編集部で使ってみた

Coffee LakeでローエンドCPUはどう変わった?Intel「Celeron G4900T」検証

2018.05.05 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹

  • rss
  • Twitter
  • Facebook
  • google+
  • hatena
  • pocket
4月3日16時に一挙17モデルが投入され、ようやくすべてのラインナップが出揃ったIntel Corporation(本社:アメリカ カリフォルニア州)のメインストリーム向けプロセッサ“Coffee Lake”。コア数の増加により大きく性能を伸ばしたCoreシリーズにスポットが当たる一方で、クロックアップ以外は小幅な変更にとどまるPentium Gold/Celeronシリーズはほとんど話題にのぼらない。とは言え、5,000円前後からという安価な価格設定に惹かれ、気になっているという人もいることだろう。そこで今回の撮って出しレビューでは、最もローエンドな「Celeron G4900T」を編集部で購入し、以前詳細検証をお届けした“Skylake”世代の「Celeron G3900T」と徹底比較。その実力を検証してみることにした。
Celeron_4900T_901_1024x768
Intel「Celeron G4900T」市場想定売価税込5,500円前後(2018年4月3日発売)

未だIntelの独壇場。ローエンド帯を牽引するPentium Gold/Celeronシリーズ

昨年3月に登場したAMD Ryzenシリーズによって、一気に競争が激化したミドルレンジからハイエンドクラスのCPU。その一方で、10,000円以下のローエンド帯には対抗となる製品がなく未だIntelの独壇場だ。そのためかCoffee Lake世代の新モデルでもコアマイクロアーキテクチャの変更とクロックアップ以外に大きな変更点はなく、CPUのコア数はPentium Goldシリーズが2コア/4スレッド、Celeronシリーズが2コア/2スレッドのまま。キャッシュメモリは前者が3MBから4MBに増量されているものの、Celeronシリーズでは残念ながら2MBのまま据え置かれた。

20180403_intel_1024x768_02 20180403_intel_1024x768_01
Kaby Lake世代より名称が変更されたPentium Goldシリーズはリテールモデル3種、省電力向け“T”シリーズ2種の計5モデルが販売中 Celeronシリーズはリテールモデル2種、省電力向け“T”シリーズ1種の計3モデル

また内蔵グラフィックスについても、Kaby Lake世代と同じIntel UHD Graphics 600シリーズを採用し、動作クロックなどにも大きな違いはなし。なお製品の型番については、対応チップセットがIntel 100/200シリーズからIntel 300シリーズに刷新されたため、Pentium Goldシリーズが4000番台から5000番台へ、Celeronシリーズが3000番台から4000番台へと繰り上がっている。

Celeron4900T_001_Spec_600x555

Coffee Lakeの最エントリーモデルCeleron G4900T

Celeron_4900T_902_1024x768

今回の主役であるCeleron G4900Tは、TDPを35Wに抑えた“T”シリーズに属するデスクトップ向け省電力モデル。Hyper-Threading非対応のデュアルコアCPUで、コアクロックは2.90GHz、スマートキャッシュは2MB。内蔵グラフィックス機能はベースクロック350MHz、最大クロック1.00GHzのIntel UHD Graphics 610で、Coffee Lake世代のプロセッサでは最もロースペックな製品に位置づけられている。

20180403_intel_1024x768_04 これまで通り“T”シリーズはバルク版のみの提供で、CPUクーラーとの同時購入が必須となる

メモリクロックは上位モデルとの差別化のためDDR4-2400のデュアルチャネルに制限されるが、最大64GBまで増設可能。また3画面の同時出力をサポートするマルチディスプレイ機能や、AMD CrossFire X/NVIDIA SLI向けレーン分割に対応する16レーンのPCI-Express3.0(1×16、2×8、1×8+2×4)など、基本的な機能については上位モデルと大きな違いはない。

Celeron4900T_002_Spec_detail_600x241 - コピー
totop