エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.704

TDP500W+対応の魅せるRyzen TR専用水冷ユニット、ENERMAX「LIQTECH TR4 II」

2018.12.22 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹

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従来の2倍となる最高32コア/64スレッドを達成し、名実ともにコンシューマ向け最高峰のパフォーマンスを実現した、第2世代Ryzen Threadripper WXシリーズ。その代償としてTDPも180Wから250Wへ70Wも増加し、これまで以上に冷却が難しくなっている。そんな第2世代Ryzen Threadripper WXシリーズへの完全対応を謳うのが、ENERMAX(本社:台湾)のオールインワン水冷ユニット「LIQTECH TR4 II」シリーズだ。TDP500W+という高い冷却性能に加え、アドレサブルRGB LEDを搭載し、今どき仕様に生まれ変わった最新モデル。今回は、日本法人の株式会社クーラージャイアント(本社:埼玉県川口市)より、360mmサイズラジエターを採用する「LIQTECH TR4 II 360」(型番:ELC-LTTRTO360-TBP)を借り受け、気になる実力を検証していく。
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ENERMAX 「LIQTECH TR4 II 360」市場想定売価税込27,800円前後(発売中)
製品情報(株式会社クーラージャイアント

アドレサブルRGB LED搭載のRyzen Threadripper専用オールインワン水冷

今回取り上げるENERMAXの新作「LIQTECH TR4 II」シリーズは、AMDのハイエンドCPU Ryzen Threadripperのために開発されたオールインワン水冷ユニットだ。昨年9月に発売が開始された「LIQTECH TR4」の正当後継にあたるモデルで、ウォーターブロック部分に「Aurabelt」と呼ばれる、アドレサブルRGB LED機能が追加されているのが最大の特徴だ。

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ウォーターブロックには「Aurabelt」と呼ばれるアドレサブルRGB LED機能を搭載。さらに“ENERMAXロゴ”にもLEDが内蔵されている

なお製品にはマザーボードの3pin端子に接続する「RGB Sync Cable」が付属し、ASRock「Polychrome Sync」、ASUS「Aura Sync」、GIGABYTE「RGB Fusion」、MSI「Mystic Light Sync」による制御が可能。さらに10種類のエフェクトやスピード、カラーをコントロールする「RGB Control Box」が付属し、アドレサブルRGB LED非対応のマザーボードでも多彩なイルミネーションを楽しめる。

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「RGB Control Box」が付属し、「LIQTECH TR4 II」単体でもイルミネーションを変更できる

またRyzen Threadripperのヒートスプレッダを100%カバーする大型の銅製受熱ベースや、クーラント液の循環効率と熱伝導性能を最大限に高めた、中央スリットを備えるマイクロフィン構造「シャント・チャンネル・テクノロジー」(SCT:Shunt Channel Technology)、一般的なオールインワン水冷ユニットの7倍の出力を誇る450L/hのハイパワーポンプ「EF1」など、「LIQTECH TR4」の高冷却設計はこのモデルでも踏襲されている。これにより、第2世代Ryzen Threadripper WXシリーズの250Wを遥かに上回る、TDP500W+という、非常に高い冷却性能を実現しているワケだ。

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「シャント・チャンネル・テクノロジー」によって、熱伝導効率は30%以上向上しているという
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Ryzen Threadripperのヒートスプレッダ全体をカバーする大型銅製ベース(左)や、450L/hの高出力ポンプ(右)を組み合わせることで、TDP500W+という高い冷却性能を実現

製品ラインナップは、今回検証する360mmラジエターモデル「LIQTECH TR4 II 360」を筆頭に、280mmラジエターの「LIQTECH TR4 II 280」、240mmラジエターの「LIQTECH TR4 II 240」の計3モデル展開。またほぼ同等の構成で、ユニバーサルマウンタを採用する汎用モデル「LIQTECH II」シリーズも用意されている。

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グレーをベースに、アドレサブルRGB LED対応が謳われたパッケージ。サイズは実測で445×205×140mm
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