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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1121

現行最高峰の性能を実現したモンスターVGA、MSI「GeForce RTX 3090 Ti SUPRIM X 24G」

2022.03.29 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕

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GeForce RTX 3090 Ti MSI NVIDIA グラフィックスカード
今年1月のオンラインカンファレンスでは、1月末にも詳細が発表される予定だったNVIDIA Corporation(本社:アメリカ・カリフォルニア州)の最新フラッグシップGPU「GeForce RTX 3090 Ti」。その後約2ヶ月間にわたり音沙汰のない状態が続いていたわけだが、日本時間の2022年3月29日22時、遂に発売が解禁されることになった。そこで今回はエムエスアイコンピュータージャパン株式会社(本社:東京都台東区)協力のもと「GeForce RTX 3090 Ti SUPRIM X 24G」を借り受け、その実力を早速検証してみることにした。
3090tisu_03_1024x768
MSI「GeForce RTX 3090 Ti SUPRIM X 24G」 市場想定売価税込363,000円(2022年4月22日発売)
製品情報(MSI)

フルスペック版のGA102と21Gbpsの超高速GDDR6Xメモリを搭載

NVIDIAからGeForce RTX 3090の後継となる新フラッグシップGPU「GeForce RTX 3090 Ti」が遂に登場した。GPUコアは従来と同じGA102だが、これまでNVIDIA RTX A6000やNVIDIA A40などのプロフェッショナル向けにしか実装されていなかったフルスペック版を採用し、SM数は82基から84基へ、CUDAコア数も10,496基から10,752基へと拡張されている。

3090tisu_01_1024x768
GA102コアのブロックダイアグラム図。GeForce RTX 3090 Tiは、コンシューマ向けでは初めてすべてのコアが有効化されたフルスペック版を採用する

そしてメモリスピードも19.5Gbpsから21Gbpsへと高速化され、メモリ帯域は1,000GB/secの大台を超える1,008GB/secを達成している。またGPUクロックもベースクロック1,560MHz、ブーストクロック1,860MHzに引き上げられ、いずれもGA102チップの中では最高峰。これにより、8Kクラスの超高解像度環境におけるゲームプレイや、大量のメモリを使用する巨大モデルレンダリング処理などのワークステーション用途でさらなるパフォーマンス向上が期待できる。

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GPUコアにはダイサイズ628mm2のGA102を採用。また21Gbpsの超高速GDDR6Xメモリを搭載する

ただし、これらのアップグレードにより、公称消費電力は100W増えシングルGPUのグラフィックスカードとしては異例とも言える450Wまで増加。補助電源コネクタもPCI-Express5.0互換の16pinコネクタになり、変換アダプタではPCI-Express 8pinx3のコネクタが必要になる。

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GeForce RTX 3090 Tiでは、補助電源コネクタにPCI-Express5.0互換の16pinコネクタ「12VHPWR」を採用する
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MSI RTXシリーズ最上位「GeForce RTX 3090 Ti SUPRIM X 24G」

3090tisu_07_1024x768

そんなGeForce RTX 3090 Tiを採用するオリジナルモデルが、今回の主役である「GeForce RTX 3090 Ti SUPRIM X 24G」だ。MSIのグラフィックスカードとしては最上位「SUPRIM」シリーズに属する製品で、まさにGeForce RTX 30シリーズとしては最高峰に位置づけられるモデルと言っていいだろう。

VGAクーラーには3基の「TORX FAN 4.0」を搭載する、MSIの最新3連ファンクーラー「TRI FROZR 2S」を採用し、静音性を重視した「SILENTモード」(評価サンプルの標準設定)と、冷却性能を重視した「GAMINGモード」の2種類のファンモードを選択できる「デュアルBIOS」や、低負荷時にファンの回転を停止するセミファンレス機能「ZERO FROZR」も備える。

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「SUPRIM」シリーズではおなじみの白をベースに製品画像が大きく描かれたパッケージ。サイズは実測で幅425mm、奥行き282mm、高さ129mmで、ハイエンドグラフィックスカードらしくかなり大きい
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パッケージの裏面には搭載するクーラーや製品の特徴が記載されている クイックユーザーガイドやカタログ、グラフィックスカードの装着方法が描かれたマンガ冊子などは黒い封筒にまとめて収納されている
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グラフィックスカードの歪みやスロットの破損を防ぐためのグラフィックスカードスタンド 幅380mm、奥行き240mmの大判マウスパッドも標準で付属する

またクーラーカバーには「Mystic Light」対応のRGB LEDイルミネーション機能を搭載し、マザーボードやメモリだけでなく、液晶ディスプレイやキーボード、マウスなど、システム全体で統一したライティングを楽しむことができる。

スペックについては原稿執筆時点でMSIから詳細情報を入手できていないため公称値は不明だが、「GPU-Z 2.45.0」の結果を確認するとベースクロックは1,560MHz、ブーストクロックは1,950MHz、メモリクロックは21Gbpsで、ブーストクロックは定格から90MHz引き上げられていた。

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「GPU-Z 2.45.0」の結果。ブーストクロック1,950MHzで、実際のテストでは最高2,055MHzまで上昇することが確認できた

また「SUPRIM」シリーズでは、これまでも「MSI Center」に動作クロックをさらに引き上げる「Extreme Performanceモード」が実装されていたことを考えると、「GeForce RTX 3090 Ti SUPRIM X 24G」にもより高クロックなモードが用意されているのは間違いないだろう。

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製品の詳細スペックが判明したためスペック表を追加しました(22:10)

なおMSIではGeForce RTX 3090 Ti搭載グラフィックスカードのバリエーションモデルとしてVGAクーラーに「TRI FROZR 2」を搭載する「GeForce RTX 3090 Ti GAMING X TRIO 24G」もラインナップ。発売は「GeForce RTX 3090 Ti SUPRIM X 24G」より早い4月6日で、市場想定売価は税込346,500円。

msi3090tig_01_1024x768
MSI「GeForce RTX 3090 Ti GAMING X TRIO 24G」 
市場想定売価税込346,500円(2022年4月6日発売)
製品情報(MSI)
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VGAクーラーは「TRI FROZR 2」で、裏面にはバックプレートを搭載する
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厚さはブラケットと同じ3スロットで、「GeForce RTX 3090 Ti SUPRIM X 24G」よりは若干薄くなっている
msi3090tig_02_1024x768 msi3090tig_03_1024x768
「GeForce RTX 3090 Ti GAMING X TRIO 24G」では、「GAMING」シリーズおなじみのブラックを基調にしたパッケージを採用
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