エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.686

これで全てが分かる。Thermaltake「Level 20 VT」徹底解説

2018.09.28 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕

  • rss
  • Twitter
  • Facebook
  • google+
  • hatena
  • pocket

底面を解放して電源ユニットを搭載する

電源ユニットは2層構造の内、1階後方部分にマウントする。この作業を行うには、まずは2本のインチネジで固定されているボトムパネルを取り外さなければならない。通常取り外しが想定されていないが、Cube型の「Level 20 VT」では底面が解放状態になるため、ミドルタワーPCケースではあり得ない組み込み作業のし易さが新鮮に感じる。

有効スペースは奥行き200mmまで。搭載テストに用意したのは「TOUGHPOWER iRGB PLUS PLATINUM」シリーズに属する、850Wモデル(型番:PS-TPI-0850F2FDPJ-1)で、140mm口径ファンを搭載し、奥行きは160mmだ。

20vt_51_1024x768
ボトムパネル全面解放状態だけに、インストールはし易いものの固定には多少にコツが必要

インストール自体は所定の空きエリアにボディを載せて、背面からインチネジ「Screw # 6-32 x 6mm」で固定するのみ。ただし「Level 20 VT」では「PSU Bkt」なる2本のブラケットを使用してマウントするため、ちょっとした一手間が必要なのだ。
 まずは付属品の中から「PSU Bkt 1」にゴム製のラバー「PSU Rubber」を装着。「PSU Bkt 2」をL字にした状態にネジ留めし、電源ユニットの固定補助を行う。ブラケットのジョイントには「Screw # 6-32 x 6mm」を使用するが、先にL字型を作ってしまうと電源ユニットがインストールしにくい。搭載テストではおおよその位置決めと借り固定をした後にネジ留めを行った。恐らくそれが正解だろう。

20vt_55_1024x768
200mmの有効スペースに奥行き160mmの電源ユニットを搭載。フルモジュラー式の電源ユニットはコンパクトながらコネクタの抜き挿しを行うストロークの確保も想定しなければならない。「Level 20 VT」では十分に確保できている
20vt_59_1024x768 ボトムパネルには電源ユニットの吸気ファン部に通気孔を設け、後方スライド着脱式防塵フィルタでホコリの侵入を防止。素材はABS樹脂製だけに水洗いもできる

ケージタイプのシャドウベイユニットに3.5インチHDDを搭載する

このタイミングでストレージをマウントしておこう。まずは1階部分に装備されるケージタイプの3.5インチシャドウベイユニットだ。2.5インチSSDの底面ネジ留めにも対応する専用トレイは、左右各2本の突起があり、これに3.5インチHDDのネジ穴をはめ合わせる。これをユニット部にスライド固定すればいい。

20vt_57_1024x768 20vt_58_1024x768
若干の形状は違うものの、3.5インチ専用トレイの扱い方はほぼ共通。マニュアルを見ずとも誰でも固定はできるだろう。なおコネクタ位置は一方向になるので、画像を参照のこと
20vt_56_1024x768
3.5インチHDD装着後の専用トレイは、側面の開口部からインストールは可能。ただしボトムパネルが解放できるため、電源ユニット固定時に作業すれば、もっと楽にトレイの出し入れができる

縦置き2.5インチ専用カートリッジにSSDを搭載してみる

2.5インチSSDの専用収納スペースは、右サイドパネル側にある。縦置き2.5インチ専用カートリッジは計3つ固定されており、ここに上から2.5インチSSDをスライド挿入すればロックが掛かる仕組み。工具を必要とせずにマウントができる。なお専用カートリッジはハンドスクリュー1本で固定されており、余分にネジ穴を設ける事で、固定位置を変更する事が可能だった。SATA電源コネクタの間隔が十分ではない場合、2台を接近して固定すればいい。なかなか良く考えられている。

20vt_62_1024x768
等間隔に固定した縦置き2.5インチ専用カートリッジとSSD。コネクタは自ずと上向き設置になる
20vt_64_1024x768 20vt_63_1024x768
専用カートリッジはハンドスクリュー1本で固定。固定用ネジ穴が合計7つ用意されているため、固定間隔の細かな調整ができる

「Level 20 VT」におけるケーブルマネジメント

ミドルタワーPCケースのように定義しにくいのが、ケーブルマネジメント機構だろう。2階部分にマザーボードを水平設置するため、一般的な背面とサイドパネル間を利用する”裏配線”は成立しない。それでもフロントアクセスポートやスイッチ類等のケーブルや外部USB、音声入出力端子といった、どんなマザーボードでも必ず接続する必要のあるケーブルの通り道として、マザーボードトレイと左サイドパネル間には実測10mmの隙間が設けられていた。さらにフロントパネルとマザーボード間は、トレイ部分が大きくカットされており、ボトムマウントの電源ユニットから伸びるケーブルは、ここを経由し、さらに底面に余ったケーブルを設置する事になるだろう。なにせ4面を強化ガラスで覆われた”シースルーPCケース”だけに、できる限り美しい配線を心掛けたい。

20vt_65_1024x768
totop