エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.639

これで全てが分かる。CORSAIR「Obsidian 500D」徹底解説

2018.02.27 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕

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360mmサイズラジエターの簡易水冷ユニットを搭載する

組み込みセッションの最後に、オールインワンタイプの水冷ユニットを搭載してみたい。
 「500D」のラジエター搭載スペースは3箇所。うち、最も大型のラジエターが搭載できるのはフロントパネル裏手になる。そこで120mm口径ファン3基により高い冷却能力が期待できる、360mmサイズラジエター採用のCORSAIR「H150i PRO RGB」を用意した。

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H150i-PRO-RGB_1024x768a-1-1024x768 CORSAIR「H150i PRO RGB」・・・2019年1月27日より販売が開始された「Hydro PRO RGB」シリーズのCorsair Linkに対応した360mmサイズラジエター採用モデル。RGBイルミネーションを搭載したポンプヘッドを搭載する

ラジエターを搭載する作業を容易にしてくれるのが、ハンドスクリュー2本で固定されている、トレー形状の専用ファンマウントだ。狭い筐体内部で作業する必要がなく、トレーを外した状態でラジエターと冷却ファンをネジ留め。完成した状態で、専用ファンマウントを元の場所に戻せばいい。

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筐体内部の狭いスペースから解放され、楽な状態でラジエターが搭載できる点は、大いなるメリット。煩雑な組み込み作業の効率は劇的に向上する
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フロントパネル裏に360mmサイズラジエターを搭載。ネジ穴の位置も相性が良く、無理なく固定ができた。サスガに同一ブランドとあって「500D」には「H150i PRO RGB」がベストチョイスと言えるだろう

ちなみに360mmサイズラジエターの厚さは27mm。冷却ファンは25mm厚なので、単純計算では52mmのスペースが必要になる。実際に搭載してみたところ、奥行き300mmmのグラフィックスカードまでは約72mm、マザーボードまでは約125mm、電源ユニットまでは約110mmの距離を残した。

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各構成パーツの居住性は申し分なし。まずはおとなしく組み込んで、徐々にドレスアップを楽しむもよし。ベース筐体としての拡張性を十分に備えた1台だ

総評:じっくり自作PCを楽しみたいなら

久しぶりにCORSAIRブランドのPCケースに触れた。何を隠そう筆者の執筆用PCケースはMicroATX筐体の「350D」で、CORSAIR製品長年の愛用者でもある。そんな縁もあって、CORSAIRは気になるメーカーのひとつだ。

今回は「もし購入するなら」という私的なテーマをひっそりと掲げ、検証を進めたが、日頃ドレスアップにはさほど興味が無い筆者でさえ、”ちょっとやってみようか”という気にさせる。

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昨今の自作PC事情が反映されての事だろう。「500D」の内部設計は思いの外シンプルだ。広い内部空間はDIY水冷の構築に向き、対応パーツ同士を連動させて発光を制御するRGB LEDイルミネーションによる装飾も楽しそうだ。右側面まで強化ガラス製にする事で、ケーブルマネジメントにも気配りが必要になり、あれこれ頭を悩ませる事で自ずとスキルも身について行く。これまで気にも留めなかったドレスアップパーツを知り、新たな自作PCの楽しみ方が見つけられるかもしれない。

この手のPCケースで共通するのは、組み込みが完成して終わりではないこと。「500D」には自作PCに必要なイマドキの要素が全て詰め込まれている。じっくり自作PCを楽しみたい人には、ピッタリの1台ではないだろうか。

協力:CORSAIR
株式会社リンクスインターナショナル

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