エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.664

東プレ×PFUコラボの“特別なREALFORCE” 「PFU Limited Edition」を試す

2018.06.26 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一

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今回取り上げるのは、キーボード製品としては屈指の高級モデルとして名高い東プレ株式会社(本社:東京都中央区)の「REALFORCE」シリーズ。そのラインナップに先ごろ加わった、株式会社PFU(本社:石川県かほく市)の専売モデル「PFU Limited Edition」だ。高級キーボードのトップベンダー両社による新しい協業の象徴として誕生した“コラボREALFORCE”、その出来栄えと魅力を検証していこう。
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東プレ「PFU Limited Edition」 PFU直販売価税込30,780円
製品情報(PFU

高級キーボードベンダー2社による新たな協業の象徴

東プレの「REALFORCE」シリーズとくれば、高級キーボードの代名詞として、長くキーボード愛好家の間で親しまれてきたブランドだ。昨年その「REALFORCE」が、実に16年ぶりとなるフルモデルチェンジを果たし、第2世代シリーズの「REALFORCE R2」として生まれ変わった。

その中に最近加わった異色のラインナップが、PFUの専売モデルである「PFU Limited Edition」。「REALFORCE R2」をベースにPFU特別仕様を施した、いわばコラボレーションモデルだ。

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高級キーボード市場の活性化を目指し、「REALFORCE」の世界展開について新しい協業を発表した東プレとPFU。その発表会にて、両社のコラボキーボードである「PFU Limited Edition」が披露された

「Happy Hacking Keyboard(HHKB)」でお馴染みのPFUは、上位モデルの「HHKB Professional」向けに東プレ製スイッチのODM供給を受けており、その繋がりは15年におよぶ。すでに長い協力体制を築いている両社だが、6月に開催されたプレス向け発表会では、その関係をさらに発展させる新しい協業を発表。PFUが長年にわたる海外販売のノウハウを活かし、「REALFORCE」シリーズの大々的な海外展開を手がけることが決まったのだ。

その会場でお披露目されたのが、新しい協業の象徴ともいえる「PFU Limited Edition」だった。

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東プレの技術力と、イメージスキャナで世界トップシェアをもつPFUの販売力による相乗効果を狙う。その象徴的なモデルがコラボキーボードというワケだ

PFU特別仕様の「REALFORCE R2」はどんなキーボードなのか?

さて、東プレ×PFUのコラボレーションによる「PFU Limited Edition」とは、どんなキーボードなのか。まずは概要から確認しておこう。基本的には「REALFORCE R2」をベースとした派生モデルなのだが、PFUの「HHKB Pro」ユーザーを意識したカスタマイズがキモになっている。

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6月のプレス向け発表会に登場した際の「PFU Limited Edition」。「REALFORCE R2」をベースに、「HHKB Pro」とも共通するコンセプトが追求されている

「HHKB Pro」には「REALFORCE」シリーズ同様に東プレの静電容量無接点スイッチが搭載されており、“フェザータッチ”と通称される軽くなめらかな打鍵感は、両者に共通する魅力だ。東プレでは多様なニーズに合わせて複数の押下圧仕様を用意しているが、「PFU Limited Edition」では「HHKB Pro」と同じ45g等荷重を採用。さらに「HHKB Pro Type-S」と同等の静音機能も盛り込まれている。

また、東プレ独自の「APC(Actuation Point Changer)」機能が搭載されており、入力を認識するアクチュエーションポイントを3段階から選択可能。ちょうど静音仕様とAPC機能を搭載した「REALFORCE SA(Silent+APC)」を45g等荷重仕様にしたようなモデルといえる。

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茶箱だったかつての初代シリーズとは異なり、「REALFORCE R2」は立派な化粧箱を採用している。それは「PFU Limited Edition」も同様だ
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静電容量スイッチの採用やAPC対応など、主要な機能が解説されているパッケージ。設計から生産までを東プレ相模原工場で行う、“純国産キーボード”である点もアピールされている

「HHKB」がコンパクトキーボードの代名詞的な存在ということもあり、「PFU Limited Edition」はテンキーレスモデル(「REALFORCE R2 TKL 」)のみで構成。外観上のアクセントになっているLEDインジケータのプレートは、通常ラインナップにはないカーボン調デザインが採用された。

カラーはアイボリーとブラックの2色だが、アイボリーでかな無刻印を採用しているモデルは「PFU Limited Edition」のみ。既存のシリーズにはない、複数の独自仕様が組み合わせられている。なお、印字にはキーキャップに深くインクを染み込ませる高級印字の昇華印刷が採用されており、刻印が消えにくい点も魅力だ。

ちなみに今回検証に使用するのは、アイボリーカラーの日本語配列モデル「R2TLSA-JP4-IV」。レビュー執筆時点では日本語配列のみの展開だが、7月には追って英語配列モデルの販売も開始される予定になっている。

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