7月
  • 2009年6月
  • 2009年5月
  • 2009年4月
  • 2009年3月
totop

hermitage akihabara

https://www.gdm.or.jp

  • twitter
  • facebook
  • RSS
GdM
  • レビュー
    • インタビュー
    • 一点突破
    • 使ってみた
    • 撮って出し
    • 特別企画
  • ニュース
    • リリース 国内
    • リリース 海外
    • BTO
    • モバイル
    • 募集
    • イベント
    • 業界動向
    • 価格改定
    • 見出し斜め読み
    • キャンペーン
    • 障害情報
    • BTO
    • オーディオ
    • ガジェット
    • ディスプレイ
    • デスクトップPC
    • ノートPC
    • 入力デバイス
    • 携帯端末
    • その他
  • エルミタ取材班
    • その他
    • イベント 取材
    • コレオシ
    • ボイス
    • 取材ネタ
    • 展示会
  • 特価品情報
  • アキバ価格表
  • データベース
  • ショップリスト
  • エルミタージュ秋葉原とは
  • 情報・リリース窓口
  • 広告掲載希望のお客様へ
  • お問い合わせ
Copyright © 1997-2021 GDM All rights reserved.