2026.10.29 08:30 更新
2026.10.28 配信
Amazon(本社:アメリカ ワシントン州)は2026年10月29日、生成AIを搭載した次世代パーソナルアシスタント「Alexa+」の国内提供を開始した。対応デバイスを対象とした早期アクセスプログラムを同日より開始し、Amazonプライム会員は正式提供後も追加料金なしで利用できる。
「Alexa+」は、従来の音声アシスタント「Alexa」を生成AIによって進化させたサービス。日本語による自然な会話に対応するほか、ユーザーの好みや生活習慣を学習し、スマートホーム機器の操作やスケジュール管理、ショッピングなど、さまざまなタスクを支援する。
大きな特徴は、会話の文脈やユーザーの意図を理解する能力だ。一度「アレクサ」と呼びかければ、その後はウェイクワードを繰り返さずに会話を継続でき、途中で話題を変更したり、追加の質問をしたりすることも可能。また、日本独自の文化や習慣、言葉のニュアンスを理解できるよう設計されており、曖昧な表現にも柔軟に対応する。
さらに、ユーザーの好みや過去の会話内容を記憶するパーソナライズ機能も強化。お気に入りの音楽や食事の好み、家族の予定などを踏まえた提案が可能で、音声IDやビジュアルIDを利用すれば、家族それぞれに応じた応答も行える。
スマートホーム機能では、対応する照明やエアコンなどを自然な言葉で操作できる。例えば「ちょっと寒い」と話しかけるだけで室温を調整できるほか、複数の家電操作を組み合わせた定型アクションも音声で作成可能。SwitchBotやPanasonicなどのスマートホーム製品との連携にも対応する。
日常生活のサポート機能も拡充され、カレンダーへの予定登録やメールの送信、買い物リストの作成、Amazon.co.jpでの商品検索や注文支援などに対応。商品のレビューを要約したり、価格を追跡して値下がり時に通知したりすることもできる。また、取扱説明書や学校のお知らせなどの文書をアップロードし、その内容について質問する機能も備える。
エンターテインメント分野では、Amazon MusicやSpotify、Prime Videoなどと連携し、会話を通じて音楽や映像作品を検索・提案。EchoシリーズやFire TV、スマートフォンのAlexaアプリ、PCのWebブラウザ間で会話を引き継ぐことも可能で、場所やデバイスを切り替えても継続して利用できる。
国内向けサービスとの連携も予定されており、今後は「レストラン予約 powered by 食べログ」による飲食店予約、「Uber Eats」や「出前館」によるデリバリー注文、「チケットぴあ」でのチケット購入などにも対応する見込み。また、レシピサービス「デリッシュキッチン」と連携した献立提案や買い物リストの作成にも対応する。
早期アクセスは、Alexa+に対応するEchoシリーズやFire TV、Fire TV搭載スマートテレビなどのユーザーを対象に順次案内されるほか、専用ページから申し込むことも可能。利用開始後は、対応デバイスに加え、AlexaアプリやWebブラウザからもアクセスできる。
なお、早期アクセス期間中は無料で利用でき、期間終了後は月額3,000円のサブスクリプションサービスとして提供される。ただし、Amazonプライム会員については、会員特典の一部として追加料金なしで利用できる。
文: 編集部 松枝 清顕
Amazon: https://www.amazon.co.jp/

