エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.732

一見シンプルだけど実は複雑なMini-ITXアルミ筐体。STREACOM「DA2」解剖

2019.04.10 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕

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Streacom(本社:オランダ)のMini-ITXケース、「DA2」に注目していた人は多いだろう。見るからにコンパクトな容量17.5リットルの筐体に、280mmサイズラジエターが搭載可能。遅れに遅れた販売開始は、妥協せずに改良を重ねた結果だという。今回は海を越えて直接編集部に届けられた評価サンプルを手に、Streacomの自信作をじっくりチェックしてみたい。

やっと発売に漕ぎつけた「DA2」

STREACOMと言えば、日本市場ではオリオスペック(店舗:東京都千代田区)が販売代理店を務め、これまでにも検証済みのCube型ファンレス筐体「DB4」や、組立式ベンチテストテーブル「BC1」など、アルミニウム素材を使った、強く印象の残る製品を多数リリースしている。

そして今回の主役である「DA2」は、2019年1月より国内でも販売が開始されたアルミ製Mini-ITXケースだ。

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「DB4」 「BC1」
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STREACOM「DA2」 ブラック(SKU: ST-DA2B)
製品情報(STREACOM

そもそもこの「DA2」、実は2018年6月頃より編集部への打診があり、当初のスケジュールでは2018年8月には製品が完成する予定だった。しかし紆余曲折、ここからが長い道のりで、妥協しないSTREACOMは納得のいく製品版を作り上げるまで、約半年もの時間を費やした。

さすがに立ち消えになったかと思っていた矢先、ようやく販売された「DA2」は、勢いよくブラックが完売。執筆時点ではシルバーのみオリオスペックにより在庫販売が行われている。ちなみに売価は税抜29,800円。決して安くはない。

da2_02_1024x768 2019年4月現在、国内正規流通品として入手できるのはシルバー(SKU: ST-DA2S)のみ。なおオリオスペックに入荷状況を確認したところ、現時点ハッキリとした再入荷時期は未定とのこと。シルバーも20台を切っているため、のんびりと検討している時間はなさそうだ

スペック表に見るSTREACOM「DA2」

「DA2」はどんな性格の持ち主なのだろう。スペック表により、その概要を掴んでおく。対応フォームファクタはMini-ITXで、STREACOMではより正確に「SFF(スモール・フォーム・ファクタ) Mini Tower」と表記され、マザーボードサポート覧にMini-ITXが記されている。

外形寸法は幅180mm、奥行き340mm、高さ286mm。高さ以外をみれば、この程度のサイズに収められたMicroATXタワーがあってもおかしくはない。とは言え、容量はわずかに17.5リットル。さすがに内部容積は狭い事が分かる。

なお素材は「アルミニウム 6063」で、代表的な押し出し用のアルミ素材として建築資材などでも広く活用されているもの。ほどよく強度も保たれ、PCケース用のマテリアルとして用いられる事が多い。ちなみに重量は3.9kg。コンパクトながら、なかなか頼もしい。

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「DA2」の構成パーツ配置図。主要コンポーネントが行儀良く収まっている事が見て取れる
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