エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1176
2022.08.06 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕
メッシュパネルが装着されたフロント裏手のシャーシ面には、Aspect 12 RGB Whiteが2基標準で装備されている。常時フレッシュな外気を筐体内部に取り込む重要な役割を果たし、Pop Air RGB TGの高エアフロー設計における要となっている。加えてRGB LEDイルミネーションはフロントメッシュ越しに彩りを添え、通気孔がほどよく光りを和らげている。
固定はフロントシャーシの外側で、ネジ穴は例によってスリットタイプ。140mm用ネジ穴も用意され、換装にも対応している。ラジエーターは120/140/240/280mmサイズで、そのうち140mmおよび280mmサイズに限っては、横幅が145mmまでの制限が設けられてる。
固定は筐体内側からテーパーネジを使用。両者は比較的ゆったりと間隔を保った状態で固定されている事が分かる |
トップ天板部の三角形パンチングによる通気孔部分には、120mmまたは140mmファンが最大で2基増設が可能。ラジエーターは120mmと240mmサイズのみのサポートで、幅は121mmまでに制限。なおラジエーターを搭載する場合は、マザーボードのメモリスロットにやや影響をおよぼし、高さ35mmまでのメモリに限定される事は知っておく必要がある。
背面には標準でAspect 12 RGB Whiteが装着済み。CPUソケットおよびマザーボードの電源周りの熱源に対し、熱の滞留を解消させる役割を果たしている。またオールインワン型水冷ユニットとして最もオーソドックスな、120mmサイズラジエーターにも換装ができる。
標準ファンはもちろん排気方向に固定。前面から取り入れた外気を素早く後方へ流す、最も基本的なエアフローレイアウトが構築されている |
ネジ穴はスリットタイプを採用。上下ストロークを設ける事で、ラジエーターなど固定位置の微調整ができる |