エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.663

AntecのフラッグシップGOLD認証電源「High Current Gamer Extreme」検証

2018.06.23 更新

文:テクニカルライター・藤田 忠

  • rss
  • Twitter
  • Facebook
  • google+
  • hatena
  • pocket

GeForce GTX 1080 Ti×2のハイエンド構成で実動テスト開始

hcg1000_62_1024x768
テスト環境では2枚のGeForce GTX 1080 Tiを使い2-way SLIを構築。またCPUの冷却にはAntec製オールインワン水冷クーラーを使用した

画像による検証が一通り終了したところで、ここからは「HCG1000 Extreme」を実際にPCに組み込み実動テストに移ることにしよう。テスト用のPCにはIntel Core i7-8700KやGeForce GTX 1080 Tiを2-way SLI構成で搭載したハイエンドゲーミングPCを用意し、ストレステストや各種ベンチマークテスト、実際のゲームなどを使い、その挙動をチェックすることにした。

hcg_101_testspec_600x224
hcg1000_63_1024x768 今回テストで使用したグラフィックスカードはColorful「iGame GTX1080Ti Vulcan AD」。補助電源コネクタは8pin×2が必要になる

基準電圧をチェックする

まずは+12V、+3.3V、+5Vの基準出力となる、負荷をかけないアイドル状態の各電圧を確認していこう。なお各出力の計測には「AIDA64 Extreme Edition」の「System Stability Test」を使用し、出力波形と最大/最小/平均値を記録している。

hcg1000_64_1024x768
「AIDA64 Extreme Edition」の「System Stability Test」
hcg1000_65_1024x768
アイドル時の各電圧の最大/最小/平均値

負荷のないアイドル状態の波形はフラットだが、+12は12.000V、+5Vは5.016Vで定格ギリギリ、+3.3Vについては3.280Vで定格割れになっている。「HCG Extreme」シリーズはデジタル制御ではなく、信号遅延を嫌うオーディオ機器などで使われるアナログ制御を採用している。そのため、どうしてもブレが出るがAntecでは±3%までの電圧出力を許容範囲(ATX規格の下限は5%)としているとのことだ。なお、その他のIntel Z370マザーボードやAMD X470マザーボードでも検証してみたところ傾向は同じだった。基準電圧の高さでフォローする電源ユニットも多いなか、定格ギリギリを攻める設定なのは、ハイエンド向け電源ユニットを新たに投入するAntecの自信の表れだろう。

totop