エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.723

新世代ミドルGTX 1660 Tiの鉄板はコレ。秀作クーラー搭載のGIGABYTE「GV-N166TOC-6GD」

2019.03.05 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一

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ほどよい温度をキープ、OCにも対応できる「WINDFORCE 2X」クーラー

ベンチマークテストによるパフォーマンスチェックに続いて、動作中の挙動を冷却面から確かめてみよう。デュアルファンクーラー「WINDFORCE 2X」は、負荷がかかった際にどのように「GV-N166TOC-6GD」を冷やしているのだろうか。「3DMark」の「Time Spy Extreme」を30分間ループ動作させた際と、起動後10分間何もせず放置した状態を比較。それぞれのGPU温度とファン回転数を「GPU-Z」で確認した。

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出荷時とオーバークロック時ともに60℃台半ばから70℃程度と、良好な動作温度を維持できている。ファン回転数も稼働率は60~70%程度であり、この状態ならベンチマーク台から届く騒音もほぼ気にならないレベルだった。熱も騒音も、スマートに抑え込めているという印象だ。

また、アイドル時は「3D Active Fan」の働きでファン回転が停止するものの、その温度は最大40℃台半ばと無理のない程度。特に気を使わずとも環境に応じて最適に動いてくれる、ミドルレンジ向けでは理想的な冷却機構といえる。

ベンチマーク中の消費電力をチェック

最後は「GV-N166TOC-6GD」とCore i9-9900Kを組み合わせたシステムにおける、消費電力をチェックしよう。計測環境は上記同様で、「Time Spy Extreme」を動作させ、ワットチェッカーを用いた計測を行った。

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さすがはミドルレンジのGPUとあって、最大218Wという控えめな消費電力。NVIDIAが推奨するように、450Wクラスの電源ユニットで問題なくシステムを組むことができる。オーバークロックを施しても増加幅は30W程度、電源容量に神経質になる必要はなさそうだ。

冷却性や信頼性が絶妙にミックスされた、期待に応えるミドルグラフィックス

Turingアーキテクチャを採用したミドルレンジど真ん中のGPUとして登場したGeForce GTX 1660 Ti。いまだ対応タイトルが限定的なレイトレーシングやDLSSといった機能への対応を大胆にカットしつつ、新世代のゲームタイトル向けでは、Turing世代ならではのアドバンテージが見込める。こうしたほどよい立ち位置のGPUを待っていたという、ミドルレンジ層のユーザーは多いハズだ。真の台頭が始まるのは、市場に残るGeForce GTX 1060搭載モデルが姿を消してからかもしれないが、想定ターゲットにピタリとハマる期待のGPUといえる。

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ちなみにGeForce GTX 1660 TiにはFounders Editionが存在せず、発売されたモデルはすべてメーカーオリジナル仕様。それだけに、この「GV-N166TOC-6GD」のようなバランスのとれた装備をもつグラフィックスカードの存在が際立つ。オーバークロックにも対応可能ながら過剰すぎないデュアルファン搭載の「WINDFORCE 2X」クーラーは、ミドルレンジ向けモデルにとっては理想的な冷却機構。高品質部材で固めた電源回路など、信頼性への備えも万全だ。ハズレのないGeForce GTX 1660 Ti搭載モデルとして、売れ筋の中核を担っても驚かないだろう。

協力:GIGABYTE Technology

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